スマホが使えなければ飯も食えない!年寄り夫婦海外へ行く
外に出てみないと気がつかないことがある。
今やIT化に遅れをとり、高齢化社会へと進んでいる日本。
かつては技術大国、お金持ちの国だったはずなのに。
夫婦で4年ぶりの海外旅行、モルジブに行って来た。
世界中のデジタル化はこの4年という年月で、大きく進んだと思う。
今やスマホが使えない高齢者は、もう海外旅行には行けないとさえ思ってしまう。とはいえスマホ世代の人達にとっては、すでにあたり前なのだろうけれど。
年寄り夫婦、いざ日本出国!
顔認証ゲートでパスポートをセット。
ところがなぜか私の顔認証ができない。何でだ?
すると係員が遠くからこっちに向かって叫んでいる。
「マスク!マスク!」
こんなことから、これからの旅行が始まるのだった。
かつてあった滞在先の紙の入国カードは今はもうない。
72時間前にスマホで申請をし登録をしなければならない。
成田でもチエックイン時に提示を求められ、これは大丈夫とドヤ顔をする。
ところが入国審査の時にスマホがなぜかうまく繋がらない。
焦る。やり直す。。さらに焦る。。。またやり直す。。。。
入国審査官がどんな顔をしていたのか、そんな余裕もなく、
「もういい!行け!」と言われ無事?通過。
モルジブはひとつの島がひとつのリゾートホテルとなっている。
島の絵が描かれたイラストの地図が欲しい。
しかし紙の地図はなくスマホで見るようにと言われる。
そうか~マップか~ 何だか味気ない。
そしてホテルのアプリを入れ、すべてはここから始まる。
やりとりはLINEで繋がる。
あれこれ教えてもらいながら、ここまでかなりの時間がかかる。
スマホ世代なら数分だろう。
レストランの予約からメニュー、アクティビティーの予約すべてをスマホからやらなければならない。
今や老眼が進んできた目にはスマホの字はちっちゃい。
翻訳は変ちょこりんな日本語で出てくる。
ここで老夫婦、日本の温泉旅館のおもてなしがしみる。
今回の旅行はリゾートでのんびりと思っていたのだけれど。
スマホやPCを見ない日があったら、何か大切なことに気がつくのかも知れないと思っていたのだけれど。
気がつけば無意識にスマホの電源をポチッとしている毎日。
ポチッとしなければならない毎日。
これからの時代、どこにいてもデジタルデトックスはかなり難しい課題となりそうな気がする。
もし世界中で何らかの通信障害があり、スマホやPCがまったく使えない状態になったら、社会は想像もつかないほど混乱するであろう。
と映画のようなシーンを想像するのは私だけだろうか。
モルジブ旅行次回に続きます。
お茶にしましょう
時を止めて
海を眺めながらお茶の時間
スマホはOFFにしておきます
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