最近プレイしたゲームの感想あれこれ⑥
早いもので2023年もまもなく終わろうとしている年の瀬。
先月はひと月丸々SO2R(たのしい)に持てる時間の全てを費やしていましたが、ふた月連続でやってきたオータムセール・ウィンターセールのおかげで積みゲーがぐんと増えたのでせっせと遊んでいました。
今回は年末なので最初にちょっとだけ2023年の振り返りをして、それから遊んだゲームの感想を書いていきたいと思います😊🎶
◆2023年のゲームふりかえり
今年新規で遊んだゲームはSteam、Switch、ゲーパスあわせて86本でした!(131っていう数字はデモ版とかも含めて集計されてるっぽいです)
去年は83本だったので同じくらいのペースで遊べました👾🎮
今年も沢山の面白いゲームと出会えた1年でとっても楽しかった~!!
でも新規ばかり優先すると過去クリア済みでもう一度遊びたいっていう作品の再プレイがなかなか出来なかったりするので、そういう時間も来年は大事に出来たらいいなと思います。DQBとか1&2通しで遊び直したいなぁ。
◆今月遊んだゲームの感想
①STAR OCEAN THE SECOND STORY R
プレイ時間:180時間(2周クリア+3周目途中まで)
西暦2452年の遥か未来、地球連邦軍の少尉を務める青年・クロードは艦長である父と仲間たちと共に惑星の調査に赴いた矢先、突如起動した転送装置に巻き込まれどこか別の惑星へ飛ばされる事態に。
一方、宇宙のどこかにある惑星『エクスペル』で暮らす少女・レナは日課である森の散歩に出たところ、背後から現れた魔物の襲撃に遭いあわや…というところでエクスペルへと転送されたクロードに助けられます。
そうした二人の運命的な出会いがエクスペルと宇宙全土の命運を左右する物語へと繋がっていくSFファンタジーRPG。
PSで発売された同作品のリメイクになり、グラフィック・音楽・ボイス・システムなどあらゆる面がグレードアップして遊びやすく進化。
シリーズ作品になりますがストーリーは独立しているので単独で遊んでも特に問題ありません。好きすぎて先月作品単体で感想記事も書いたのですが、折角なので初見の方向けにもご紹介。
本作は最初にクロードとレナのどちらかを主人公に選び、それぞれの視点で物語が進んでいきます。メインストーリーの流れ自体は同じでも展開が一部異なるので両方プレイすることでストーリーが補足されていく流れ。
また、主人公である二人以外に11名の仲間キャラクターがいて一回のプレイにつき8名までパーティを組めるのですが
・一つのルートにつきどちらか片方しか仲間に出来ないキャラクター
・クロード編もしくはレナ編でしか仲間に出来ないキャラクター
が存在するほか、お気に入りのキャラ同士の好感度を上げることでストーリークリア後にペアエンドが流れ、それが全キャラクター分用意されていたりと周回しがいのある内容になっています。
仲間たちは皆個性豊かで、パーティを一時解散して町で休憩できるPA(プライベート・アクション)というシステムがあり、メインストーリーでは分からない皆の普段の姿や仲間たちの交流の様子が見られることも。
ゲーム自体はオーソドックスなRPGで最大4人のメインパーティを編成し、誰か一人を操作。戦闘はリアルタイムバトル形式で他の仲間たちが縦横無尽に駆け回って戦う様はかなりにぎやかで眺めてるだけでも楽しいです。
今回のリメイクでシステムが大幅に見直され、難易度選択やステータスアップや経験値アップなどの強力なバフが掛かる陣形システムなどによりRPGをあまり触らない人もギリギリの戦いがしたい人も自分にあった遊び方にカスタマイズできるようになりました。
それ以外の部分も強くてニューゲーム・ファストトラベルの採用など改善された部分が多々見られ、遊びやすい内容になっていると思います。
メインストーリーは主人公ということもあってクロードとレナの出番が多く、時には痴話喧嘩を繰り広げられることもあり贔屓目を抜きにしていうとこの二人を好きになれるかどうかみたいな部分もあるのですが私はこの青さみたいなところも割と好きです。
旧作の良いところも取り入れつつ現代的な遊び方も意識した、作った人たちの愛情を感じる素晴らしいリメイクになっているので気になる方は是非遊んでみてください。
© 1998, 2023 SQUARE ENIX Original version developed by tri-Ace Inc
