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なんでも食べると言われる中国人、馬を食べない?
こんにちは、LISAです。
今日は少し中国のお話です。
「食は広州にあり」という言葉を聞いたことがあると思います。
広い広い中国ですが、中でも食にこだわる広東省(広州のある県)には面白い言葉があります。
「二本足のモノは父母以外、
四本足のモノはテーブルとイス以外、
全部食べる」
他にも、
「空を飛ぶモノは飛行機以外、
地を行くモノは自動車以外、
水中のモノは潜水艦以外、
四本足のモノはテーブルとイス以外、
大体食べる」など。
上:除了两条腿的父母四条腿的桌椅不吃,其他都吃。
下:天上飞的除了飞机,地上跑的除了汽车,水里游的除了潜艇,四条腿的除了桌椅,一概通吃。
いろんな言い方があるんですが、意味は同じ。「とにかくなんでも食べる!」ということです(^^;
瀋陽では(北京でも)、蜘蛛やムカデやゲジゲジのような虫ばかりの屋台もよく見かけますし、その人の出身地によっては、
「蝉大好き!美味しいよー!」という人もいます。
また、5つ星ホテルでお酒のおつまみにサソリの素揚げが出てきたこともあります。
(ちなみに、塩をかけたサソリの素揚げはとても美味しかったです♪by LISA)
これらの昆虫串は、中国でも珍味というかゲテモノの類で、“重口味”という、マニアックを意味する言葉で表現されています。
これら昆虫も含め、13億を超える「中国人」全員がなんでも食べるわけではないです。
私が中国の友人や同僚と出かけたり話したりして思ったのは、日本人の私の方が、もしかして色々食べるんじゃないかなぁ…ということ。
日本にある中華料理屋さんでは、北京ダックも広州の飲茶も四川の火鍋も全部、同じお店で食べられることがありますが、中国でそんなお店は存在しません。
中国は本当に広くて、日本のように全国各地の食べ物全てが、何処にいても食べられる、ということはありません。そして中国各地を旅行したことのある中国人というのも、おそらくひと握りなのではないかと感じます。
中国の友人で、内臓全般及びアヒルの頭を食べられない、などと言った人は割と多くいました。また、日本食堂が増えて刺身を好物と言う人も多くなりましたが、それでもまだまだ生の物は食べられない人がとても多いです。
中国人からすると、野菜も魚介も肉も卵もなんでも生で食べる日本人は、不思議な人種に見えるんだろうな…と感じます。
まあ、これは「食べ方」の問題で、そのモノを食べないわけではないですが。
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長くなってしまいましたが、やっと本題。
「馬を食べたことがある」という中国人に私は出会ったことがありません。正確にいうと、1人いるのですが、その人は日本へ旅行に来た時初めて食べたそうです。
中国から出たことのない人に、
「馬、食べたことある?」と聞くと、
「え?! 馬? 食べないよ!」と、
あんた何言ってんの?!…的な反応が返ってきます。
理由を聞くと、馬は人を乗せたり荷物を運んだりするための動物で、食べる対象ではないとのこと。それに、脂肪分が少なくて肉が固いから食用に適さないとも言います。
テーブルとイス以外食べるという人達が、何言ってんの!…と思いましたが…(^^;;
確かに中国の市場へ行っても、馬肉は見たことがありません。アヒルの頭や豚の顔、鳩まで売っていても馬肉はない。
ただ中国のお料理サイトを見ると、馬肉の調理方法が載っているので、100%手に入らないわけではないようで、“闇”とまでは言えませんが、どうやら表立って売るものではないらしいです。
だから、私が尋ねた人の中にも、もしかしたら本当は食べたことがあってもそれを隠していた人がいたかもしれませんね。
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最後までお読みいただきありがとうございます♪
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