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横断歩道で得た変な喜びと反省

いつも1人で渡る横断歩道がある。信号はあるけど、車通りが少ないので信号の色は気にしたことがない。今日、その横断歩道の向こう側で、犬を連れたお爺さんが信号を待っていた。信号の色は赤だけど車が来る気配はない。それでも、僕の足は無意識に止まっていた。

お爺さんの存在が僕の足を止めていることに気づき、「へー、自分て周りの目を気にして生きてるんやな!」と一人で感動していた。人間は社会的な生き物であるという知識と実際の経験が一致したことで、得体の知れない絶妙な喜びが身体の奥にまで到達した。

でも、無意識で周りの目を気にしていたことは、自分にとって良いことだと思わない。誰が見ていようが、誰がどう感じようが、自分が正しいと思った通りに行動すればいい。車が来ていなければ渡ればいい。子供に悪影響を与えると感じるなら、その時は赤信号で止まればいい。

誰でもない、自分だ。自分が判断して、自分が決めるんだ。


400字エッセイ書いています。









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