記載されている会社名・製品名・システム名などは、各社の商標、または登録商標です。
②Hex Cats
プレイ時間:2.3時間
ネコチャンたちがイタズラしてこんがらがってしまった毛糸をほどいてキレイに繋ぐパズルゲーム。六角形のタイルを回転・移動させて同じ色の線を真っ直ぐ繋いでいくシンプルなルールです。
日本語対応はしていませんが触ってたら分かるので特に問題なし。
ステージが進むごとにギミックが増えて多少ややこしくなってはいくけれど手順が分かりやすいパズルなのでサクサク進めて楽しいし、のびのび過ごしている猫たちの自由奔放さに癒されつつまったり遊べます。
配管とかをテーマにした同じルールのパズルに時々遭遇することがあって、もっとやりたいなーと思ってるんですがなんていうジャンルなのか調べてもよく分からない。
③Hidden Through Time 2: Myths & Magic
プレイ時間:8.5時間
ファンタジーなマップの中から指定されたものを見つけるアイテム探しゲーム『Hidden Through Time』シリーズの2作目。
今作は「80年代の魔法使いの町で暮らす魔女の女の子の生活」「イカロスを中心とするギリシャ神話」など4つのテーマに沿ったステージが用意されていて、異なる世界観でのアイテム探しを楽しめます。
また、昼夜or天候の切り替えというのが新たに加わり、同じステージでも昼だけ・雨が降ってる時だけなど特定の条件下でしか見つからないものもあり、ステージ内の様相も変わったりしてストーリー性を感じられるところが好きでした。
カジュアルでかわいいグラフィックは1より変わらず、よりくっきりとキレイに。
その分全体像の一部分しか見えていないアイテムもあったりちょっとだけ難易度が上がっている印象。
『Hidden Through Time』シリーズの特徴の一つであるマップエディタ機能もさらにグレードアップして、他のプレイヤーの人たちが公開しているマップを作り込み凄いな~!って感心しながら遊ぶのも楽しくてたまに起動しては新しいオンラインマップを探したりしています。
④Loddlenaut
プレイ時間:14.6時間
どこかの宇宙で働く清掃会社の下っ端社員となって、汚染された海洋惑星を探検しながらヘドロを吸い取ったりゴミを回収したりして元のキレイな海の姿を取り戻すリラックス系お掃除ADV。
デモ版の時点で面白かったのでリリースを心待ちにしていた作品です。
かつて名を馳せた大企業・グッピー社(今は倒産かなにかしたらしい)が所有していた惑星の一部海域の清掃を依頼され、ちょこちょこ話しかけてくるスーパーバイザーのアドバイスを聞いたり聞き流したりしつつあちこちをふよふよと泳いではお掃除していきます。
海の中はグッピー社が色々やらかした形跡が見られ、水生植物にはヘドロがこびりつきあちこちに缶だのビンだのといったゴミが散乱し細かいプラスチック片によって海水が汚れ…とひどい有様で
道具を駆使してそれらひとつひとつをコツコツと片づけていき、回収したゴミをリサイクルして生成された部品で道具をアップグレードして次の場所へと移動していきます。
ただしステージクリア型ではなく移動範囲が広がっていく形になり、かつ一度完璧に洗浄したエリアでも時間が経つと再びジワジワ汚れていくため適度にパトロールする必要もあって、復興の道も楽じゃない。
また、この海域にはロードルと呼ばれる生きものがいて、どの子も最初はヘドロで汚れて衰弱しているのですがプレイヤーがお世話をしてあげることで元気を取り戻しご飯をあげたり撫でたりといったスキンシップも取れてかわいい。
(でもグッピー社の崩壊の原因になった?とも言われていて案外無害な生きものではないのかもしれない…)
ストーリーが進むごとにステージも深海に近づき、底が見えない広い暗い海の中をゆっくり沈んでいく原始的な怖さもなくはないんですが敵対生物とかはいなくて黙々と掃除に集中できます。
値段を考えるともうちょっとボリュームが欲しかった…!でもオススメする・しないでいうなら全然オススメです。DLCとか出たらやりたい。
⑤LumbearJack
プレイ時間:3.2時間
主人公は一匹のクマ。春になり冬眠から目を覚ましたばかりのクマに舞い込んできたのは、大企業・イビル・ワークス社により自然が破壊され森の仲間たちの生活が脅かされているという驚きのニュース…!
