<春:「お鼻高くなあれ」>


まだまだ私がとても小さかったころ。幼稚園の頃です。ばあちゃんちの座敷でお風呂上りにシッカロールをはたかれて、肌着を着て。その時に、私の鼻筋を指でこしょこしょっとこすり上げつつ、「おー鼻、たーかくなーれ。おー鼻、たーかくなーれ。」と歌われた記憶があります。私は未だに鼻筋が低くて通っていないのですけど、とても小さいころにもかかわらず「あ、わたしはお鼻が低いのだ。お鼻が低いことはあまりよくないことなのだ」と、なんとなく、悲しい気分になったものです。

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こちらは、加筆修正しながら進んでいくため、書き終えるまでの間あちこち変化していくマガジンです。最終的には紙媒体として出版される予定です。

ちょっと変わった東洋医学エッセイ、だと思ってください。いやだいぶ違うかな。陰陽や五行に基づいて進んでいきますけど。

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