「LIPSベストコスメ 2022上半期」発表!上半期で話題になったトレンドは?秋冬のトレンド予想もあわせて紹介 【2022年6月1号】
LIPSユーザーの美容事情や、ビューティートレンドをピックアップする『LIPS labo』。今回は、本日発表となった「LIPS ベストコスメ 2022 上半期」についてご紹介いたします。
新設された商品機能に特化した『LIPSこだわりアワード』についてや、2022年上半期のトレンド、また秋冬のトレンドとなりそうなトピックスも合わせてご紹介いたします。
1、「LIPS ベストコスメ 2022 上半期」とは?
「LIPS」内で、実際にユーザーが投稿したリアルなクチコミに基づく2022年上半期のランキングと、ユーザー投票から選出されるコスメアワードです。
2、2022年上半期の新作大賞トップ3は?
『LIPSベストコスメ 2022年上半期』総合大賞は、
1位 ロムアンド 『ハンオールフィックスマスカラ』
2位 ジルスチュアート 『ブルームクチュール アイズ』
3位 ロムアンド 『デュイフル ウォーターティント』
昨年の総合大賞では上位をデパコスアイテムが独占しましたが、今年は一転。上位3つのうち2アイテムに、韓国ブランドが返り咲く形となりました。また、アイテムも2021年はすべてアイシャドウだったのに対し、今回はマスカラ・アイシャドウ・リップと分散された結果に。
全体的に、今回はパキッとしたカラーよりも【淡いニュアンスカラー】、そして質感は【ツヤ】が人気だったように感じます。
1位 ロムアンド 『ハンオールフィックスマスカラ』
1位のロムアンド 『ハンオールフィックスマスカラ』は、「まつ毛に透明感を与えてくれる」「マスカラベースを使わなくても、カール力が高く、しっかりセパレートし、自まつ毛をきれいに見せてくれる」と人気。
近年の上向きナチュラルロングまつ毛が人気の需要にマッチした商品であり、さらにブラックでもブラウンはもちろん、絶妙なくすみ感で透明感をアップさせてくれるカラー設計も人気の要因だったのではないでしょうか。
2位 ジルスチュアート 『ブルームクチュール アイズ』
2位のジルスチュアート『ブルームクチュール アイズ』は、シマー感がたっぷりで、重ねても濃くなりにくいというクチコミが多数。締め色もニュアンスがあり、透明感のある目元に仕上がると評判でした。
一番クチコミ数が多かったカラー「04 sunlit ranunculus」は、ラベンダー・イエロー・ピンクの柔らかいパステルカラーが魅力。「くすまず透明感が出る」「光で透けた花びらのような感じでグラデーションがしやすい」「真ん中のシアーなベースがくすみを飛ばしてくれる」という声が多くみられました。
3位 ロムアンド 『デュイフル ウォーターティント』
ティントリップの代名詞との呼び声高いロムアンドの新作『デュイフル ウォーターティント』が3位にランクイン。粘膜のようなウルッと感と少し膜感のある塗り心地で人気。落ちないだけでなく、みずみずしさと透け感、そしてやはり色もちがいいとのコメントが多数でした。
新作大賞を受賞した3アイテムを見ても、ツヤとニュアンスカラーに加えて、透け感も2022年上半期のキーワードと言えそうです。
3、新たに"欲しい"がわかる『LIPSこだわりアワード』が誕生!
『LIPSこだわりアワード』とは?
「発色のいいマスカラが知りたい」「マスクでも崩れにくいもちのいいリップは?」など、ユーザーの抱える悩みに着目。商品特徴に特化することで、よりアイテムにたどり着きやすく、手にとってもらえるようなアワードとして新設しました。
今回は、アイブロウ・アイシャドウ・アイライナー・マスカラ・チーク・リップの6部門に各部門3つの強みをピックアップし、ランキングを作成しました。
『LIPSこだわりアワード』から見えてきたものは?
リップ部門では、発色・もちの良さ・ツヤの3つで集計したところ、上半期にSNSやLIPSで大きく話題となったkiss『リップアーマー』が、リップ部門もちの良さ賞で2位を獲得。4月4日発売と対象期間ギリギリながら、2位に食い込む快挙。店頭欠品も続いてるという人気のアイテムとなり、2022年を代表するアイテムのひとつと言えるのではないでしょうか。
また、今回新作大賞で1位となったロムアンド『ハンオールフィックスマスカラ』もマスカラ部門カール賞1位にランクイン。近年はマツエク離れが進み、ラッシュリフトやまつ毛パーマなど、ナチュラルな上向きカールが人気なことも影響していると考えられます。2022年も引き続き上向きまつ毛のトレンドは続くのではないでしょうか。
マスカラ部門使い心地賞では、2021下半期でマスカラ2位となったsopo『カラーマスカラ』が1位に。使い心地賞でランクインしたアイテムは、ブラシの形状が小さめなものが多いことがわかります。下まつ毛のメイクなども注目されていることから、「小さめのブラシ」= 塗りやすい、使いやすいという意識がユーザーの中でも定着しているのではないのでしょうか。
アイライン部門は、発色賞のほかに、ラメ賞、使い心地賞で集計をしたところ、発色賞と使い心地賞両方で1位にランクインしたVisée『リシェ アンティークパステル ライナー』をはじめ、2022年春夏の新作アイテムが順位を席巻。発色に関しては、絶妙なニュアンスカラーが増え、発色のかわいさで楽しみたいという需要とマッチしていると考えられます。
逆にアイブロウ部門に関しては、肌なじみ賞、使い心地賞でランクインした新作は、肌なじみ賞2位のCEZANNE『ノーズ&アイブロウパウダー』のみという結果に。カラーアイブロウがトレンドの一方で、やはりハードルの高さを感じている人が一定層おり、アイブロウに関しては定番のアイテムを好む傾向にあるのではないかと推測できます。
また、アイブロウ部門はプチプラブランドやドラコスブランドの商品が人気という傾向に。プチプラブランドのアイブロウ商品への支持の厚さがうかがえます。
4、『LIPSベストコスメ』からわかる、2022年上半期のビューティートレンドとは?
