きのう何食べた?#23
おそばせながら…
きのう何食べた?23巻を
読みました(^^)/
ネタバレあるので
この先は個人の判断で
お願いします。
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22巻で、
小日向さんとジルベールの結婚式。
まあ、この2人は早かれ遅かれ
盛大な結婚式をやるだろうと
予想していたので
特に何も思わなかったのですが!
まさかの!
シロさんとケンジが結婚式するなんて!!
と、1番驚くストーリーが描かれていて
心が忙しくなりました。笑
最近は少し丸くなっているけど
シロさんの意地で(?!)
結婚式なんて絶対やらないんだろうな、
きっとペアリングが限界だろうな、
と勝手に思っていました。
もし、やるとしても
定年して何年かして…
誰もよばないで2人だけで…
とか、かな〜(*_*)
なんて予想していたのですが、
そのシロさんが、
23巻で60歳還暦を迎えて
しかも、その誕生日に
結婚式をするだなんて(#^^#)
驚きやら、心配やら、
嬉しいやら、感動やら…
なんやらかんやらと、
わたしの心は感情が入り乱れて
ぐちゃぐちゃになりました。
実は、わたしが何食べに
ハマった理由の1つに
"結婚に囚われない結婚"を
受け入れる、みたいな部分があります。
シロさんとケンジは
今の段階では同性婚なので
法的に結婚は出来ませんが、
それ以外の部分は
男女の結婚と変わりません。
わたしは、現在長く
交際しているパートナーがおりますが、
パートナーには恋愛継続の意志はありますが、結婚の意志がありません。
しかし、わたしは
結婚経験もなく、その大変さを知らぬが故、
当初から結婚願望があり、
当然、いまのパートナーとは
交際を決めた時から
結婚を意識していました。
パートナーには過去に結婚経験があり、
結婚の粋も甘いも経験済、
結婚したらお互いに幸せではいられなくなるという心の傷みたいなもの抱えていて
それを塗り替えることが出来ません。
わたしは、20代の頃には
いつか気持ちを変えられると希望を持っていたし、自分の結婚願望を諦めることが出来ずとても苦しい時期がありました。
でも、結婚は1人では出来ないし
相手の都合、意見ありきです。
自分はとても苦しい、
でも大好きな人の意見を
ねじ伏せてまで自分の気持ちを優先出来ないことは1番の葛藤であり課題でしたので
結婚しないなら別れるという
判断はしてきませんでした。
パートナーが毎回言う
"結婚"しなくても
これからもずっとこうやって
一緒に居るんだからいいじゃない。
結婚はしない。紙(婚姻届)を出さないだけ。
を、心の底から理解するのに
きのう何食べた?に
支えてもらってきました。
(もちろん、何食べは同性婚だから結婚制度がないから、私達とは話は違うのだけど…)
結婚しなくても
結婚出来なくても
好きな人と家族になることは
可能だ、ということを
何食べを見て実感してきた感じです。
※何言ってんの?これは漫画の世界の話だよ!という意見は重々承知。
まさに、今回のシロさんとケンジの結婚式は
法的に結婚は不可能だけど、
参列者は二人のことを夫婦として
結婚式をする前から認めている方達。
結婚式をすることに、
なんの疑問もない状態。
そんな雰囲気がとても伝わってきました。
同性婚なんて理解されないかも、とか
理解してくれている友人と
なかなか理解が難しい両親とは
ソリが合わないかも…と
思いそうなところが
シロさんのご両親が、
ケンジのご家族や富永さんご家族と
会話を楽しめるところまで
機は熟していたことも
とても感慨深い場面でした。
やはり、人と、人の出会いは
きちんと縁が合って
いいタイミングで交わるように
なっているんだなと思わされたし、
ちゃんと上手く馴染むんだなぁとも
思いました。
きっとシロさんは
自分がゲイなこともパートナーがいることも
誰にも言わなくてもいい、
誰かに認めてもらわなくても
幸せだから荒波を立てないで
静かにしていたい、みたいに
思って生きていたと思う。
今の私は、まさにそれになろうとしている。
いま、幸せだから
この幸せを静かに守っていこう、
に気持ちを切り替えつつあるところです。
何が言いたいかというと、
どちらも正解⭕️ということ。
ただ、その多様性を受け入れる
器を持ってるか持ってないか、かな、と。
話は行ったり来たりですが。
シロさんもケンジも
2人が共に結婚式をしたい気持ちが
ある時に結婚式を出来たこと、
そして、周りの環境も整ったこと、
こだわりのあるケンジが
シロさんにはサプライズと
いう形にすることで
こだわりを実現出来る機会が持てたこと、
その全てに感動しました。
キスシーンは驚きましたね(●´ω`●)
まさか、まさか、でした。
ほら、今まではそういうシーンは
実写の京都旅行の手繋ぎまでだったから。
シロさんの心も随分溶けたんだなぁと
嬉しくなりました。
※まぁ、描かれてないだけで長年交際しているんだから、全くないことはないと思うけど
驚き過ぎて涙も流れなかったけど
この記事を書きながら
今になって目頭が熱くなっています。
結婚式のスピーチで
ケンジが
史郎さんは(20年間)
ほぼ毎日、僕にお夕飯を
作ってくれました。
なんの将来を約束した訳でもない、
ただ一緒に住んでた僕に
史郎さんは20年も
ご飯を作り続けてくれたんです
誰かのために20年も
生活を整えてくれるって
ものすごい愛情だと
僕は思っている
と言うシーンはもう本当に本当に感動。
そうなの!
好きだよ、っていうこととか、
毎日キスするとか、
絶対にケンカをしないとか、
そういうことじゃなくて。
20年間ごはんを作り続けるって
それこそが本物の愛情だよね♡
って、改めて思ったのです。
わたしも愛情表現は上手じゃないけど
出来れば美味しいごはんを食べさせたいと
いつもいつも思っているタイプですw
それを愛情と受け取ってくれて
認めてくれた
ケンジに感謝、笑
少し自信を持てた、笑
※まあ受け取るほうがそれを愛情と取らなければ意味がないことも承知。
シロさんとケンジ
もう20年なんですね〜(*´ω`*)
それも感慨深いです。
シロさん60歳かぁ。
人生100年時代だけど、
この漫画も終わりに近付いてるんじゃないか…と少し不安になったのも事実。
だって結婚式もしちゃったし、、、とか思って
勝手に悲しくなった。
でも、数年後に同性婚成立とかに
法律が変わったら
シロさんとケンジも法的に…なんて
これまた色々ありそうで
今後の展開に期待してみたり…笑
とにかく、23巻は
いつものほっこり♡ではなく
かなり揺さぶられる一冊でした。
私情を挟む記事になり
大変申し訳ありません(_ _;)
ドラマの続編や、
映画もまたやって欲しいですね(*´ω`*)
もう漫画も何回り読んだか分からない位
読み倒しているし、
ドラマも、映画もセリフ覚えるレベルで
見返してます。笑
結婚しない時代、
核家族、孤食…
色々と言われているけど。
わたしは、
それでも好きな人と家族をやりたい人です。
紙を出さなくても、子どもを持たなくても
手料理の食卓を好きな人と囲むことは
永遠の憧れです。
平成生まれ昭和マインドなのです。