お墓参りに行ってきました

先日、今年に入って初めてのお墓参りに行ってきました。
お墓に入っているのは私を育ててくれた祖父母と、会ったことのない幼くして亡くなってしまった叔母の3人です。
墓地にはお地蔵様や菩薩様もおられるので、ご挨拶もしながら、ひとりでお墓の前で祖父母にいろいろお話ししました。

そしてしみじみ、私は可愛がられていたんだなぁと本当に嬉しくなりました。
私にはちゃんと両親はいましたが、様々な事情があって、小学３年生までは祖父母の家で育ちました。（ちゃんと両親にも毎日会えましたよ）

祖母は厳しかったけど、打たれたりしたことはなかったような気がします。
母から殴られたことの方がよく記憶に残っています。

祖母の生き方を思い出していて、とても丁寧な生活をしていたなぁ、と今更ながらに思います。掃除も隅から隅まで綺麗にしていました。料理をするときも、野菜を使う際には、くず野菜であっても尻尾の方まで丁寧に使っていました。
私は一人で空想に耽ったり、本を読んだり、絵を描いたりして過ごすことが好きな子どもだったし、非常に不器用でもあったので、祖母は私に台所仕事を教えようとはしませんでした。
今、思うと非常に勿体無いと思うのですが、それでも祖母の生き方のかけらは私の中で生きているので、それでいいのだと思います。

今年は「丁寧に生きる」というのが目標ですが、祖母がもう私に手本を見せてくれていたのだなぁと、お墓の前で心から感謝したのでした。