台湾教育部の繁体字フォント
Copilot先生に「漢字を勉強しているかわいい動物」を描いてもらったらアヤシイ字が・・。「明」「天」「贏」「鬧」か?いやなんか違うだろ。
さて、当方は日本から台湾に移住して、だいぶ経ちますが、台湾華語が身についたかというと、正直まだまだです。台湾で使われている漢字(繁体字)は、日本語の旧字体とほぼ同じなので、活字になっているものはおおよそ「意味」は取れてしまうのですが、かえってそのことが「甘え」につながってしまうのかもしれません。発音・四声が身についておらずあやふやというのが自分の弱みです。
台湾の文部省にあたる「教育部」が、常用漢字4808字を公開しています。
このサイトから辿って説明PDFがこれ
その中にある「Excelファイルへのリンク」
https://language.moe.gov.tw/001/Upload/Files/site_content/download/mandr/%E6%95%99%E8%82%B2%E9%83%A84808%E5%80%8B%E5%B8%B8%E7%94%A8%E5%AD%97.xls
がこれ。
これの読み方、全部覚えられたらきっと、発音に悩むことは無くなるでしょう。覚えられたら・・・。
繁体字フォント
常用漢字の説明PDFの中に
>為能正確呈現標準字體,建議您安裝「教育部標準楷書」字形檔。
(正確な標準字体を表示するため「教育部標準楷書」のフォントファイルをインストールすることをお勧めします。)
とあります。そちらの(フォントの)説明ファイルには
https://language.moe.gov.tw/001/Upload/Files/site_content/M0001/edukai.pdf
1万3千字あまりのフォントが、クリエィティブコモンズで提供されているのですね。ありがたい。
フォントファイルhttps://language.moe.gov.tw/001/Upload/Files/site_content/M0001/edukai-5.0.zip
(ZIP圧縮)をダウンロードし展開すると edukai-5.0.ttf というフォントファイルが出てきます。ダブルクリックすると
このように表示されますのでインストールしてみました。
折角、Python、CustomTkinter周りをいじっているわけですから、この繁体字フォントを活用してやりましょう。
使えるフォントの確認
PythonのTkinterで使えるフォントの確認方法は?
何も考えずにCopilot先生に聞きます。
だーっと表示されたフォントリストの最後にありました。
教育部標準楷書
@教育部標準楷書
「@」ありは、縦書き用、なしは横書き用らしいです。
自作アプリで使う
早速使ってみます。Entryに入力した字を、「繁体字楷書体」で大きく表示するというだけのアプリを作ってみます。最近身につけたTkinterの知識で行けるはず。
コード
import customtkinter as ctk
class App(ctk.CTk):
def __init__(self, title):
# main window
super().__init__()
self.title(title)
# Tkinter変数
self.mystring = ctk.StringVar()
# widget
ctk.CTkLabel(self, text="繁体字文字列を入力してください!").grid(
row=0, column=0, padx=20, sticky="ws"
)
self.entry = ctk.CTkEntry(self, textvariable=self.mystring)
self.entry.grid(row=1, column=0, padx=20, sticky="ws")
ctk.CTkLabel(
self, textvariable=self.mystring, font=("教育部標準楷書", 144)
).grid(row=2, column=0, padx=20, sticky="ws")
# mainloop
self.mainloop()
App("繁体字虫眼鏡")
実行
繁体字は細かすぎるから、これくらい大きいフォントじゃないと、見えないです(笑)