サイドプロジェクトがうまくいく5つのTips
サイドプロジェクトとして取り組んでいる日英バイリンガルPodcast番組を始めて1ヶ月が経ちました。毎週定期的にコンテンツをリリースしています。
新しいモノやサービスに興味あってすぐ飛びつくものの、飽きっぽく長続きしない私が、珍しく習慣化できています。まだ1ヶ月と短い期間ではありますが、うまくいくTipsを今回のプロジェクトの経験をもとにシェアします。
1.チームで始める
習慣化できたいちばん大きな要素はチームです。今回のプロジェクトは、親友のMiho、MihoのパートナーのEricと3人で始めました。Ericの友人であるミュージシャンのJosh、デザイナーのAJを含めて総勢5人がプロジェクトに関わっています。
ひとりで始めるとどうしても「まぁいっか」と挫折しがちです。サイドプロジェクトなら尚更です。チームで始めることで、外部の目が入りコミットしやすくなります。
2.お互いの強みを活かす
1のチームとも関連しますが、チーム内でお互いの強みを活かすこともポイントです。
私たちのプロジェクトでは、それぞれ以下のような役割分担をしています。
MihoはミュージシャンのJoshやデザイナーのAJとの交渉やプロジェクトマネジメント、Ericは全体のプロデューサーとしてPodcastのディレクションと編集、私はコンテンツ企画と型化を担当しています。
それぞれの性格や仕事のバックグラウンドでの経験を生かしており、苦手なことはお互いカバーしてるので補完関係にあります。この補完関係を築けると、プロジェクトがとてもスムーズに進みます。
3.完璧でなくてもリリースする
とにかくリリースすることで、ユーザーの反応を見てPDCAを回しカイゼンにつなげることができます。
私たちも当初、ロゴのデザインが完成するまでリリースせずに撮り溜めるつもりでした。しかし、コンテンツが溜まっていくとユーザーの反応がどんどん知りたくなってくるのです。。!
そこで、仮で良いのでロゴデザインを作ってコンテンツをリリースすることに決めました。プロデューサーのEricが仮で下記のデザインを作ってくれました(とても可愛くポップなデザインなのでこのロゴも気に入っています)
リリースしてからは、どのエピソードがよく聞かれているかなどデータが集まったり、直接リスナーからフィードバックをもらうなど、カイゼンにつなげる動きができています。とにかく出すことの重要性は強調しておきたいです。
4.定期的に時間を決める
プロジェクトに毎週取り組む時間を確保しています。具体的に、週末どちらか1日の18〜20時はプロジェクトの時間に充てています。フランスの夜、LAの朝で時差もカバーしながらできています。
時間が限られているので、やりたいことを組み合わせることを意識しています。私の場合は、この2時間で以下のやりたいことができているので、とても時間の密度が高いです。
親友のMihoと話す、アメリカの現状やトレンドについてインプットする、英語を話す、海外生活について発信する、音声コンテンツの作り方やユーザーの反応を学ぶ、雑談から次の企画やアイデアを生み出す
けんすうさんの下記記事でわかりやすく言語化されています。
ひとりで音声発信をやっていた時は、いつでもできると思うがゆえにリズムをつくれずに習慣化できませんでした。毎週●曜日の●時にやる、と決めたからこそ、続けられてるのかなと思います。
5.とにかく楽しむ
最後に持ってきましたが、とにかく楽しむことがいちばん大事です。サイドプロジェクトは仕事ではないですし、自分の時間を使って自由意思で行っていることです。楽しんでなんぼです。
楽しむことでアイデアも浮かびやすくなるし、その感覚は相手にも伝わると思います。
そもそも15歳の自分たちが聴きたかった情報を発信しているので、私もMihoも自分たちのPodcastを何度も聞いています。親友との会話は飽きないですし、楽しい気分になります。
初めて聞いた日本語がわからないリスナーの方にも「ふたりがとても楽しそうに話すのでこちらも笑顔になった」とフィードバックを頂き、楽しさって伝染するんだなぁと感じています。(下記はリスナーからもらった意見のスクリーンショット)
もっと自分たちが楽しむことで、シェアハピを届けていきたいです。
TwitterもAirbnbも、サイドプロジェクトから始まった
サイドプロジェクトには可能性があります。実はTwitterもAirbnb、Slackなど名だたるサービスも最初はサイドプロジェクトから始まったのです。
収益化する必要もないし、大好きな人たちとプロジェクトに取り組めて、自分の強みや経験も活かせて、とにかく楽しい。枠組みがないからこそ、サイドプロジェクトには可能性があります。
プロジェクトの成功失敗パターンはこの記事にも詳しいです。とにかく作る、規律とリズムなどは当てはまってる。(あれ、うまくいくスタートアップの定石に似ている...?)
今回紹介したのはサイドプロジェクトをうまくいかせるTipsでしたが、仕事にも転用できそうな考え方ではないでしょうか。
n=1の経験談ですが、参考になれば幸いです。
Podcastを始めた経緯と概要はこちら。