
転職を考えていなかった30代前半女の新たなスタート。
この度、約7年勤めた会社を退職することになりました!
人生で二度目の転職、今回の転職活動は人材業界にいる立場だからこそ、また退職したいと思っていなかった中での転職活動だったからこそ感じることも多かったので、今の自分を記したいと思う。
***
私は今総合人材サービス会社で様々な企画をする仕事に就いている(かなりアバウト)。
今の仕事に就いていなかったときは、企画ってなんかかっこいい!と思っていたが、実態は調べたり聞きながら、能動的に登場人物をまとめて進めていくようなとことん泥臭い仕事。
ルーティン業務でない大変さはあるが、ゼロから作っていくこの仕事が好きである。
人材業界にいるとあるあるかもしれないが、自分のキャリアと向き合うことが多いし、求めていなくてもサービスの特性上向き合わさせられる。
どういう働き方をしたいか、何をしたいかしたくないか、どんな将来のビジョンがあるかなど、とにかく考えさせられる業界なのだ。
そんなこともあり、わたしは他社の人材会社に登録して自分の市場価値を見ているし、一年ごとを目処に職務経歴書のアップデートもしている。
そんな中遡ること数ヶ月前、仕事中トイレの列に並びながら自分のスマホでメールボックスを見ていると、一通のメールが目に留まった。
以前から憧れていた企業グループの採用担当からダイレクトに届くスカウトメールだった。
思わずメールを開封して求人の詳細を見る、とにかく面白そうである。
今やっている仕事の経験が活かせること、またビジョンがこれから目指したい方向性とも合致する。
(え、受かるのかな?なかなか難しそうだけど…。)
そう思っているとトイレが空いたので、一旦メールにお気に入りマークをつけて閉じた。
少し気になりながらも、日々の仕事に終われ、関わるプロジェクトが無事に進められそうな見通しが立ったことで心がワクワクしていたこともあり、別に今の会社でいっか!と思っていた。
そんな数日たった頃、またトイレの列に並んでいるとき、その会社から追加のメールが届いたことに気づく。
こういったものに追加のメール機能が付与できることはサービスを提供してる側の立場だからこそよりわかっている。
でも、やっぱり気になってメールを開封をした。
もう一度求人を見る、やっぱり気になるし、仕事も面白そう、とにかく心が惹かれる。
その場で求人のエントリーをするボタンを押した。
翌日、履歴書と職務経歴書を提出してほしい旨のメッセージが届いた。
職務経歴書は既にあると言いながらもその業界や会社用でなく自分なりに完全ではないし、また履歴書には志望動機を書かなければならない。
久しぶりの応募書類の作成、かなり腰は重かったが、休みの日を使って、なんとか最新版にアップデートさせ、提出した。
そこから約2ヶ月、複数回の面接、適性検査を経て、先日無事に内定をいただけた。
面接を重ねるうちに、この会社が気になる!から行きたい!に気持ちが変化する感覚は初めてだった。
だからこそ内定をいただいたときは本当に嬉しかった。
振り返ると面接対策にはかなり時間はかけたし、夜な夜な追加の書類も作成したしと、仕事を続けながらの転職活動は大変だったが、とても充実していたと振り返った今は思う。
人材業界で働いているという自負も、いい意味で自分を奮い立たせてくれた。
今度の仕事は人材業界から卒業はするが、今まで企画としてやってきたことが活かせて、より夢に近づいて、とにかくチャレンジばかりの環境になる。
刺激がないと退屈に感じてしまうわたしにとっては最高な環境。
そしてありがたいことに年収アップも叶った。
内定をいただいてからは認められた嬉しさもあり、今の職場へのやり切ろうとの思いもあり、これまで以上に楽しい毎日を過ごしている。
会社でお世話になった人に報告をすると寂しがってもらうことも、これからは友人として付き合おうね!と言ってもらえることも、初めて転職した会社がここでよかったと思った。
***
転職活動は相性だし、タイミングだし、自分が置かれている環境もあるし、何が正解かもわからなくなる。
ただあらためて感じたことは、仕事もプライベートも少しでも嫌じゃなかったらとにかくやってみて、動いて、会話して、自分自身が納得すること。
そうすると転職の方向性は見えてくるし、最終的には満足感の高い転職となる。
とりあえず人生楽しもう!
***
2年半ほど前にこんな記事も書きました、見ていただけたら嬉しいです!