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生活介護事業所立ち上げまでの記録#6


2022年
1月3日

お正月だからゆっくりしようと思っていたのに、
結局動かずにはいられず、パソコンに向かっている。
明後日の融資事前相談の資料づくり。
前回、担当の方に指導していただいた部分を最終確認。
少し付け足すとこはあったが、年末にも作業しておいたので、スムーズにプリントまで出来た。
元旦と二日はよく睡眠をとったので、
頭も冴えて、好調。
お正月三日目。

1月4日
今日は保護者の方と大人のメンバーさんにお手伝いいただき、図鑑や本類をアトリエから移動させてもらった。
皆さんにお手伝いいただき本当にありがたいです。
そこに親子の居場所の代表さんも来られていたので、一緒にお互いの片付けをした。
作業をしながらいろいろこれからの事、一緒にできることなどを話せて良かった。

1月5日
融資を申し込む先に事前相談の3回目に行った。
きちんと計画を伝えて、どこまで自分をわかってもらえるか。
不安な要素は、なるべくこちらからお伝えし、
助言をいただいた。

1月7日
「場」は本当に大事だ。
今回、おやこの居場所の団体さんから
新しい場所をお借りするお話しをいただいてから、
人や物、時間、資金についても、
本気で考えて動くようになったので、
どんどん話が進んでいった。
場所に気持ちを集約することは、かなり大切なことだと分かった。
それから、人と人のつながりや物事のパズルがカチッと組み合わさる時に、どこかからGOサインが出ているような気がしてならない。
これからだ。


1月9日
今日は以前知り合った支援学校の先生が開かれている創作教室に、
事業所の新しいチラシを持って再度お邪魔した。
今日は以前と違い、支援学校の卒業生で今年度に成人した人たちのお祝いが開かれる日だった。
同席してくれた大学時代の友人と後ろの席で見学させていただいた。
二十歳まで立派に育てる間、保護者の方々は
どれほどのご苦労をされただろう。
まだまだ私も頑張らなければと思った。

1月10日
朝から、途中だった「運営規定」の続きをつくり、
夕方にほぼ出来上がった。
「運営規定」も申請の時に必要な提出書類だ。
知らないことがいっぱいで、府の担当者に電話で質問しながらなんとか仕上げた。
スタッフさんに確認してもらわなければ。
そのあと、晩に近所の神社へ、戎さんのお参りに行った。近所のアトリエ講師の方々も来てくれて、
一緒にご祈祷を受けた。
なんだか嬉しい。

商売繁盛の熊手


1月11日
今日は昼過ぎまで、
融資の申込みのデータをオンラインで融資を受ける予定先に送り、
昼食後は、物件の管理会社さんに契約についての必要事項とスケジュールの確認や、他もいろいろ連絡を取った。
その後は市の福祉課に行き、
事業所と、体験会のチラシについてご説明させていただいた。
デザイナーさんやスタッフさんに、
フライヤー類をつくっていただけたのが、
本当にありがたく心から感謝。
今日は『一粒万倍日』という、幸運が重なる日らしいので、朝からできる限りのことをし、
夜は自分の決意をノートに書きとめた。
寝る前の今、あとは自然に身を任せよう、
という穏やかな気持ちだ。

1月14日
アトリエ体験会のチラシが印刷屋さんから届いた。
昨日までは家のコピー機で印刷していたので、これでだいぶコストが抑えられて、スピーディに動けそうだ。
早速、福祉事業所さんや支援学校への郵送作業に取りかかろう。

1月15日
右往左往の年末年始だったが、
今日からやっと新年のアトリエが始動した。
今日は大人向けだったが、皆さん久しぶりの制作で楽しそうに時間を過ごしている。
場所があることに
本当にありがたい思いだ。
親御さん方は生活介護事業所にも興味を持ってくださって
とても嬉しい。