好き勝手している悪徳企業を成敗し平和を取り戻すため、静かに怒れるクマが斧片手に人工物を破壊しまくるゆるゆるパズルADV。
各ステージにはイビル・ワークス社が設置した大小さまざまな機械・設備・車などの人工物があり、まずは小さなものを壊して部品を回収し斧をグレードアップすることでより頑丈な機械も壊せるようになります。
そうしてすべての人工物を破壊して自然あふれる姿に戻し、ついでにそこらへんにいるイビル・ワークス社の社員をビンタして自然を愛する心に目覚めさせ、とにかくなんとなくラブ&ピース!!な雰囲気になればステージクリア。
パズルといってもおおまかな手順はほぼ決まっていて、雰囲気的には『Donut County』がかなり近い印象を受けました。
ちなみに「斧も人工物なのでは」と思われるかもしれませんが、クマは動物たちや善良な市民の生活を脅かすものが嫌いなだけで人工物すべてを排除したいわけではないらしいです。線引きが出来ている。
かわいいグラフィック通りのゆるいストーリーと、あれこれ悩みつつパズルを解くというよりガンガン物を壊す気持ちよさを重視した気楽に遊べる楽しいオススメ作品。
⑥ハウスクリーニングサバイバル
プレイ時間:3.9時間
職を失い実家に帰ってきた矢先、両親は1,000万円の借金を残してどこか遠くへ旅立ってしまい一人残された主人公が借金返済のため謎の人物と協力してハウスクリーニングの仕事をこなしていくコミカルなお掃除シム。
全部で12ステージあり、正体不明の依頼人に紹介された物件に赴いては掃除・洗濯・食器洗いといった作業をこなしていきます。
PowerWash Simulatorなどの他のお掃除ゲーと違ってツールのアップグレードなどは必要なく「どんな汚れもすぐに落ち、かつ揮発性が非常に高いためビシャビシャ掛けても即乾く超高性能のアルコール」とやらを汚れ部分に掛けるだけで瞬く間にピカピカになり、汚れた食器や衣類を集めてシンクや洗濯機の前でキーを押せばOK!と難易度は非常にやさしめ。
ストーリーは大分バカゲー寄りで『"なぜか"ハウスクリーニングの仕事をよく頼まれると宣う謎の依頼人』の一文からなんとなく察せられる通り、
最初こそ普通の物件だったのが案件の不穏さが途中から加速度的に増していき、ハウスフリッパー(の掃除部分)を遊んでいたつもりが気付いたらなぜかViscera Cleanup Detailになっていた。そんな感じの内容。
カオスなストーリー含めて私自身はなんだかんだクリアまで楽しめたのですが、各依頼人の事情こそ違えどステージごとの違いがほぼ無い(部屋の広さや構造・配置が多少違うだけで壁紙やインテリアは大体同じ)ので代わり映えがなく、早々に飽きてしまう人も多いだろうなという印象。
他の類似作品とのボリューム・ステージ構成諸々比較すると定価(2,050円)で買うのは割高だと思うので、気になってしまった場合はセール時に買うのを強くオススメします。
⑦Carto
プレイ時間:10時間
あるハプニングからおばあちゃんとはぐれてしまった女の子・カートが沢山の人たちと出会いながらおばあちゃんと再会できる方法を探して世界を旅するパズルADV。
この世界は四角いピースがいくつもくっついて島や大陸が形成されていて、カートがはぐれた時にそれらのピースもバラバラになって世界のあちこちに散らばってしまったため