①リップに、ツヤ感が戻ってきた。セミマットリップも人気に
ロムアンド『デュイフル ウォーターティント』、kiss『リップアーマー』も落ちにくさはもちろんのこと、なんと言っても人気はそのツヤ感。ここ数年はマスクにうつりにくい・落ちづらいという点で、マット系のリップが人気でした。しかし、落ちないことはもはやデフォルトとなり、質感もマットからセミマット、ツヤ感が感じられるアイテムが多く登場しました。
②透明感をアップ。仕込み系ラベンダーカラーが大人気
今季のトレンドカラーはなんといってもパープル。その中でもSUQQU『メルティング パウダー ブラッシュ』、ADDICITON『ザ ブラッシュ ニュアンサー』などをはじめ、今季は透明感を与える、仕込み系ラベンダーカラーが人気でした。
また、チークだけでなく下地やアイシャドウ、マスカラでもラベンター系カラーが人気を多く集めていた印象です。
③1品2役以上は当たり前。多機能コスメが注目を浴びる
マスクによる肌荒れ、在宅勤務が増えて生活リズムが変わったことで、フルメイクをする人が減り、なるべく肌に優しいメイクやケアがしたい方が増えたように感じます。
1アイテムで多機能に使えるマルチコスメも人気ですが、今季はクレンジング部門でも、クレージュ『クレンジングバーム ブラック』ほか、すべてが1品5役で使えるアイテムがランクイン。クレンジングだけに限らず、化粧下地などにも多機能性が求められており、これからますます多機能性は多くのアイテムに求められるのではないかと推測されます。
④眉毛も徐々に細眉に…? 眉系アイテムが市場を席巻
太眉のイメージがあったカイリー・ジェンナーやヘイリー・ビーバーなど、人気セレブやモデルたちも細眉にチェンジしていていて、トレンドの兆しあり。
2022年上半期は、パウダーももちろんのこと、細眉が描きやすいスティックタイプのアイブロウが多く見られたように感じます。特にメイベリンの新作『ブロウインク カラーティントデュオ』は、極細のペンシルと細いジェルマスカラが一体になっており、細眉を作るのにぴったり。
メイクは、景気や情勢を反映されるとされているそう。
景気が上向きの時は柔らかく凛としたイメージの眉毛やメイクが主流となり、逆に景気や情勢が落ち込んでくると強い印象の細い眉などが流行るとされています。今の世界情勢を考慮すると細眉ブームが本格的に来る日も近いのではないかと予想されます。
⑤デリケートゾーンケアが進化。専用ケアコスメが定着するか
ボディケア部門の1位にランクインしたのは、なんとデリケートゾーン用のクリーム。
数年前まで日本ではあまり馴染みがなかったデリケートケアですが、アメリカやヨーロッパではもはや常識だったこともあり、やっとここ数年でフェムテックなどの言葉とともに重要視されはじめました。
以前はサロン専売のアイテムが多かったカテゴリーですが、ドラックストアやバラエティショップなどで気軽に買えるようになったことで、これからより定着を見せるのではないかと推測されます。
5、秋冬のトレンドはどうなる?今、LIPS編集部が気になるトピックスを紹介
①ヘアケアがアツい。トリートメントを浸透させるガジェットも登場。
秋冬の大きなトレンドになりそうなのが、ヘアケアアイテム。
髪悩み別のシャンプーやトリートメントが多く登場しているのはもちろん、秋冬ではさらに多数の新作アイテムが登場する兆し。
さらに、ヘアトリートメントを浸透させるアイロンが登場するなど、おうち時間でのケアは、ボディケアからヘアケアにシフトする傾向にあるように感じます。自宅でもサロンのようなプレミアムなケアをしたいというニーズにマッチし、そういったガジェットがこれからますます注目を集めるのではないでしょうか。
②カラーメイクは、淡いニュアンスカラーから深めのビビッドカラーにシフト!
前回ご紹介した韓国のアイメイクトレンドでもご紹介したように、韓国アイメイクでは、いきいきとしたカラーが人気になっており、秋冬はビビッドやディープなカラーが増えてくるのではないか、と推測。22AWのファッションのトレンドカラー予測でも、パントン社から「パステルカラー」と「ビビッド色」が流行色と発表されたのも印象的です。
新作大賞から見てもわかるように、特にカラーメイクでは韓国トレンドが大きな影響を与えることからも、秋冬らしいビビッドやディープなカラーが、日本でも人気を集めるのではないかと予想されます。
③ドクターズコスメがより身近に。医療と美容の境目はますますなくなっていくのでは
近年ではユーザー自身が成分など美容への知識・関心が高まったこと、さらに美容医療も身近になってきたことで(ダーマペンなど)、医療と美容の境目はますますなくなっているように感じます。
そういった点からも、これまで少し敷居が高い印象だったドクターズコスメも選択肢の一つとしてユーザーから支持されるように。ENVIRON、ZO Skin Health、ナビジョンなどは、美容感度の高いユーザーからすでに注目を集めています。
ベストコスメはもちろんのこと、LIPS laboでは引き続きユーザーアンケートやクチコミの声をキャッチアップし、リアルなビューティートピックを紹介していきます。
取材協力/髙丘 美沙紀
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