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カメラを買ったけど使いこなせていないママへ

こどもが生まれて一眼レフカメラを買ったけど、使いこなせないという人は結構多いと思います。

昨日は、3人の子供を持つママにカメラを持って来てもらい
第1回目のレッスンをしました。

レッスンと言っても1才の子供を連れてなので
”みっちり”というよりは、”のんびり”
世間話、おむつ替えなども交えながらです。

まずは、写真に関してのお悩みを聞いてみた


悩みは、とにかくどこから初めていいかわからない

F値、絞り、シャッタースピード、と言われてもよくわからない。

一眼レフカメラ、マニュアル本を持っているけど
難しい専門用語がたくさん出てくるし全然先に進めない

旅行やおでかけの際も、子供3人いて、荷物も沢山、それに加えカメラを持って行く気になれない。

カメラをチェック!

彼女のカメラはキャノンEOS6D

まずファインダーを覗いて気づいた事まずファインダーを覗いて気づいた事

AF(オートフォーカス)で被写体にピントを合わせようとしても
全然ピントが合わない…どうして?!

視度調整がされていなかったのです!
視度調整とは、ファインダーを見やすくするもの
ファインダーを覗いて構図を決める際に、あらかじめファインダー内がはっきり見えるように、視度調整ダイヤルを回して自分の視力に合うように調節するものです。

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彼女は今まで、ファインダーを使わずに、カメラのライブビュー(液晶モニター)を見ながら撮影していました。そのため、視度調節がされていなかったのです。

ファインダーそれともライブビューを使う?

被写体にもよりますが、私は、ほぼファインダーを使います。
ライブビュー撮影は、静物撮影に有効な機能で、主に三脚を使った時です。
子供や赤ちゃんを撮影する時はもちろんの事、風景や花、日常の撮影ではファインダーを使って撮影しましょう。ライブビューを使って露出を変えたりしているとシャッターチャンスを逃してしまいます。

初心者はこのレンズから始めよう!

最初は一眼レフカメラををキットで購入して付いていたズームレンズで日常のスナップ写真を楽しんだら、そろそろ本格的に次のレベルを目指したい。
ボケを活かした雰囲気のある写真を撮りたい。となってきたら
一番おすすめのレンズは、50mm単焦点レンズです。

Nikon 単焦点レンズ AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G

キットレンズ18-55㎜を持っていて50㎜はこのレンズでカバーしているから魅力的に感じないかもしれませんが、ズームレンズ18-55㎜と単焦点ではレンズの明るさが大きく異なります。単焦点50㎜ / f1.8は暗い場所でも使いやすくボケも綺麗に撮影でき、写真の表現も広がります。そして何と言っても明るいレンズの割に価格が安い!

最初に覚える写真用語

これらの用語の意味は最低限理解しておきましょう。

1. 露出
カメラに入る光の量こと。絞りとシャッタースピード、ISOの設定で光の量を調整します。

2. 絞り
レンズの絞り(穴)の大きさF値を調整してレンズに入る光量を調整します。

3. シャッタースピード
シャッタースピードとは、,カメラ内のセンサーに光が当たる時間を調整します。

4. ISO
デジタル一眼レフのISOはイメージセンサーの感度で、これを調整する事により暗い場所でもフラッシュなしでの撮影が可能になります。ISOの数値が大きくなると画像にノイズがでます。通常はISOの設定は、オートにしておきましょう。

撮影モードを選択する

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撮影モードがいろいろあるけど、どれを使えばいい?

1.とにかく練習したい時
マニュアルモード(M)
マニュアルモードは、露出を自分で決めて撮ります。絞りもシャッタースピードも自分で調整して撮影します。写真を撮る場所によって、光の質、量、向きは変わってくるので、撮影環境に応じて、どんな写真を撮りたいのかを考えながら変更します。

マニュアルモードは正直むずかしいです。写真を本格的に学びたいという人はマニュアルモードで考えながら、絞りやシャッタースピードを調整する事によって何がどう変わるのかを理解できます。

2.とにかく撮りたい時
絞り優先(A,Av)orシャッタースピード優先(S,Tv)

例えば、今日は子供を連れて公園になんて日は、マニュアルモードで、絞り、シャッタースピードの変更をしたりしていると、子供のいい表情やシャッターチャンスを逃してしまいます。こんな時には一番簡単なプログラムAE撮影(P)でもいいですが、一眼レフで撮る意味がありません。Pモードは、被写体の明るさに応じてカメラがシャッタースピードと絞りの数値を自動的に設定し撮影するので、スマートフォンで撮影してるのとほぼ変わりません。

とにかく撮りたいときは、絞り優先(A,Av)または、シャッタースピード優先(S、Tv)でもっと写真を楽しみましょう。

絞り優先モード(A,Av)は、絞りの数値を自分で決めて撮ります。
絞りの数値を設定すると、被写体の明るさに応じてカメラが標準露出に必要なシャッタースピードを自動的に設定します。

家族で公園に遊びに行った時に、絞り優先モード(A,Av)を使うシチュエーションは、ボケを活かした写真を撮りたい時、子供が動きの少ない遊びをしている時、例えば....

・子供がベンチに座っている
・芝生の上に座って遊んでいる
・砂場で遊んでいる
・公園の花が満開

ボケを活かした写真例:

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シャッタースピード優先モード(S、Tv)は、シャッタースピードを自分で決めて撮ります。
シャッタースピードを設定すると、被写体の明るさに応じてカメラが標準露出に必要な絞りの数値を自動的に設定します。

シャッタースピードを速くすると、動きの速い被写体の瞬間を写し止める事ができます。逆にシャッタースピードを遅くすると、流動感を表現することができます。例えばこんな写真↓

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公園でシャッタースピード優先モード(S、Tv)を使う場面は…

・走り回っている子供を写し止めたい
・滑り台から滑り降りてくる子供を写し止めたい
・ブランコをこいでいる子供を撮りたい

写真とは(ウィキペディア引用)

狭義には、穴やレンズを通して、被写体から発される光線を再構成して実像を結ばせ、感光剤に焼き付けたのち、現像処理をして可視化したもの。このとき、感光剤に焼き付けるまでを行う機器は、基本的にカメラと呼ばれる。
英語の"photograph"という語は、イギリスの天文学者ジョン・ハーシェルが創案した。photo-は「光の」、-graphは「かく(書く、描く)もの」「かかれたもの」という意味で、日本語で「光画」とも訳される。"photograph"から、略して"フォト"と呼ぶこともある。

いい写真を撮る近道は、光を理解する事だと思います。写真を始めると普段あまり意識していない光にも違いがある事に気づきます。今まで目に留まらなかった光景が美しく見えるようになります。まず最初の一歩は楽しむことと沢山撮る事。



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