1月17日
今日は事業所チラシをスタッフさんに郵送し、
申請書類の「事業計画」「収支計画書」などを3つ仕上げた。
スタッフさんに手分けして準備をお願いしていた他の申請書類も完成したものを送ってもらい確認。
分担して、チェックは何度も。
大阪府にも事前にチェックのお願いをしなければ。

1月19日
午前中に支援学校にご挨拶にいき、
進路担当の先生に事業所の説明をさせていただいた。
アートのニーズは生徒さんの中に結構あることや、
卒業生は今までアートの事業所に行きたい人は遠方まで通っておられたことなどをお教えいただいた。
来年度から生徒さん方に少しずつ事業所のことを知ってもらいたい。
私たちがこれからしようとしていることが、
生徒さんたちにとって、新しい未来になるように頑張りたいと思う。

1月20日
春からの賃貸契約を結ぶため今日は管理会社さんに行った。大家さんも同席いただけたので福祉事業の内容も
直接お伝えすることができた。
アート制作に関する質問をこちらにしてくださり、
ご興味を持っていただけたことが
とても嬉しかった。
ありがとうございます。
これからどうぞよろしくお願いします。

それから、事業所のインスタを開設した。
多くの人に知ってもらいたい。
これからスタッフさんに協力してもらい、
広報の仕方を考えていきたい。



1月24日
今日はとうとう、
融資を受けるための面談の本番だった。
法人の事項証明や通帳や見積書、領収書などと、
オンラインでお送りしていた書類等もプリントして持参し、担当の職員さんに、できる限りの思いを伝えた。
やれるだけのことはやったつもりなので、
あとは結果を願いながら待つしかない。

1月26日
世の中は感染状況が深刻になってきた。
アトリエも保護者さんから連絡をいただいたりして、
急遽、お休みやオンラインの対策を取ることになった。
でも今日は福祉事業の申請書類も作成しなければならなかったのと、
法人を非営利に変更するために定款にも追加事項の打ち込み
などがあったのでそれをやりながら、
その間にまた保護者の方々と連絡を取り、
アトリエでの感染対策を皆さんにお伝えする。
そのあとまた事業の準備に戻って、
医師、看護師さんとの契約書を申請書類に添えるため、ファイルしたり、
そのあとはオンラインアトリエの材料準備。
こぎりで木材を切ったり、針金も準備をして、
袋詰め、明日保護者の方々に受け渡す準備をした。
動きの多い日は睡眠をいつもより多く取らなければ。
そんなこんなで今は生きてる実感がすごい。

1月29日
朝から看護師の友達に手伝ってもらって
病院や訪問看護事業所に事業所のチラシ配りをして回った。
車で市内を回りながら、その友達と話していると、
なんとご主人が事業所の送迎ドライバーをやってくれると申し出てくれた。定年を迎えられて、新しい人生を歩み始めたご様子をお聞きした。
ずっと探していたドライバーさん。
今日もこの状況に感謝した。
いろいろと楽しみが増えてきた。

昼は近くの病院に行き、「協力医療機関」のお願いに上がった。これもまた事業の申請に必要な項目だ。
先生への説明が難しく、結局不明瞭な内容になってしまい
思うような結果にはならなかった。
でもまた前向きに頑張ろう。
そのあとは来週のオンラインアトリエの準備。
またのこぎりで木材をカットし、
ひとり一人材料を袋詰めした。
何時間経ったか、
外は暗くなってしまった。
新しいことを始めるには、時間と体力がいる。
今日も早く寝よう。


1月31日
今日は、感染対策をとることになり残念ながら事業所の体験会が中止となった。
ただ、夜に生活支援員になっていただくスタッフさんたちと打ち合わせをした。
家にいるスタッフさんとはオンラインでつながり、初対面の人たちもお互いに顔合わせをすることができた。
これからのことを相談した。
安心できる場をどのようにつくっていくのか。
広報の仕方などなど。
皆さんと意見を出し合った。
この素敵な人たちと進んでいきたい。

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