秋の個展のラフ、ついにいっぱい描けて嬉しいです。
今まで全然進まなかった個展のラフ、今日はたくさん描けました。
昨日でカエルたちの出展が終わったので、気持ちを切り替えて、えいっと始めました。
今年の個展のテーマは「出産」です。
今まではカエルとか、ホタルとか、カカポとか、キーウィとか、他の生き物のラフとか、物語の後半の制作をしていましたが、今日は前半に取り組みました。
後半は、船が肉体を失った後の話で、生き物たちが主人公ですが、前半は、船がまだ肉体を持っていた頃の話で、船が主人公です。
といっても、船は出産をしません。出産とその周辺からイメージを膨らませ、なぞらえて描く、という感じを予定しています。現実の世界と空想の世界に分かれているのですが、とにかく描けそうなところから取り掛かりました。
前半のラフは、少し前に少しだけ描いてありましたが
その後、全然進んでいなくて、ずっと気がかりでした。
今日、うんとたくさん描けて、とても嬉しいです。出産からコウノトリを連想し、そこから色々描きました。
こちらの絵は、コウノトリが懐中電灯を持っているバージョンも思いつきましたが、船は何をしているの?と思い、船に照明を担当してもらうことにしました。物語の前半では船はこの世にいるので、物理的に色々できます。空想の世界では、空も飛べます。
昨日までと状況が全然違ってビックリです。こんなに進むなんて!
色々器用に並行してできない私ですが、ひとつだけならできそうだと思いました。それから、今回は生き物の生態を調べるわけではなかったので、その分、描画できたというのもあると思いました。
それから、うまく描こうとしないで、とにかく描くことを楽しみました。
これが良かったのかもしれません。こちらのコウノトリの絵も、コウノトリに見えないかもしれませんが、ひとまず気にしません。
もう、時間が無いので、白黒でどんどん描いていくことにしました。
前回のお打ち合わせまでに用意したラフは、当日、時間が足りなくてご覧いただけなかったのもあったので、また今月末のお打ち合わせでご覧いただけるかもしれないと思っています。
しかし、それだけでは全然足りません。この先、どれだけ「コレ!」というのを描けるかわかりませんが、精一杯描きます。
前回のは丸い色紙にダーマトグラフで描いていたので、丸や四角、大きさや色が混在してしまいますが、仕方がありません。昨年の個展もそうでしたが、ラフも試行錯誤の連続です。そのうちピッタリな方法を見つけたいです。
究極的には、お打ち合わせに間に合わなかったとしても、追加で思いついたら描けばいいのかもしれません。しかし、取捨選択のために一覧性を得たいというのもあります。それから、今回の個展も支持体の大きさが色々あるので、後から差し替えができません。後で思いついて、これだったらこの大きさがいい、というのができないのです。
とにかく、できる限り描いてみます。
ありがとうございます。それでは、また。