マップ内を探索して白く光るピース(地図の欠片)を見つけてくっつけて世界を広げていくことでストーリーが進展していきます。
地図の欠片は地形が同じだったり道が繋がっていたり整合性が取れていないとくっつけられないという仕様があり、タイルを回転などしつつ配置する場所を考えていきます。
また、NPCがくれるヒントに従って特別な位置に配置すると新たな地図が生まれたりもするので皆の話をちゃんと聞いて覚えておくのが結構重要。
タイルはそれなりの枚数があるのでストーリーは同じでもプレイヤーによって地図の形は全然違っていて、クリア優先で配置してもいいし地図としての美しさを求めて配置してもいいという自由さも楽しい。
アナログ調の柔らかく温かいグラフィックが素敵で、ちょっと無口で優しいカートが個性豊かな沢山の人々たちと出会い彼らを手助けしていくことでカートもまた助けられていく優しさいっぱいのストーリー。
プレイ時間は10時間とそんなに長くはないけれど、全体を通してすごく良いゲームだったな~と思える満足度高めの作品です。
⑧Shy Dogs Hidden Orchestra
プレイ時間:91分
どこかへ隠れてしまった恥ずかしがり屋の犬の演奏家たちを見つけてオーケストラを完成させるアイテム探しゲーム(全10ステージ)。
前作は猫、今作は犬ということでどっちも可愛くてオススメです。
ステージ開始時は無音だったのが、一匹また一匹と見つけていくと共に各楽器のパートがBGMに加わりどんどん賑やかな曲に変わっていく演出が楽しく、
ステージ内に散らばっているヒントをもとに特定の楽器だけ演奏させると隠れキャラが出現するちょっとしたおまけ要素もあり。
コロコロとした丸っこい犬たちがとってもかわいい。
⑨ハーベストアイランド:収穫島
プレイ時間:45時間
実り豊かな離島にて農場を営みながら父親と3人で暮らすウィルとサマンサの兄妹。
時には喧嘩しつつもどこへ行くにもいつも一緒の2人が、ある日ウィルが島で見つけたとある"奇妙なもの"との遭遇を皮切りにこの島に隠されたおぞましい謎に近づいて行くホラーADV×農業シム。
基本的には徐々に探索範囲を広げながらクエストを達成してストーリーを進めていくのですが、そのためには『神様の祝福』が必要になります。
祝福は島のいたるところに置かれた像に捧げものをしたり動物の世話をしたり畑の手入れをしたりと勤勉に働くことで与えられるもので、
・祝福と引き換えに作物の種や家畜がもらえる
・農場内の各施設や道具のアップグレードの材料の一つになっている
・祝福を使うことで行けるようになる場所がある
など、使い道が多く何かと入り用になるため農場での日々の作業をある程度きちんとこなしていくのも大事。
(この辺りのゲームバランスの関係からストーリーモードで遊ぶのがオススメです)
農業シム要素については、施設をアップグレードして農場を大きくしていくオーソドックスな楽しみ方も出来るし
動物のお世話をしているとウィルとサマンサが特別な会話をすることがあって、冗談を言いあうような微笑ましいものもあればストーリーのヒントに繋がる大事な話もあり農場を大きくしていくことにもちゃんと意味があるのが好印象💮💮
島の探索も予想していたより移動範囲が広く、ちょっとずつ出来ることが増えていくのがワクワクして楽しい!
