本屋さんに行ってテンションぶちあがり!自分が何が好きなのか再確認できた日【日記】
久々に平日にお休みをいただいて、娘が小学校に行っている間にいそいそと平日にしかできない用(銀行とか銀行とか…)を足す
病棟にいる時はシフト制だから、夜勤明け、平日休みのおかげで割と一人の時間はあったかと思う。
地域包括に異動になって、世の一般的な土日休みで働くようになってから、娘と同じ足並みで1年と少し過ごしてみたものの…
圧倒的に1人になれない!
異動してカレンダー通りに働き出してからは、娘と過ごす時間が長く過ごせて感動ものだった。毎晩夜は娘と一緒に寝て、毎朝一緒に起きられる。ごく普通のことが育休明けから夜勤が始まっていて、普通にできていなかった。
だがそれも半年、1年とすぎる頃。
親として失格!かもしれないけれど、職場に私がいれば娘は学校にいて、家に帰れば娘は家にいる。当たり前で嬉しいことだけど、贅沢にも1人でいる時間がほしい…と人知れず思ってしまい、反省と、申し訳なさと、やっぱりゆっくり1人で自分のための時間を過ごしたい願望は常に頭の隅に存在していた。
そして冒頭の久々の平日休み。
絶対に本屋に一人で行く!と決めていた。
昔から本が大好きで、気に入った小説があれば徹夜してでも一日で読破していた。
作品の中に入り込んで、明け方号泣して死んだように眠る日もあった。
若いからできたこと、1人だからできたこと、懐かしくも今はもう難しい。健康的な生活になったもんだ。
本屋の中に入ってじっくりゆっくり、舐めるように並んでいる本を眺める。
世の中にはたくさんの本があって、こうしてる間にもたくさんの本が出版されて、それ以前に多くの人が現在進行形で執筆活動をしていて…。
思いを巡らすと、多くの人たちがその人生の時間をかけて、得た知識や知見をぎゅっとまとめた本の1冊1冊がとんでもない宝物のように輝いて見える。
職業柄、看護の本や医学書のブースには最初に寄ってしまう。たくさん、たくさん。最後に本屋さんに来た時にはなかった、親しみやすいイラストの本や、固すぎないわかりやすい便利な本が増えていて、勉強したいな、と単純に思う。
でも今日は、仕事離れて自分の好きなものを再確認したかった。
自分のために自分の心がときめくものってなんだっけ?仕事だけじゃなくて、毎日に忙殺されて忘れかけてたのか封印していたのかわからない私の好きな物たちは、なんだっけ?
気になった本はパラパラとめくってみて、目次や少しだけ雰囲気を感じ取る。
好きな本、あまり興味が無いなというもの、上辺だけで好きかも、なんて思っていたジャンル。まるで出会いを探しているよう。
私の好きな物、気になるもの、興味のあるものに自然と引き寄せられる。
小説、ビジネス書、新書、雑誌、絵本…。
私が何に感動して喜んで楽しむのか、再確認できる、私は何でできているのかが感じられる。
クラフトコーラについてまとめた本
呪いの言葉処方箋、みたいな本
スガキヤファンブック(私にとってソウルフード!)
親の一言言い換え時点
文房具の色々がまとめられた雑誌
もーーテンションぶちあがり!
(ぶちあがるって言葉はいい言葉じゃないけど、それくらいぶち上がった!)
結局購入したのは「エルマーの大冒険」の2冊目。娘と一緒に寝る前に読む用。
いいの、私の何が好きなのか、改められた幸せな時間が過ごせたから。ママだけごめんね、でもママにとっては必要な時間だったの。一緒に読もうね、エルマーとりゅうは今度どんなことになるのかね…
大人になると、社会人になると、親になると…
人は大きくなるうちにどんどん自分らしさを失っていくような気がする。
自分の好きな物、心惹かれるもの、なんだっけ?ってなってしまう。自分よりも優先されるもの、周りの大勢がいいというもの。
「私」を形作っていたものが知らないうに輪郭をぼやけさせる。見えなくさせる。
本屋で過ごした時間は、私にとって私とは何か、を思い出させる時間。
仕事に必要だから、生活するのに必要だから、子供のためにいるから…
自分の心を二の次にしたり、押し殺すのに慣れてしまっている。
時に自分を再確認するために本屋に行こう、ゆっくり行こう。
いつか娘もそんな場所になったら、いいな。
2人でそれぞれの宝物探しに行けるようになったらいいな。
なんて夢も見ちゃう。