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リテピ花写074 ハツユキカズラ ピンクから白、そしてまだら緑から濃緑へ 花じゃなくて葉の色が変わる 化粧好きのテイカカズラ
まだまだ暑いこの時期に、何とも涼しそうな名前。
ハツユキカズラ(初雪葛)。
緑の葉っぱの白いまだら模様が雪に見えることから名前が付きました。
遠目には花のように見えるのですが、実は葉っぱなんですね。
はじめ、ピンクの新芽の葉っぱが、大きくなるにつれ白くなり、
その後、白地に緑の斑模様となって、最後には濃い緑色に変化します。
そんな様子から、花言葉は化粧、素敵になって、
素直にこたえたいなどとなっています。
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花つきが悪いのでもっぱら葉っぱが鑑賞対象となっています。
5、6月ごろに咲く花は、白くプロペラ状でジャスミンに似た香りがします。
ハツユキカズラの原産国は、日本、朝鮮半島、中国、インド、タイなどで、
何と、キョウチクトウ科テイカカズラ属のつる性常緑低木なんです。
ということはキョウチクトウと同じく有毒なんですね。
誤食すると、食中毒、めまい、嘔吐、下痢、麻痺などの症状がでます。
樹液も触れるとかぶれることもあるようです。
小さな子供には要注意ですね。
テイカカズラとは、あの小倉百人一首の選者、藤原定家のテイカのことで、
藤原定家が愛する人のことを忘れることができずにカズラに姿を変え、
墓に絡みついたと言われています。
さすが歌人、その情熱(執念?)はすごいものがありますね。
テイカカズラにはまだら模様がないので、
一般的には別物のように扱われるようです。
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秋から冬にかけて、寒くなると葉っぱは赤く色付き、
秋らしい雰囲気を醸し出します。
ハツユキカズラは、繁殖力が強く、外壁などに貼りついた後に跡が残り、
毒性があるのと、管理が意外と難しく、思ったように白い斑が出ないなどで、植えるのは良く考えてからにした方がいいかも。
でも、風水的には、
恋愛と人との出会いを高める効果が期待できるようですよ。
藤原定家の情念が人を惹きつけてくれるのでしょうか?
春から晩秋まで、葉っぱの華麗な色変化を楽しみながら、
素敵な出会いが訪れることを期待しましょう。
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