そして肝心のストーリーについては、普通に、しっかり、怖い!!!
ホラーが苦手な方のために言うといわゆるジャンプスケアは普通にあるんですが、音で驚かせてくるタイプで怖い顔が目の前にドン!ワー!(心肺停止)みたいなのはないです。
ただ、島を探索するごとに見つかっていく小さな情報が積もり積もって
「この島は何かがおかしい」という確信と「ここにいてはいけない」「何を信用したらいいのか分からない」「これから何が起きるのか分からない」という不安と恐怖だけがジワジワ増して精神を蝕んでいく怖さがあって
ホラー映画などの「このあと怖いシーン来そうだな」っていう時の緊張感を終始味わわされる息苦しさがすごい。
ウィルたちをただ『見ている』謎の神様、明らかに何かを隠している様子の父親、あちこちで見つかる動物たちの死体、この島に"絶対にあってはならないもの"との遭遇、
信じていたものの輪郭がゆっくりと崩れて追い詰められていくウィルとサマンサを待っているものとは…。
ストーリーに日数制限はなく(日付という概念自体がない)農場にいる限りは平和なので、怖くなってきたら農業に勤しんで恐怖を和らげるみたいなマイペースな遊び方も出来て一風変わったホラーを楽しみたい時に。
ハーベストアイランドのネタバレ感想を書いていたら結構長くなってしまったので先にあとがきから。
今年の7月にnoteに登録して早5ヵ月、もともとゲームの感想を残して後で読み返すのが好きで、メモアプリとかXとかにゲームの感想を書いたりしていたんですがnoteはこういう形で残しておきたいっていう理想形に近くて始めてよかったな~という気持ちです☺️🌼
今年もゲームは変わらず楽しいものでした。
来年もきっと楽しいので、2024年も「このゲーム面白かったな」という気持ちをコツコツ残していけたらいいなと思います。
それではまた⛄❄️
(※以下ハーベストアイランドのネタバレ感想に続きます)
※「ハーベストアイランド:収穫島」ネタバレ感想
以下、EDまで含めたネタバレ感想です。
ストーリーの極めて重要な部分にもガッツリ触れているのでご注意ください。
心が曇る〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!
久しぶりに後味悪いストーリーの作品に触れたなぁ…って気分です。
こういうキャラクター性の強いホラーゲームって今作でいうとウィル&サマンサ両方生存エンドみたいなエンディングが用意されてることが多いので
浜辺のあのイベントで「これは流石に脱出出来るだろ!!」って完全に油断してたところでのウィル離脱(しかも化け物に食べられたのだろうという考えうる中でも最悪の終わり方)はキツすぎる…2023年最後にクリアしたゲームの結末がこれはハードすぎる……
確定バッドエンドは仕方ないとしても、信じていたものに裏切られて心が削られてそれでも二人で懸命に生きようとする様を見てきた上でのこの展開は本当にキツかったです。非のない子供が犠牲になるストーリーは単純に辛い。
ストーリー全体でいうと、
・明らかにストーリーの根幹にいるのにウィル達への敵意や悪意が全く感じられない神様
・神様との関連性がよく分からない地下のあれこれ
・何がしたいのかよく分からない父親
・親子3人とは別に島にいる『何か』
っていうこの4つが頭の中で繋がらなくて展開が読めず『お化けより生きてる人間の方が怖い』系の話なのかと思ったら最後の最後にメチャデカバケモノが出てきて普通に戸惑いました。生きとったんかワレ…!
