副腎疲労改善料理の献立を考える上でのスタンス
初めに副腎疲労改善の食事法を考える上で完璧を求めないということが大切になると思います。料理を食べるまでには沢山の工程があります。献立、仕入れ、仕込み、調理、後片付けと完璧主義ではストレスを溜めやすく療養の視点では相性が悪いと思います。
また、私が買わせてもらっていた有機野菜は生産に波があり買えない日も勿論あります。また食品製造において規定以下の分量であれば食品成分表に非記載が許されています。理想は大切ですが現実的でなければ長続きしません。
私がおすすめしたいのは一般によく言われている「8対2の法則」です。天然物や有機の食材が揃った時は敢えて全体の8割身体に良い食事、残りの2割は市販のアイスクリームやデザートなど自分の食べたい物を食べてストレスを溜めないようにしています。
また、スーパーの野菜しか買えなかったとしても、露地物で鮮度と栄養がある物を選び、下処理をできる限りした上で海水塩や出汁など調味料は有機の物を使うなどして全体で80点取れれば良しとする位のスタンスで十分だと思います。
現代の飲食業界(飲食店やコンビニなど)では美味しすぎないと(添加物、塩、砂糖、油、過剰)経営をやっていけない現実があります。副腎疲労の観点から外食や既製品はなるべく控えて年間利用回数を全体の2割に押さえるのが良いと思います。
症状が初期であれば「オートファジーと睡眠、」中期であれば「禁酒、禁煙、オートファジー、睡眠、6割食事法、」後期では「自然豊かな生活環境、禁酒、禁煙、オートファジー、睡眠、運動、8割食事法、」をお勧めします。
改善食を作る上でのポイント
まず初めに、私が料理人時代のメニュー作りのポイントと改善食を作る上でのポイントを挙げますので比較してみて下さい。
一般のメニュー作り
四季。 走り、旬、名残り。
五色。 赤、青、黄色、白、黒、
五感。 味覚、嗅覚、視覚、聴覚、触覚、
五味。 甘味、塩味、酸味、苦味、旨味、
五つの調理方法。 割つ、蒸す、煮る、焼く、揚げる、
五つの美味しいと感じる条件。 「初めて見る、もしくは食べた味」「小さい時に好きだった味」「~産などブランドがある味」「素材の良さを感じる味」「珍味などの癖になる味」
器、
当日の天気
副腎疲労改善食
胃の負担が少ない、もしくは消化を補助する食材や料理。
汁物のローテーションを決めておく。野菜が沢山とれて尚且つ、数日使い回せる(しゃぶしゃぶ、豚汁、沢煮椀、お雑煮、粕汁など)と便利です。あとはメインは魚か肉の2択にする事で考える時間と手間の負担を軽くします。鰻や焼き鳥など、専門性の高い物は外食で割り切って良いと思います。
料理をするのは1日1食にし、その他はスムージーや冷凍米粉パン、フルーツなどにする事で時間の余裕を作るようにしましょう。
ハーブティーのようにリラックス効果のある物を採りましょう。
風味を大切に料理しましょう。香りは香辛料など匂いを付けるものです。風味は食材そのものが持っているもので圧をかけると(割る、蒸す、煮る、焼く、揚げる)食材から発せられるものです。これは五つの美味しいと感じる要素の中の「素材の良さを感じる味」の一つでもあります。副腎疲労になる人は蓄膿症だったり、上咽頭が炎症を起こしているらしいです。風味のある料理を作ることで自分の体調を把握しましょう。
湧き水を使う場合はピロリ菌対策で沸騰させてから使いましょう。
今回は以上になります。また次回お願い致します。
ごろねしぇふ