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子どもと考える情報セキュリティ『ニューラルネットワークってなに?』

 こんにちは、ちいパパです。
 どもにもかりやすいように、身近みぢか情報じょうほうセキュリティとしてインターネットの安全あんぜん使つかかた大切たいせつ情報じょうほうまも方法ほうほうなどを紹介しょうかいします。家族かぞくみんなでたのしくまなんで、ICTあいしーてぃー機器ききやインターネットを安全あんぜん使つかいましょう!


1. 身近みぢかにある「かしこい」システム

 みなさんは、スマホで写真しゃしんるときに「かおがきれいにうつるように自動じどう調整ちょうせいしてくれる」機能きのうや、「こんな動画どうがもおすすめだよ」とYouTubeが提案ていあんしてくれることをたことがありますよね。これらはAIえーあい人工知能じんこうちのう)による機能きのうですが、じつはその背後はいごには「ニューラルネットワーク」とばれる仕組しくみがかくれています。ニューラルネットワークは、AIえーあいわたしたちのようにかんがえたり判断はんだんしたりするために重要じゅうような「のうのようなネットワーク」です。

 ニューラルネットワークがどういうものなのか、そしてどうやってわたしたちの生活せいかつささえているのかを一緒いっしょていきましょう。


2. ニューラルネットワークとは?

 ニューラルネットワークとは、AIえーあいが「まなちから」をつためにつくられた仕組しくみで、人間にんげんのう神経細胞しんけいさいぼう(ニューロン)のつながりを真似まねしています。わたしたちがなにかをおぼえたりかんがえたりするときのうなかでたくさんのニューロンが情報じょうほうをやりとりしています。ニューラルネットワークも、この「情報じょうほうのやりとり」の仕組しくみを使つかって、データを処理しょりし、「これがただしい」「これは間違まちがっている」と判断はんだんできるようになっています。

 たとえば、AIえーあいが「いぬ」と「ねこ」を見分みわけられるようになるには、おおくのいぬねこ写真しゃしん使つかって学習がくしゅうさせます。ニューラルネットワークは、写真しゃしん特徴とくちょうみみかたちからだいろおおきさなど)をひとつずつ確認かくにんし、「これはいぬ」「これはねこ」と判断はんだんする能力のうりょくたかめていきます。


3. ニューラルネットワークの仕組しく

 ニューラルネットワークは、たくさんの「そう(レイヤー)」でできています。かくそうにはニューロンがならんでいて、それぞれのそうすこしずつデータを分析ぶんせきしていくのです。

  • 入力層にゅうりょくそう
    最初さいしょそうにはデータがはいります。たとえば、写真しゃしんのピクセルや音声おんせい波形はけいなどがここにはいってきます。

  • かくそう
    つぎそうでは、データの特徴とくちょうつけます。かくそう複数ふくすうあることがおおく、そうおおいほどAIえーあいがより複雑ふくざつなことをまなべるようになります

  • 出力層しゅつりょくそう
    最後さいごそう判断はんだんくだされ、「これはいぬです」とか「これはねこです」といった結果けっか出力しゅつりょくされます。

 ニューラルネットワークは、何度なんども「学習がくしゅう」することで判断力はんだんりょく向上こうじょうさせます。これによって、AIえーあいがより正確せいかく人間にんげんかお認識にんしきしたり、病気びょうき予測よそくしたりできるようになっているのです。


4. ニューラルネットワークの応用おうよう

 ニューラルネットワークは、わたしたちの生活せいかつのさまざまな場面ばめん活用かつようされています。

  • 顔認識かおにんしきシステム
    スマホのカメラでかお自動じどう認識にんしきしたり、ロックを解除かいじょしたりする機能きのうには、ニューラルネットワークが使つかわれています。これによって、個人こじんかお素早すばや識別しきべつできるようになっています。

  • 音声認識おんせいにんしき翻訳ほんやく
    スマホにはなしかけて質問しつもんしたり、外国語がいこくご翻訳ほんやくしてもらうときも、ニューラルネットワークがはたらいています。たくさんの音声おんせいデータを学習がくしゅうすることで、さまざまな言語げんごやアクセントを理解りかいできるようになっているのです。

  • 画像診断がぞうしんだん
    医療いりょう分野ぶんやでは、ニューラルネットワークを使つかってレントゲン写真しゃしん分析ぶんせきし、病気びょうき早期発見そうきはっけん役立やくだてることができます。医師いし見落みおとしがちなちいさな異常いじょうAIえーあい検出けんしゅつしてくれることもあります。


5. 保護者の方へ:AI時代の学びと成長をサポートするために

 ニューラルネットワークをはじめとするAIの技術は、教育や日常生活にも大きな影響を及ぼし始めています。今後、AIリテラシー(AIを理解し使いこなす力)を持つことが、子どもたちにとって大きな財産になるでしょう。以下の点を意識して、家庭でのサポートに役立てください。

  • AIを活用する側に立つ視点を育む
    子どもたちが、ただAIを利用するだけでなく、どのように仕組みが動いているのか、どう役立つかを理解することが重要です。プログラミングやデータ分析など、AIの基礎となる学びに興味を持たせる機会を持つと良いでしょう。

  • AIを使うときのルールを考える
    AIが便利である一方で、利用する際のルールやマナーも大切です。プライバシーの扱い方やインターネットでの情報の取り扱いに関する意識を持つよう、日常的な対話を心がけましょう。

  • 創造的な学びの促進
    AIの進化により、日常的なタスクが自動化される一方で、人間には創造的な活動や独自のアイデアがますます求められる時代です。子どもたちが興味を持っていることに対し、自由な発想や創意工夫を育む環境を整えていくことが重要です。


6. AIえーあい未来みらいとニューラルネットワークについてろう!

 ニューラルネットワークは、AIえーあいかしこくなるための基礎的きそてき仕組しくみですが、これからもどんどん進化しんかし、あたらしい可能性かのうせいひろがっていきます。みなさんが大人おとなになるころには、AIえーあいがさらに発展はってんして、想像そうぞうもつかないような技術ぎじゅつ生活せいかつ役立やくだっているかもしれません。

 技術ぎじゅつをただ「使つかうだけ」ではなく、「どんなふうにつくられているんだろう?」と興味きょうみってまなんでいくと、AIえーあい世界せかいがもっと面白おもしろくなります。みなさんが未来みらいのニューラルネットワークやAIえーあい技術ぎじゅつつくすエンジニアや科学者かがくしゃとして活躍かつやくするたのしみにしています!


 最後さいごまでんでくれて、ありがとうございます!
 次回じかいは「シンギュラリティってなに?」です。

 これからも、安全あんぜんなインターネットの使つかかた親子おやこ一緒いっしょまなんでいきましょう!

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ちいパパ『教育ICTコンサルタント』
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