整理すると「神様の像」自体は本来人間たちの餌としての質を高める方法の一つとして、「神様を崇め、捧げ物をする(+それらに付随する活動)」を子どもたちにさせるためのただの舞台装置に過ぎないのが
ごくまれに像を通じて"友なる者(本当の神様に近い頂上的な存在)"と繋がってしまう個体もいて、彼らは皆何かの使命を与えられ、かつ使命を遂行するための力も授かるって話だったと思います。
それで、友なる者から与えられた力(魔法)を使って化け物を退けたのがレウリックで彼の場合はフロリエの王になること、そしてフロリエに将来現れる別の使命を持つ誰かへ繋いでいくことが使命だったと推測され、
だとしたら獣(多分作中に出てくるような化け物たちのこと)に町が襲われた時どうして魔法で対抗しなかったんだろうっていうのがちょっと気になりました。
魔法は使ったけど化け物の数が多くて対応しきれないのか、なんらかの理由で力を失ったor弱まったなどなにか理由はあるのだと思いますが
『真実の目』はフロリエの町が荒廃してレウリックの統率力が下がっていくのを良いことだと認識していたらしき節もあるので神様の意思や使命を無視して暴走していた的な見方もあったりするのかな。
父親の部屋にあった本とか日記とか読むに悪辣な面も多分にあったようなので。
父親は本当によく分からなかったな〜。
最後の家で見つかる読み物も踏まえると父親(世話人)は子供たちのパステルスコアを上げるためにわざと探検する余地を与えてたってこと…??
でもそれだと海岸の穴埋めたり橋壊したり隠ぺいを図るのは辻褄が合わないので、ウィルたちが祝福を与えられる特別な子どもだということは理解していてもその祝福の使い道までは知らないのかな?
2人が神様に導かれたことに気付いてなくて、探検中に偶然見つけた程度のことだと認識しているから隠せば何とかなると思ってるのかも。
サマンサを手元に残したがった理由について後で「女の子は子供を産ませるために残す」って説明を見てウッ……ってなったんですが、サマンサは母親に似てるって言われてたし母親のペンダントを残してたりすることからもそれとは別の理由があったりするのかな。お前は父親になれないみたいなこと言われてたのも関係してそう。
ウィルとサマンサは二人揃って祝福を与えられたかなり稀有なパターンっぽいのですが、サマンサの場合は島から脱出してフロリエで何かを成すことが彼女の使命、そしてサマンサが脱出出来るように手助けしてあげることが恐らくウィルに与えられた使命だったんだと思います。
つまり最後に化け物に捕まって囮になるのも、ウィルが犠牲になることでサマンサが逃げるチャンスが生まれたって考えるとあれがウィルの運命(あそこで死ぬことで使命が果たされるからサマンサのように生き返ることが出来ない)なんだなって……。
ドラゴンボール頑張って集めたのに妹と生きたいって言っても運命は変えられないってあっさり断られるどころかめちゃくちゃ嫌な夢だけ見させられて終わりだしなんだったんだよ……。
唯一の希望っぽいおちやも探したつもりなんですが会えなかったのでよく分からず。
ゲーム自体は本当に面白くてトレーラーで受けた印象や期待を裏切らない内容だったし、探索要素強めのゲームは大好きだし、ホラー×農業シムって要素も新鮮で楽しかったけど
ただひたすらウィルとサマンサが可哀想で過去に起きたことよりサマンサのこれからの方が心配だし大事なんだよ…!!っていう気持ちが強くて今のところ続編(The Chains That Bound Me)はやらないかなって気分です。
というかドラゴンボールはさ!!完全にネタ要素なんだから化け物ドン!捕まるウィル!しかし突如戦士の力に目覚めたウィルのかめはめ波で破ァ!!され化け物と父親爆散!!平和になった島で兄妹仲良く暮らしましたとさ♪みたいなギャグエンドでいいからやってよ…!!神龍を名乗るならそれくらい出来てよ…!!!奴は神龍の中でも最弱…!!!
本当に、どんな理由でもご都合展開でもいいから二人揃って生き残ってほしかった。
せめてサマンサの未来に少しでも幸せなことがあって欲しいと願うばかりです。
サムネはもう…祈りみたいなものです…。