探求的な学びとは?②
探究的な学びそれぞれ段階での詳しい内容をまとめておきたいと思います!
前回は全体に渡ることでしたが、今日の内容を読むとさらに理解できるかと思います!
今回は全6工程中の前半3つを細かくみていきましょう!
①課題の設定
主な活動
解決したい問題や疑問を見つける
活動順序
背景知識を獲得(問題を見つけ、課題を設定するには背景知識が必要)→目的の設定→範囲の設定
リトルドッグがここで難しいと感じたのは範囲の設定です
範囲設定で注意したいポイントは
広すぎると着手する現実味がなくなり(地球温暖化を止める、海洋ゴミを減らす)、小さすぎると個人的なものに終始する
ということです
前提として探究的な学びでは
社会や自分の周囲のことを1つでも前に進めて貢献すること
1つでも形にして前進すること
が求められます
だから自分の努力目標のような形になってしまってはいけませんし
効果が実感できないほど問題が大きすぎてもダメなのです
自分の周りをほんのちょっと幸せにするための問題の設定…
これだけでも人生が終了しそうなほど深そうです笑
おそらく多くの学校がこの問題の設定で苦労するのではないかと感じます
②情報の収集
主な活動
課題解決に必要な情報を集める(検索だけでなく観察、実験、見学、調査、体験、交流を含む)
活動手順
1情報を集める→数値化した情報(データ)・言語化した情報(ネット、文献、インタビ ュー等)・感覚的な情報(体験等)
2収集した情報を適切な方法で蓄積する(数値化、言語化、デジタルデータ、作文、カー ド、探究ノートなど)
ここでも前回の記事でお伝えしたことが実感できるかと思います(個人が受け取る言葉の意味と探求的な学びの活動内容が一致していないこと)
私たちは情報の収集というとどうしても
インターネットを使用して情報を集める
書籍で情報を集める
と考えがちです
しかしここでは体験や実験などを含めます
そして次のステップで使用しやすい形を選択して情報を集める決断をしなければいけません
(あるいは逆説的に集めた情報の種類で整理分析が変わったり、まとめ表現が変わることもあり得るのかもしれません)
どちらにしても単に調べてまとめるだけが探求的な学びではないことは感じてもらえるでしょう
ここが多くの先生が勘違いしていそうなポイントかもしれません
③整理・分析
主な活動
蓄積したデータを問題ごとに整理・分析する(情報のグループ化、要約
、統計など)、仮説の検証
活動手順
どのような情報がどの程度集まったか把握をする→数値的なものはグラフ化・言語的なものはマッピングなど可視化、思考ツールを使って思考・分析
ここが1番私たちの理解とズレが少ないパートでしょう!
集めた情報をまとめるという言葉の意味そのままです
まとめ方は思考ツールを使ったり、グラフにしたりと情報の質に合った方法を選んで行うようです!
私も自身できちんと勉強するまで探求的な学びをぼんやりとしか理解できていませんでした
しっかりと各段階の活動内容に注意して、学習を進めさせたいものですね!
さて次回は最後の3つ
課題解決策の実行、まとめ・表現、振り返りをみていきたいと思います!
それでは。
リトルドッグ