摂食障害について
うつ病と診断されるのと同時に、
摂食障害であることも診断されました。
拒食から始まり、下剤乱用、
特に下剤は、何か食べ物を口にするたびに
100錠飲んでしまって、
一日中トイレにいたり、副作用で
嘔吐したりして
ゆるゆると自殺しているようだ、と
言われるほどでした。
元々私はふっくらした体型だったのですが、
体重は半分になってしまい、
歩くことも満足にできなくなった時期も
ありました。
元夫の呪縛から解かれて自由になったのに、
カウンセリングなどで
自分の人生を振り返ったときに、
自分自身が非常に汚いもののように
感じて、罪悪感に囚われ
自分を浄化したくなってしまい、
どんどん下剤を飲んでいました。
メンタルの病気は、
本人が苦しいのはもちろんですが
家族も苦しみます。
幸せにしてあげたいと、
元夫の元から脱出したのに、
母親の私が、子供たちに心配をかけさせ
悲しませてしまっていました。
何度か、大腸が痙攣して激痛で
救急車で病院に運ばれたこともあります。
本当に愚かな母親でした。
けれど、その頃
知的障害のある長男がいじめられていることに
気づき、家族みんなで立ち向かいました。
その出来事のおかげで、
自分自身の最悪の状態から
抜け出しました。
子どもを守るのは、私しかいない。
自分の体を
粗末にしている場合じゃなかったからです。
今でも、まだ
下剤は手放せません。
その頃の無理がたたり、
薬を飲まなければ、腸が動いてくれません。
もちろん量の調節はしています。
年に数回、ひどく体調が悪くなって、
嘔吐と食べ物を食べられない期間がありますが、
それ以外は、きちんと栄養も摂れます。
体重も、健康的な数値だと思います。
摂食障害もとても辛いものです。
その時は良くても
回復に大変な時間がかかります。
特に内臓は大切にしておかないと
後でとんでもないしっぺ返しが
きてしまいます。
あの頃の私に言ってあげたい。
「あなたの体は汚れてなんかいない。
どうか自分の体を、精神を、
あなた自身を大切にしてあげてほしい。」と。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?