![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/58246357/rectangle_large_type_2_a94866511dec09d5bd284650c540684a.jpg?width=1200)
暗黙の了解? メガネ・ジー編
こんにちは!レガングループの水野です。
入社して初めて知ったことの中に、メガネ・ジーというものがあります。
みなさんはご存知でしょうか?私は入社するまで、全く知りませんでした!今回は、そんなメガネ・ジーの少しディープなお話を書いてみようと思います。
小文字のジーと書いてみてください
みなさん小文字のジーをどのように書きますか?
はい、gですね。
学校で習うグラムのgは、これだったのではないでしょうか?ですがパッケージの中のグラムのgはこれではないものを使うんです。
パッケージで使うgはこちら
パッケージデザインでは、こちらのgを使います。
通称はメガネ・ジー(メガネ・グラムとも言うそうです)。
正式には「ループテール型」というそうです。
ちなみに学校で習うのは、「オープンテール型」といいます。
なぜループテール型のgを使うのかというと、理由はこの方が見やすいからだそうです。オープンテール型の方は、確かに9やqに似ていて、パッと見だと見間違えてしまいそうですね。
私が面白いと思ったのはこれが”決まり”ではなく「暗黙の了解」であるというところです。
オープンテール型のgをグラムに使ってはいけません、という”法的な決まり”はありません。きっとこれまでのパッケージ開発に関わってきた人たちが、オープンテール型のgよりも、メガネ・ジーを使った方が良いと考え、後輩へ、後輩へと伝承してきたのでしょう。レガンにも、もちろん伝承されています。自社オリジナルの出稿チェックシートには、「グラムがメガネ・ジーになっているか」というチェック項目があります。時にはメーカーさんの方から「メガネ・ジーにしてください」と、指定いただくこともあります。
現在販売されているパッケージの多くが、このメガネ・ジーを使用しています(オープンテール型を使っているものもあるみたいです。もし見かけたら是非教えてください!)。パッケージデザインを手がける会社はたくさんありますが、こうしてみると暗黙の了解の広さが感じられますね。
最後まで読んでくださりありがとうございました!
今回はメガネ・ジーのお話でした。楽しんでいただけましたでしょうか?
次回もパッケージデザインの暗黙の了解についてお届けします。
来週もお楽しみに!
あ、メガネ・ジー!