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ねぇ〜あなたは今どうしているの?流れる雲に聞いてみた
今この時この姿の雲を写真に残しておきたくて、私は今日も空を見上げています。
今まで多くの人に出会って来ました。
そこには、まるで流れる雲のように過ぎ去っていってしまった人がたくさんいます。
ポッカリと青空に浮かぶ孤独の雲のような人がいました。
その姿は決して自分を失うことなく流れて行きます。
きっと私は今までそんな力強い人に憧れていたのでしょう。
朝日を受けて金色に輝く雲の美しさに憧れるも、やがて消えていく雲のような人もいました。
私の中で憧れと嫉妬はきっと紙一重だったのかもしれません。
ふわふわと誰にでも優しい雲のような人もいました。
その優しさゆえ、少しの風にも飛ばされ散っていくその姿は儚いものでした。
しかし私にはどうすることも出来なく、ただその姿を見ているしかありませんでした。
ときに、重く腹黒い雲のような人に振りまわされたこともありました。
どこまでも続く憂鬱の先に青空は見えませんでした。
あの時の雨はきっと私の涙だったに違いありません。
深い霧のように姿かたちがないような人もいました。
決して本音を語ることはなく、私にとってはどうしても理解できない人でした。
空一面に広がるウロコ雲のような人もいました。
その弾け飛ぶ姿は私にとっては少しうるさい存在でしたが、それでも一緒に楽しんだ日は、今思えば良い思い出となっています。
時々、遠い昔の彼氏を思いだすことがあります。
優しさに甘えてばかりの私だったと思います。
幸せの中では気がつかなかった優しさは、いなくなって気がついても、もう遅いのでした。
遠く遠く流れて行った雲のような私の思い出です。
毎日同じように思える日々も、決して同じ日は来ません。
今日も雲はどんどん姿かたちが変わって行きます。
今ならきっと私はあの優しい雲に気がつくことが出来るでしょう。
空を見て思います。
ねぇ~あなたは今どうしているの。
あなたは今、何を思っているの。
今も変わらず元気していますか?
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お茶にしましょう
干し柿 たまにはこんなおやつもいいでしょ。
自然な甘さはなんだか子供の頃を思い出します。
今日は緑茶がいいかしらね。