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ITリテラシーの欠如は高速道路の最低速度違反と同じだ

昨日の「ITリテラシーが低いリーダーが引き起こす組織の停滞とリスク」に引き続きITリテラシーの話です

1. ITリテラシーとは何か?
ITリテラシーとは、情報技術を正しく理解し、活用する力を指します。例えば、データの信頼性を見極めたり、サイバーセキュリティを守る基本的な知識が含まれます。現代社会では、このリテラシーがリーダーとしての最低限の基準になりつつあります。


2. ITリテラシーを車の運転に例えると
これを車の運転に例えるなら、ITリテラシーは車の速度です。時速が高ければ、複雑な交通状況にも対応でき、スムーズに目的地に到達できます。しかし、リーダーに求められるのは、高速道路を走る能力です。最低速度以下で走る人は、自分だけでなく他の車にも迷惑をかけ、重大な事故を引き起こす可能性があります。
つまり、ITリテラシーが低いリーダーは、高速道路で最低速度違反を犯しているようなものです。そして、その結果組織は停滞し、競争力を失うリスクを抱えます。


3. SNSを規制しようとする議論の危険性
最近、兵庫県知事選挙の結果を受け、SNSの規制を求める声が上がっています。一部の人たちは、SNS上の混乱やデマを問題視し、「SNSを制限すべきだ」と主張しています。しかし、このような議論は、ITリテラシーの低さを露呈しているに過ぎません。
SNSは情報を発信し共有するための重要なツールです。確かに誤情報のリスクはありますが、それを解決する方法は規制ではありません。必要なのは、SNSの正しい使い方を学び、リテラシーを高めることです。規制は短期的な解決に見えて、長期的には自由な議論を制限し、健全な社会を損なう危険性をはらんでいます。


4. 最低速度違反を避けるために
SNSを規制しようとする人たちは、高速道路で最低速度以下で走ろうとする運転手に似ています。規制を求める声は、「自分には速度を上げる力がないから、他の車も遅くすればいい」と言っているようなものです。しかし、そんなことをすれば、高速道路全体が機能不全に陥ります。
現代社会においては、ITリテラシーを高め、SNSを正しく活用する力が求められています。情報を読み解く力、正しい判断を下す力を持つことこそが、高速道路をスムーズに走るためのエンジンです。


5. 結論:リテラシーを高めることが未来への道を切り開く
SNSを規制しようとする議論は、ITリテラシーの不足を示しているだけです。高速道路で最低速度を守らなければ罰則を受けるように、リーダーには最低限のITリテラシーが求められます。
規制に頼るのではなく、リテラシーを高める教育や取り組みを推進することこそが、社会を健全に保ち、未来を切り開く唯一の方法です。


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