#2 インタビュー後記
莉乃さんのインタビューの中に、「命を削りながら仕事をしている」という言葉がありました。
学級担任をしているときの状態を表したものです。
目の前にいる一人一人の子ども達と向き合いたい、一人一人に合った教育がしたい、と願う一方で、特別な支援が必要な子どももいて、更に他の業務もあり、とてもそんな時間を取ることができないのです。
自分自身を犠牲にしながら教師を続けている先生は、日本全国にどれだけいるのでしょうか。
そんな状態の中、学校の中に特別な支援をする専門家がいることで、救われる先生はたくさんいるはずです。
救われる先生がいるということは、救われる子どもがいるということです。
莉乃さんが現在担っている『巡回指導教員』という立場は、まだ始まったばかりで多くの学校では浸透していないのが現状です。
特別支援に携わるということは、高い専門性も求められる立場です。
この制度が全国に広がると同時に、莉乃さんのように志ある先生がこの立場で力を出せるような仕組みも確立されると良いなと思います。
特別支援に限らず、様々な専門家が教員と対等な関係で学校に携わる事ができたら、教育は今よりもっと良くなると実感することができるインタビューでした。
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