氷に包まれた空間
お疲れ様です。ヤマサンです。
今回は社会人1年目にマッチングアプリをしていた頃のデート体験談を紹介致します。
内容は女性慣れしていなかったヤマサンが相手の魅力や話題を引き出すことができなかった。その結果とても気まずい雰囲気のデートとなってしまったお話です。
【会話が続かない】
僕は職場で人間関係に孤立しつつも、社会とはそういうものだと歯を食いしばって戦っていた。
気晴らしに初めたマッチングアプリで1人の女性とマッチングした。名前はマキ(仮名)とする。
きっかけは僕からいいねをした。選んだ理由はスレンダーだからだ。
ヤマサン「マキさん初めまして!マッチングありがとうございます!よろしくお願いします!」
マキ「こちらこそよろしくお願いします。」
僕は必死になって共通の話題を探した。
彼女のプロフィールを見ると音楽や男性アイドル、ドライブ等が好きだったので、まずは音楽の話題を振ってみた。
ヤマサン「〇〇聴くの?」
マキ「はい」
ヤマサン「僕もこの人のこの曲聴いたりするよ。」
マキ「知ってます。いい曲ですよね。私はこんな曲が好きですよ。」
ヤマサン「おぉ〜いい曲やね!心に染みるよ〜!」など話していた。
ヤマサン「今は学生さん?」
マキ「はい」
ヤマサン「学校は楽しい?」
マキ「はい」
ヤマサン「そうか楽しいなら良かったよ。」
ハハ…(話が続かない。)
メッセージや通話を通して色々と話を振ってみるが、何故か続かない。
そう。この頃のヤマサンは経験値が足りず、女性慣れしていなかったのだ。
通話した際に相手のことや自分のことを話したりもした。今思えば、その時に話題が出尽くしてしまったのかもしれない。
通話から発展し直接話したら何か変わるかもしれない…そう期待し「今度会ってみる?」と僕は誘う。カフェが良いと彼女が答えるので近場のカフェをインターネットから調べていくつか提案をしてみた。
「ここは友達がバイトしているから嫌です。」
「ここは興味ないです。」そんな会話が繰り返され、自信が無くなった。
そう僕はカフェに詳しくない。世の中にはカフェに異常に詳しい男性が居るので不思議に感じています。きっとたくさん女性とデートをしてきたのでしょうね。
【仕事終わりにデート】
見かねた彼女から駅近くのカフェを提案され後日行くことになった。
その日はデートだから着替えを持ってウキウキの状態で仕事をしていた。
(この仕事が終わればデートなんや。)そんな気持ちを胸に1日を頑張った。
そして仕事終わり。お互いに連絡を取る。
どうやら彼女の方が先にカフェに着いているらしい。
中に入り、座っている女性に声をかける。
ヤマサン「マキさんですか?」
マキ「はいそうです。」
やはり写真と実物のイメージは違うが、まぁ写真なんて皆盛ってるだろうと諦める。
学校生活の話や自分の今勤めている仕事の話なんかをしていた。
通話で話したことの延長線上だったため、話が途切れつつある中で新たに趣味の話題を切り出した。
ヤマサン「音楽でアイドルが好きって言ってたけど、どんなグループが好きなの?」
マキ「〇〇です。」
ヤマサン「そうなんだね笑よくカラオケとか行って歌ったりする?」
マキ「カラオケ嫌いです。」
ヤマサン「そっか…」
僕はコーヒーのグラスに残っている氷をストローでクルクルする。
女性の沈黙も相まって店内にカランカランと音が響き渡る。
ヤマサン「すみません緊張しちゃって笑」
マキ「いえいえ」
ヤマサン「ドライブだとどんな所に行きましたか?」
マキ「ここに旅行行きました。」彼女のスマホから写真を見してもらう。
ヤマサン「あぁ良いですね…〜楽しかったですか?」
マキ「はい」
ハハ…氷クルクル…沈黙が続く
相手から今日はこのあたりで解散しましょうか?と提案される。
ヤマサン「そうですね。」
店を出てから女性の歩くスピードが異常に早い。僕は無力感を感じた。最寄り駅に着く前に「私買い物してから帰ります。」と言われる。
その場で別れる。実は内心僕は安堵した。
ようやく気まずい雰囲気から解放されたんだと…
当然後日未読スルーからのLINEブロックをされたという結果に終わりました。
今回は未熟なヤマサンの1つのデート体験談を紹介致しました。