言うも言わずも同じこと『正義と微笑』

ゆすぶるような強いものではなかった。ひどい興覚め。絶対孤独。いままでの孤独は、謂わば相対孤独とでもいうようなもので、相手を意識し過ぎて、その反撥のあまりにポーズせざるを得なくなったような孤独だったが、きょうの思いは違うのだ。まったく誰にも興味が無いのだ。ただ、うるさいだけだ。なんの苦も無くこのまま出家遁世できる気持だ。人生には、不思議な朝もあるものだ。

『正義と微笑』太宰治

文句を言いながら働くことも
何も言わずに働くことも、やることは同じ。

仕事が忙しいと嘆くことも
何も言わずに働くことも、やることは同じ。

結局、ひとは「ポーズ」を取りたがる。

見せ方の問題。
そう言う生き方しかできないという問題。

自分の楽しいと思うことのためだけに
自分の大切な人やもののためだけに
時間もお金も使えることは幸せだと思う。

そう言う幸せのために頑張ってるはずなのに
その頑張ることが目的になっている。
その目的のためにポーズを取る働き方は
すごくダサいし、みっともない。

手段も目的も全部が一緒くたになっていて
何が何だかわからない。

シンプルでいい。
好きなものに、好きなことに時間とお金を割く。
そのためにやることだと思えばいい。
それが好きなことならさらにいい。

やりたいことを見つける半月。