#10 インタビュー後記
2018年冬にスタートした企画「現役教師へのインタビュー」。
インタビューさせてもらった先生は、今回で10人目となりました。どの先生も子どもへの愛で溢れていて、その愛をそれぞれの方法でカタチにされていると感じました。
一方で、お話を伺ってきたのは既にキャリアを積んできた30代の方が多かったのも事実です。世代の違う方のお話も伺ってみたいなと思ったのが、今回新卒1年目の先生へお話を伺うきっかけでした。
私が教員をしていたのは新卒の22歳から27歳の5年間で、特に1年目は社会人生活にもなかなか慣れず、周りの先輩教員に追いつこうと必死だったような気がします。
恐らくキャリアを積めば積むほど、自分のできることややってきたことが増えていきますが、「初心」は忘れがちなのではないかと思います。
今回インタビューを受けてくれた愛弓さんは、目の前にいる子どもの声に耳を傾けることを大切にしたいとお話ししてくれました。
どんなに忙しくても、子ども達の目線で話したり、考えたりすることを忘れないようにしたいと思っています。教員としての役割はもちろんあると思いますが、なんでも上から物を言うと、子ども達だって納得しない部分は出てくると思います。物理的にも心理的にも、子ども達に寄り添うことは大切にしたいです。
子どもの話に耳を傾ける。簡単なようだけど、日々の忙しさで疎かになってしまったり、キャリアを積むほど「できている気」になってしまうことあるのではないかと思います。
教員生活の中で感じる素直な気持ちを語ってくれた愛弓さん、ありがとうございました。
教員歴に関わらず、一人ひとりの先生が、自分の思いを伝え合えるような学校が広がることを願っています。
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