読本アウトプット~フォトバッシュ入門 CLIP STUDIO PAINT PROと写真を使って描く風景イラスト~
2023年10月20日投稿の記事です。
散々手描きについての勉強を進めてきましたが、
ここでフォトバッシュの本です。
AIイラストが生成してくれる絵を
「素材として使えないかな?」と思ったのと
昔ニコニコ動画でフォトバッシュ製作の動画を見ていて
「こんなのが?!」という活用方法の連続で
何か活かせることがあるかなと思った次第です。
(お菓子を加工してるところで僕は爆笑しました)
https://www.youtube.com/watch?v=b-VVMi81Z4c
イラストの勉強をしてみて思ったのはフォトバッシュ屋さんは
観察する目が非常に優れていることです。
たとえばハッピーターンとパイの実を加工して石を作ったり、
円盾の真ん中を金属ではなく黄身で作ったり、矢の羽を蝶で作ったりと
「これくらいの質感なら加工すれば、こういう質感に見えるやろ」
というのを理解した職人錬成師です。
僕が現在メインで作ろうとしているイラストはシンプルなアニメ塗りなので
残念ながら活かすのは難しいかもしれませんが
技術を学んでおけば後々役に立つと考えています。
さてここからは実際に読んでみて感じた内容です。
合成レイヤーの使い方が分かりやすかったので板書メモを取りました。
イラストだとあまり理解ができませんでしたが
背景・風景を作るに当たってはかなり便利な機能なのだと理解しました。
遠近法というコラムでは
イラスト系の人が数十メートルのパース(遠近のボケ)を意識するのに対して
フォトバッシュ屋さんは空気遠近法(遠くに行くほどかすむ見え方)
などを意識しているのでどう表現すれば良いかを熟知しています。
フォトバッシュ屋さんはテクスチャの使用が欠かせません。
天体、太陽、空、雲、海、木、草、花、岩、地面、建物、風景、街中、家電製品、ゴム、布、服、食材、動物、原材料、人の写真。
普段の僕らが関心が薄い被写体であっても、彼らにとっては素材の宝庫です。
その中でも素材写真からブラシツールを作っているのは
意外性がありすぎて笑ってしまいました。
(個人の覚書メモ)
これを使えばヒダヒダの多い断面図を描くツールを作れる。
素材屋さんから買う前に自作を検討。
アニメ塗りの髪の毛も応用して作れないかな?
横目、斜目(ななめ)、俯瞰目、アオリ目がランダムで出るブラシとか。
(個人の覚書メモ終わり)
フォトバッシュ屋さんはイラスト系とは全くの別分野です。
ですが手段が違うだけで視線誘導や
何を想起させるためにどういう絵にするか?という
見せ方や考え方はほぼ同じです。
この分野の人たちは背景のついでに人を作り、
イラスト系の人は人のついでに背景を作ります。
ゆえにイラスト系の人があまり使わない
クリスタのもっと便利で高性能な使い方を知っています。
表現がマンネリしているとか、
楽に表現する方法を探すのであれば
この本を一度は見てみることをオススメします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。