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五感をフルに使った語学の勉強の仕方

こんにちは!
前回、私の英語勉強法(主にスピーキング力向上)について書いた記事が、多くの方に読んで頂いています。ありがとうございます!!

今回は英語(語学)学習をする際に、五感で言語を楽しく勉強する方法を書いていきます。

耳と目で記憶

新しい単語やフレーズに出会う際、私は五感をフル活用します。
つまり、新しい単語やフレーズに出会ったら、その聞いた通りに発音し耳で覚え、目でそのスペルをイメージ(画像)として記憶するのです自分の中に発音とスペルをそのままのカタチで記憶、刷り込みます。

つまり、耳で記憶するとは、単語やフレーズを音楽のように何回も聞いて耳に染み込ませ、自分で発音する。耳で覚えることは、自分の口で言って聞かせ、記憶することができます。この際かなり大げさにでも構いません。ネイティブになりきって、はっきりと言ったり、ドラマのセリフのように言ってみるといいと思います。その方が印象にも残りやすいので、さらに記憶力が高まります。

そして目で記憶するとは、だいたいこの単語は何文字くらいだったなとか、このフレーズは何単語から成り立っていたなとかって頭の中に描きます。たしかHやAとか入っていたなと、最初はうっすらでよいので、イメージ(画像)として覚えるのです。

そうしていくと、街中を歩いている時や、日常生活の何気ない時に、「あれ?そういえば、この単語見たことあるな」「あ、あの時に出くわした単語だ!」と認識することができます。そうして、自分の目で見る回数が増えれば増えるほど、記憶として残りやすくなり、覚えることができます。

何かあることに意識を向け始めると、不思議なことに、日常生活の中でそれに出くわす機会が多くなりますよね。語学も同じです!「これ、この前見た単語だ!」と日常生活の中において発見する機会が多くなります。日常生活の中での発見が増えていくと、「このような時もこの単語使えるんだ!」と気がつくことができます。これはただ単語帳で英語と日本語を照らし合わせて覚えている時には気づけないことです。

こういった覚え方をしていくと、語彙の幅、自分の理解力も広がります。単語帳だけで英語と日本語を覚えているのでは、その単語が持つニュアンス、他での使い方をそこから理解することは難しいです。実際に使われている中で覚えていった方が応用もでき、またニュアンスも含めて理解することができます。

カタカナは使わない方がいい

私が語学学習において、これだけはやめた方がいいということがあります。それは、カタカナを使うことです。

英語のHappyという単語を例にとります。
この単語の発音記号は/ˈhapi/です。
これを聞いたら、この「Happy」という文字をこのままの状態で、Google翻訳機能の音声機能でも何でも良いので、正しい発音を何回も聞いて自分で言ってみる、自分の耳に記憶"させる”。その際、目でスペルを同時に記憶します。目に焼き付かせるのです。イメージとして目に焼き付けるのです。

この際、1番やってはいけないことは、発音の仕方がわからないからと言って、英単語の上にカタカタで読み方をふることです!

今回は誰もが知っているような比較的簡単な英単語、「Happy」を例に取りました。しかし、もしこの単語に初めて遭遇し、発音がわからなかった場合、たいていの人は以下のように意味と発音を調べ、少しばかり発音を聞き、記憶すると思います。

「Happy」=意味「幸福な、幸せな」
読み方「ハッピー」

でも実際、英語ネイティブの人が「Happy」と言う単語を、このカタカナ表記「ハッピー」と発音しているのでしょうか?

違いますよね。
ネイティブは、/ˈhapi/ この発音記号で発音しています。

上記のカタカナでふられた読み方は、すでに英語ではなく、日本語と化してしまっているのです。そして発音記号で書かれた、/ˈhapi/は英語です。

しかしながら、私たち日本人にとってはこの/ˈhapi/という発音記号だけではどう発音するのか、たいていの場合わからないですよね。やっぱり読み方が必要だからと、カタカナをふりたくなってしまいますよね?

だから何回も正しい音声を聞いて、自分で言ってみて、自分の体に染み込ませ、覚えるのです。外国語はカタカナをふって覚えるわけではありません!

小学生の時に、教科書で読めない漢字が出てきた際、ふりがなをふっていましたよね?ふりがなというのは、"漢字"に対して、読み方を示すためのものであります。

これと同じように、聞いた英語をそのままカタカナで読み方を書く人がいます。私は、これだけは絶対にやってはいけないことだと思っています。なぜなら、その単語にカタカナをふってしまった途端、それは英語ではなくなるからです。それは英語でなく、その時点で日本語です。

つまり英語をカタカナ表記にした途端、日本語でどのように発音するのか、という日本語の読み方の練習になってしまうのです。

日本語の読み方の上達のために、英語を勉強している人はいないですよね?英語を上達させたいから英語を勉強しているのです。

だから、「英語は英語のまま理解する」ことが重要なのです。

(そもそも私は、カタカナが好きではありません。だってすごく読みにくいし。カタカナを使う場面があるなら、英語で書いてます。)

英単語を日本語のカタカナに直すことは、英語の発音を分かりやすい日本語にむりやり当てはめているだけなので、正確な英語の発音には到底及びません。

しかし、コミュニケーションというのは、相手に自分の言いたいことを伝えることです。そこで、多少のカタカナ英語でも伝わればいいじゃん!って思う人がいるかと思います。

私もそう思います。伝えることが1番である会話においては、発音を意識しすぎて自分の伝えたいことが伝わらなければ、本末転倒です。

しかしここで私が言いたいのは、最初から、カタカナをベースにして語学学習を始めない方がいいということです。

最初から日本語のカタカナを基本に英語を考えてしまうと、どうしても日本語とは正反対の位置に属する英語という言語を、日本語の概念を持って理解することになってしまいます。英語は日本語の概念を持って、理解出来るわけではないです。

まとめ

言語学習においては、日本語脳、英語脳と、これはこういうものなのだ!と切り替えて理解していく必要があるのです。

よって、自分の体で覚える。五感を使って、よく聞いて、ともかくマネして言ってみる。そしてイメージ(画像)としてスペルを覚えるということが大事なのです。

これは子どもが言語習得をする際に無意識に行っていることです。子どもは大人が話していることを聞いて、マネして自ら発し、ひらがな表などを家で見たりして、例えば「め」、これは「め」と発音し、このように書くのだと認識しているのです。そうして言葉を覚えていきます。それと同じです。子どもは無意識に行っていますが、ある程度の年齢を越えた大人は、これを意識的に行うことが必要です。

ぜひ自分の五感を存分に使って、カタカナをなるべく使わず、語学学習を楽しんでいきましょう。語学学習においても、ある意味で童心に返ることが必要なのかもしれません。

みなさまの今後の語学学習の際において、何かヒントになれば嬉しいです。

それではまた〜!

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