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絶対無駄な愛ではない。

子供を出産してから、人を愛するということはどういうことなのかをよく考えるようになりました。

子供に無条件な愛を与えたい、それにいいしつけも身につけさせたい。
しつけを教えるとき、時には厳しい態度を取らないといけません。厳しいけど、厳しすぎない。怒る時は怒るべきだけど、どんなときにどの程度怒るべきなのか、それもまた難しい。

誰も完璧な教育ができないし、そもそも完璧な教育が存在していないと思う。親だって間違いを犯す。私は、子育てをする際、モデルになってくれるのが自分の両親です。私の両親は、決して教育熱心な親ではないと思う。けど、いっぱいな愛を与えてくれるます。両親を思うと、真っ先に浮かんでくるのが無駄なさえ感じてしまう溢れ出る愛です。

例えば、お腹がちょっと痛いっていうと、両親は真剣になってくれて、いろんな処置をしようとする。今考えてみると、子供って、しょっちゅうお腹が痛いっていうし、そのうち治るのがほとんどです。なのに、うちの両親はいつも、手を差し伸べてくれて、なんとかしようとする真剣な態度をとっていた。そして、ちょっと何かがあると、すぐ病院にでも連れて行くっていう態勢だったような記憶があります。

大人になって、家を離れて、両親のそのような無条件かつ無駄に多い愛が私の心の支えになり、人を優しくする土台になったと思う。多分、人を思いやるというのが自分の気質になったと思います。

今、自分の子供に対して、両親をモデルに、接しているような気もします。子育ては世界で一番難しい仕事だと言われています。なので、絶対、間違いをするし、忍耐力が無くなって、落ち込む時だってあると思います。けど、普段、子供を頻繁に抱っこして、キスして、手を繋いで、うざいほど関心や思いやりな言葉をかける、それだけを覚えておけば、きっと子供が暖かい愛を感じられるはずです。お腹が痛いって言ったら、「そのうち治るから」って言うのではなく、手で優しくお腹を揉んでマッサージしてあげてください。それはその痛みをすぐに治すことはないだろうが、絶対無駄にはならないと思う。そのうち、子供たちが大きくなって、その溢れ出た愛が子供たちの心の糧になるのです。

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