見出し画像

[其の五十二] 美保神社


神様お菓子、52品目です。


今回は出雲旅をした後に作った『出雲』のお菓子で、お皿に入れられなかった、美保神社さんのお菓子です。

↓出雲旅の美保神社さんについては、こちら。


↓出雲のお菓子は、こちら。


出雲プレートの中で美保神社さんで感じた雰囲気のお菓子はひとつだけ、入れてました。


美保神社さんで感じた『風』、
境内の清々しい空気と雰囲気、
そして竹の香り、
などをお菓子で表してみました。
(詳細は上の出雲のお菓子の記事に書いてありますので、興味を持たれた方は読んでみてください。)



では、今回作ったお菓子はこちらです。


クロモジもこみこみで感じていただけたら、嬉しいです。



左側のお菓子から。


白あんを丸めて、米粉と白玉粉と砂糖を混ぜて作ったういろう生地で包みました。
白い生地の中に、紅い生地を重ねているので、お菓子の表面にうっすら中の紅い生地が透けて見えて、ほんのり桃色に見えます。

美保神社さんで感じた『白』『紅』。
そして、ミホツヒメ様から感じた『桃色』。
境内の中で感じたやさしく包み込んでくれるような雰囲気。
などを表してみました。




次に右側のお菓子です。


小豆をたいて、粒を残したあんこを作り、
山椒の粉を入れて、山椒味のあんこにして。
 寒天粉でかためて、ようかんを作って。
 柱や梁のように長四角に切って。
 米粉と水で作った生地をまわりにつけて、
焼きました。



参拝中にご祈祷が始まって、巫女さんたちの舞を見させていただいている時。
ふと柱や梁などをみていると、神職さんたちの楽器の音が、四方は開け放れているのに、中で大きく、とても心地よく響いていました。
その時の柱や梁が印象に残っていたので、お菓子で表してみました。

柱や梁などの木の中には、今までご祈祷の際に奏でられた音や想いが染みて、残っているように感じて。
そのひとつひとつの音を小豆の粒で表現してみたかったので、このような形にしました。
白い生地で包んだのは、その音や想いを大切に感じている美保神社さんの神様たちや神職さん、地元の方々のやさしさや温もりを表したかったので。
ようかんをやさしく包んでみました。

ようかんの断面の様子。
粒々がこのように残ってます。



5月に参拝させていただいてから、この2つのお菓子のことがずっと心にあったので。
今回作れて、とても嬉しかったです。



余ったういろう生地も白あんを入れて、
丸めてみました。片栗粉をつけてないので
つやつや✨
白いお菓子はクシヒコ様。
紅いお菓子はミホツヒメ様に見えました。
御二人仲良くされているのを感じると、
心があったかくなります♡


美保神社さん、また行きたいです。






ありがとうございます☺️これからも自分が感じたことを楽しく表現し続けていきたいと思います。