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花夢16 夜は恋ひ寝る ねむの花 精神安らぐネムノキ

夫婦愛楽しむ合歓(ねむ)木
機嫌悪さがなくなり精神安定をもたらすネムノキ

眠れよ、愛しき人 ネムノキ
穏やかな気持ちが心にあふれ
幸せに満ち足りた時が静かに
濃い白い霧のように包み込む

合歓の木と書いて、ネムノキ
夜になると葉を合わせて眠る
夫婦が合い楽しむ円満な生活
夫婦和合、明朗な家庭の象徴

庭に植え精神安定、ネムノキ
癇癪や機嫌悪さが自然に消滅
一家和合し、幸せ家庭が来る
夢想は胸がときめき心安らぐ

青森のねぶた祭り、ネムノキ
悪疫を払い祖霊を送る火祭り
樹皮は薬用、木は加工も容易
万葉集や芭蕉、他の歌の題材


ネムノキ
原産地:日本(東北以南)、朝鮮半島、中国、台湾、ヒマラヤ、インド
開花期: 6月~7月
花言葉:「胸のときめき」「夢想」「安らぎ」「歓喜」「創造力」

万葉集:
昼は咲き、夜は恋ひ寝る、合歓木(ねぶ)の花、君のみ見めや、戯奴(わけ)さへに見よ

松尾芭蕉:
象潟や雨に西施(せいし)がねむの花
象潟の美しい景色に雨に濡れるねむの花は、眠りについた西施(中国古代の美女)の面影を連想させる

ねむの木といえば、静岡県掛川市に人気女優の宮城まり子が創設した日本初の民間障碍者福祉施設のねむの木学園もある。

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