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【観劇】舞台『東京リベンジャーズー天竺編ー』

@IMMシアター

IMMシアターというところに初めて行きました。
東京ドームシティの中、ホールとか劇場たくさんですね。
ロビー内の動線に難がある、というか開場5分前に会場について列に並んでも物販に間に合わない可能性がある、というのは流石に厳しい気がしますが。

本題。東京リベンジャーズの舞台作品は2種類ありまして、一つがストレートプレイ版の通称リベステ。
もう一つがミュージカル版の通称リベミュ。
余談ですが最近ストプレとミュージカルの二展開する作品ちょいちょいありますね。
刀剣乱舞、憂国のモリアーティ、そして東京リベンジャーズ。
今回観に行ってきたのはリベステの方。
こちらがミュージカルより先に始まってまして初演、血のハロウィン、聖夜決戦とやってきて今回の天竺編で4作目になります。
天竺編のエピソードは原作でもそこそこ長く複雑なのでどうなるかと思っていたのですが、案の定今回では終わらず。

それは別にいいのですが、かえって間延びをしていると感じたのは残念。
もうちょっとシーンの整理ができたんじゃないか、という気がする。
それかもう少しメリハリつけるとか。
あとこれは私の好みの問題なのと原作のストーリーがそうなので仕方ないのだけれど今回の範囲だとアクションシーンが少なくて、リベステに抗争を求めている(物騒オタク)私としては物足りなかったです。

それからタイムリープの演出がそれとなくダサいんだよな……。
今回タイムリープのシーンが多いからいよいよ気になってしまった。
現代とタイムリープした先で武道の衣装そのほか変えなければいけないので時間を稼ぐ必要があるのはわかるのですが。
タイムリープってこの作品の肝だし、タイムリープする瞬間も武道は結構思い詰めてたり決心してたり大事なこと言ってたりするので、タイムリープ後の武道の登場を少し遅らせてでもタイムリープする瞬間までは武道が舞台上にいてもいいのではないだろうか……。
と思ってしまいました。あと、タイムリープする時の青の照明が目に痛くてムスカみたいになった。

一方で良かったところも。
前回までもそうですが、東卍の要であるマイキーとドラケンの二人がすっごく良い。
まず松田凌さんのマイキーは「無敵のマイキー」の名前に違わぬカリスマ性とオーラがある。
そこをベースに現代の虚無感たっぷりの闇堕ちマイキーや、瀕死のエマを背負って歩く優しいお兄ちゃんのマイキー、日常の抜けているマイキーなど、今作は各種マイキー取り揃えております状態。
とりあえず観終わったあと、松田凌って最高だよな……と溜息を吐きたくなりました。
松田凌は最高。
ちゃんじんこと、陳内将さんの演じるドラケンは強い、頼れる、かっこいいの三拍子が揃ってて、舞台に現れるたびにえ?かっこいいな??と新鮮に感動する。
エマが死んでマイキーを責め立てる所はもうしんどくて観てられんかったです。
マイキーのせいじゃないなんて、ドラケンが一番分かっているだろうに……。

今回のキーの一人だったエマ。
伊藤萌々香さんの演じるエマは可愛くて優しくて強くて、彼女が出てくるとそれだけで場がパッと明るくなるんですよね。
だからこそ、エマが殴られた後の悲壮感がやばい。素敵な女優さんですよね。

それから、直人役の野口準くん。元々器用なタイプの役者さんだなと思っていたのですが、今回もピンポイントの出番の中でしっかり爪痕を残しているというか、君こそが直人だ!て感じでした(どんな感じだよ)

来年に次作の予定も発表されまして、サブタイトルがラストリープ。
原作は天竺より先もまだまだ長いのですが、ここで区切るのか続くのか。
天竺の後はこれまで以上に登場人物増えるし複雑になるから個人的にはいよいよ舞台でやるのは厳しい気もしますが。
続報を待ちたいと思います。

本編とは別の話。
観劇した日は松野千冬役植田圭輔さんのお誕生日でした。
カーテンコールで普通に終わると見せかけて座長の「ちょっと待ったあああ」で始まる誕生日の歌。
袖からケーキを取ってきてカテコの列の端から一人一人誕生日?と尋ねていく座長の茶番。笑
本編が殺伐としていた分、カテコの座組の和やかな雰囲気にほっこりしました。
35歳で学ランでヤンキーやる植田さんもすごいですが座組には植田さんより年上の方や近い年齢の方が数人いますからね。役者さんって大変。
最後改めて挨拶する時にケーキのやり場がなく身体の前で持ったまま挨拶する植田さんがちょっとシュールで面白かったです。

本当におしまい

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