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私の中の、贅沢。

人によって「贅沢」の基準は違うもので。

私の中の、贅沢って。そんなことを、考えた夜。

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なんだか4月に入ってからバタバタしている。「忙しい」という大人にはなりたくないんだけど、でも、ちょっと忙しい。

やりたいことに加えて、やらないといけないことが溜まっている。そこに加えて、度重なる祝日。そして、幼稚園は2週間の休暇中。

「忙しい」とは言いたくないけれど、思考も、身体的にも、あちこち走り回っている。さらに、次男の睡眠が安定せず、夜も数時間単位で眠れていない。

そんな中で迎えた、息切れ気味の木曜日。

さて、夜ご飯はどうしようか。もはや子どもに聞いてみよう。困った時は、みんなが食べたいものをサッと出すスタイル。

「何食べたい?」「パスター!」「よーし、パスター!」

夜ご飯がパスタがリクエストされると、こちらはラクチンだから嬉しい。こどもも食べたいものだから嬉しい。

一昔前(もう2年前か)にこんな記事を書いたのだけど、心の中で「夜ご飯のパスタ」にOKを出してから、困った日のパスタ。

材料とパスタをフライパンに入れて、蓋をするだけの10分クッキング。でも、美味しいし、子どもが喜ぶ。みんなハッピー。

しかも。四連休の終わりの日に開けた、赤ワインがまだカウンターに残っている。パスタ+ワインだなんて、素敵じゃないか。

まだ箱にしまってなかったワイングラスも準備して、夜ご飯の準備は万端。

平日にワインって、ちょっとした、でも確実な、幸せ。

単純にちょっとしたアルコールが好きだからかもしれない。そこに、フランス留学時代の思い出が加わるからかもしれない。

ホームステイしてたおうちでは、夜ご飯のテーブルには赤ワインのカラフが鎮座していた。金銭面での喧嘩が絶えないご夫婦だったから、安い箱ワインだったけども。

でもカラフにいれたら、それっぽく見えるよね、とおじいさんがウィンクしてくれたっけ。恭しく飲むワインよりも、騒がしいテーブルで質素なごはんと飲むワインの方が楽しい。そんなことを学んだフランス。

とんでもなくお金もちになりたいわけではない。

広いマイホームはいらない。
トレンドのお洋服もいらない。
かっこいいガジェットもいらない。

でも、ちょっとだけお金持ちになりたい。

それは、夜ご飯にカラフに赤ワインを入れられるくらいに。
それは、レストランで気兼ねなくデザートを頼めるくらいに。
それは、リフレッシュしにふらっと週末旅行に行けるくらいに。

多分。わたしにとっての「贅沢」ってこういうこと。

そんなことを、お友達がから頂いた多分けっこういい赤ワインをちびちび飲みながら考えた夜。

今はまだ叶っていないけど、テーブルに置いてある麦茶の隣に、カラフが並べられるように、もう少し頑張ろ。

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asa|minimalish life
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