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どんな合宿に、なるかしら。

持ち物リストを眺めながら、小さなスーツケースに荷物を詰めていく。

いつもの旅行と違うのは、お洋服の量が圧倒的に少ない点。
そして、やたらと食べ物が多い。お茶もブレンディも持った。
これに加えて、ペットボトルを詰めようとしている。

何を準備しているのかというと、来る出産に向けての荷造りである。

3年前に息子を生んだときと異なるのが「今回は生まれる日が決まっている」ということ。

前回は希望通り「赤ちゃんの出てきたいタイミングを待つ」という形をとらせてもらったのだけど、今回はそうもいかなかった。

こんなご時世ということもあり、産む日が病院から指定され、その2日前にPCR検査を受け、問題なければ「産みに来てOK」だそう。なんだかちょっと機械的な流れ。

そんなワケで、今週末に迫ってきた出産に向けて、荷造りをしている今日この頃。

指定通り朝8時に病院に向かうときは「今から産んできまーす」という感じなんだろうか。ちょっぴり不思議。


3年前の出産入院は決して華やかなものではなかった。

抱きなれない新生児。初めての授乳に悪戦苦闘。息子と共に生み出した痔に悶絶しながら、出ない乳に泣きそうになりながら、6日間を過ごした。

周りの妊婦さんもそれぞれお股や腰や乳が激痛の中、3時間ごとに呼び出される。よろよろと新生児室に向かう時の、みんなのゾンビ感。そして繰り広げられる赤子と格闘=授乳タイムに苦戦していたっけ。

特に最初のうちは「赤ちゃんとお母さんの愛をはぐくむコミュニケーション」なんて考えられないほど、全員が苦戦。文字通り、悪戦苦闘。

もう二度とやりたくないなぁーと思ってしまうほどの「授乳合宿」と化していた、入院期間。それが、今週末に迫っている。ひぃ。

生命の神秘だとか、出産のすばらしさだとか言われたって、痛いものは痛いし、眠れないものは眠れないし、とにかくハードな合宿。

そんなことを思って、おびえながら、生き延びるための「おやつ」を買い込んだりしていた最近。(そう、今回は面会NGだから、差し入れなんかも頂けない…)

でも、ふと、そんな苦しい合宿の中で出会った素敵な言葉を思い出した。

過酷な合宿の中でも、学びはあったし、その場限りではあったけど、でも素敵な出会いもあった。

さて、今回はどんな合宿になるかしら。


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asa|minimalish life
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