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リテピ花写

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季節の花は生活に潤いを与えてくれます。心を豊かにしてくれる美しい花たち。 名前も知らなければ、その生態なども知らないまま。ちょっとは知りたいな、そんな私的な関心の記録です。週に1…
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#メキシコ

リテピ花写067 ウチワサボテン 食べられる健康野菜だった 乾燥を生き抜く独特の進化 

公園でサボテンの花を見つけました。 他の花を撮っていたところ、何か黄色い花が見えたので、よく見ると、なんとウチワサボテンでした。まさかこんなところに。誰が植えたのだろう。と思いながらも、さっそく撮影。植物園以外でなかなか見ることができない貴重な花です。 サボテンは2,000種類以上もあり、ウチワサボテンだといっても特定の種類の名前でなく総称で、その種類は300もあります。 もともと乾燥地域で生き延びるために、水分を蒸発させる葉を棘のようにして胴体の茎で光合成をし、内部に水

リテピ花写034 情熱の中にも清楚 魅了してやまないダリア

優雅、気品、栄華、華麗。 ダリアの花言葉です。 さすが、ナポレオンの妻ジョセフィーヌが 愛した花、ダリアですね。 この他、気まぐれ、裏切り、不安定などもあります。 ダリアを見た貴婦人が、 ジョセフィーヌに譲ってほしいと頼んでも断られ、 庭師を丸め込んで球根を手に入れます。 当然ばれて、貴婦人と庭師は追放されてしまいます。 気まぐれの裏切りの対価は大きいのです。 ダリアはメキシコ原産で、メキシコの国花にもなっています。 スペインが18世紀にヨーロッパに持ち込みました。

リテピ花写025 メキシコから、スペイン、アフリカ、フランス、日本、アメリカへ マリーゴールド

春から秋にかけて半年以上も長く咲いているマリーゴールド。 橙や黄色などの鮮やかな目立つ色で、ひときわ目を引き付けてくれます。 長く咲いているので、 マリーゴールドはいつが旬だろうって思っていました。 聖マリアの金という意味のマリーゴールド。 中世以前は、 マリーゴールドはキンセンカのことだったのに、 いつの間にかこの花に変わったのですね。 メキシコ原産で、アステカ人が栽培していました。 御多分に漏れず、アステカを滅ぼしたスペイン人が持ち帰り、 16世紀にアフリカのチュニス