何も言わないコミュニケーション
張り詰めた空気。緊張した雰囲気。就活時のGrワークとか、お偉いさんがいる会議とか。そんな中で話すのって、結構、緊張しますよね。
間違えたことを言ってないかな、変な発言してないかなとか。
僕もよく不安になります。
周りの反応がないと、「あれ、間違えたかな」「やば、この話をどこに収めたら良いかな」と自信がなくなって、語尾も弱くなって。言いたいことも言えずフェードアウト。ポイズってます。(ランチに行った店で流れてました。)
なので、誰も反応していない中で、話している人を見ると、とにかくうなずくようにしています。自分の考えを伝えようとしたこと自体が素晴らしい。「がんばれ、がんばれ」と心の中で叫んでいます。「聞こえて欲しい。あなたにも」と。(2曲目。歌の歌詞に文章ひきづられてます)
そんなことを考えている時点で、話をしっかり聞いていないのではないか疑惑はあります。それでもいいかなと。言っていることが正しいかどうかは二の次です。
「応援してます」と、とにかく相手にはっきりと伝わるように、言葉の合間合間に、力強く何度もうなずいています。
僕自身もそうですが、聞いてもらえるって純粋にうれしいですよね。
何かの見返りを期待してそうしていた訳ではないですが、振り返ってみると、その後、会議以外で話したこともなかったのに、親切にしてくれたり、声をかけてくれたりする人が多いように感じています。そんな時、少しでも力になれたのかなと、僕自身ほんのりと温かい気持ちにさせてもらえます。
気の利いた言葉や、面白い切り返しはできなくても、ただうなずいているだけで、何も言わないコミュニケーション。安心という名の些細なプレゼント(大袈裟かもですが)。
今回のように緊迫した場面だけでなく、日常においても、ただうなずくという簡単なことですが、とても大事だなと思います。