見出し画像

第5回 〔話す〕「印刷は死んでいない」を背負う(People of Print fromU.K.)

研究員:はださん(以下:は)

は:おのさん見てください!これすごくかっこよくないですか?

Print Isn't Dead™ 活版印刷アートプリント

Thomas Mayo x People of Print — 50x70cm 'Print Isn't Dead™' Letterpres – peopleofprint.store

Official People of Print Storeより

Print Isn't Dead™ 活版印刷アートプリント
サイズ:50x70cm
用紙:G.F.Smith 'Naturalis' Absolute White Smooth 160gsm

引用元:Official People of Print Store

イギリスのイングランド南東部の都市にある、印刷・版画・デザイン制作などを手掛ける会社『People of Print』が制作した『Print Isn't Dead™』のロゴがデザインされたグッズを見て、話が盛り上がったある日の研究報告会。

研究員:おのさん(以下:お)

お:おー!このエプロンとかいいですね、私もこれつけて仕事しようかな。

Print Isn't Dead™ エプロン
Print Isn't Dead™ Apron – peopleofprint.store

引用元:Official People of Print Store

は:いい!おのさんがこれ着て仕事してたら、絶対かっこいいですね!
じゃあ、わたしはこのトートバッグが欲しいなぁ。でもイギリスからだと送料が高そうですねぇ。

お:確かに……。じゃあ自分で作ったらどう?1枚からつくれるサービスもありますよね。

は:いやー、自分でつくって持ち歩くのは、ちょっとメッセージが強くて、色々な意味で背負えないですよ……。
ここはやっぱり、イギリスから取り寄せてみるのがおもしろい気がします。
(ついでにイギリスのZINEも欲しいし!)

Print Isn't Dead™ | Element 005 by People of Print Ltd – In Perpetuum Publishing (in-perpetuum.com)
『Print Isn't Dead™』は、People of Printが発行していた(2015年に休刊)雑誌のタイトルで、2022年には、デザインや印刷物、クリエイティブコミュニティ等を紹介する雑誌として復活したそうです。

毎日変動するユーロと円のグラフを眺めつつ、しばらく購入を迷っていたある日、社名から『印刷』の文字が消えた企業の新聞広告を読んで、なんとなく「やっぱり買おうかな」と決心しました。

ここから購入しました▼
Official People of Print Store – peopleofprint.store

は:おのさん!前に話していた『印刷は死んでいない』届きました!
こんな感じです。これはシルクスクリーン印刷ですよね。

印刷は死んでない。

お:おおー!結構しっかりしてる。どのくらいで届きました?

は:だいたい1か月くらいでした。
今回ZINEも購入したんですが、なんと2回に分けて届いたんです!
最初にトートバックだけ届いたので問合せようと思って、翻訳アプリを使ってメールしてみたんです。
メールを送った後に「あれ、イギリスは今何時だ?」とか考えていたら、すぐに返答があって、めちゃくちゃ安心感がありました。
個人的には届くまでのドキドキとメールのやりとりもおもしろい体験でした。

お:一緒にZINEも購入したんですね!

は:そうなんです。実は購入したZINEを持ってきて、研究報告会で用紙や印刷について話そうと考えていたのですが、内容が想像していたよりもずっと刺激的で、ちょっと持ってくるのを控えてしまいました(写真がとてもかっこいいZINEでした)。

お:そうなんですね!えー見たかったー。

おのさんこれです…。ご興味がある方はぜひ!

90年代のアシッドハウスレイブの文化運動に敬意を表しながら、現代の若者のパーティーカルチャーを祝う写真雑誌。
サイズ:A5/36ページ

引用元:Official People of Print Store


大きめなトートバックでたくさん入ります!


▶用語集

◆シルクスクリーン印刷
孔版印刷の一種。目のあらい絹布を枠に張付け、印刷しない部分を型紙で覆って、その上からゴムローラーでインキを押し出して刷る印刷方法。
現在は、合成繊維や金属線を使うことも多く、スクリーン印刷、プロセス印刷ともいわれる。プラスチックや布地などにもきれいに印刷できる。

▶小さな出版と本の研究室は、本や冊子づくりをサポートします

この研究室は大阪市内の印刷会社で働く二人が中心となり運営しています。「こんな製本できますか?」「この色と組み合わせる紙は何がいいですか?」など、少しこだわりのある本や冊子づくりを考えている方のサポート(時には一緒に考えます)をいたします。
小さな出版・本づくりについてのご相談や、印刷・製本・用紙のご質問などは【小さな出版と本の研究室】はだ 宛にメールをお送りください。
contact@littlepress-lab.jp



いいなと思ったら応援しよう!