犬と猫の歯の数
みなさんは、犬と猫の歯が何本あるのかをご存知ですか?
■ヒトの歯との違い
犬の歯は、乳歯が28本生えた後に生後4ヵ月~7ヵ月頃に乳歯から永久歯に生え変わります。成犬の永久歯は、全部で42本です。
猫の歯は、乳歯が26本生えた後に生後3ヵ月~6ヵ月頃に乳歯から永久歯に生え変わります。成猫の永久歯は、全部で30本です。
歯の形はするどくとがっており、獲物の肉を切り裂いて食べるために適した形をしています。
私たちヒトの永久歯は、全部で32本です。
歯の形は、犬や猫のようにとがっておらず、とくに奥歯は平たい臼(うす)の様な形をしています。食べ物を細かくすり潰して食べるために適した形をしています。
犬はヒトよりも10本も多く、猫はヒトよりも12本少ない歯を持っているのです。
なお、犬や猫の歯では、ヒトの小臼歯にあたる歯を「前臼歯(ぜんきゅうし)」、大臼歯にあたる歯を「後臼歯(こうきゅうし)」といいます。動物によって歯の呼び方も違うのです。
■噛み切るときには「機能歯」が活躍!
犬が食事をしている様子を観察すると、噛む際に奥歯をよく使ってることがわかります。
犬の上あごの第4前臼歯と下あごの第1後臼歯は、「機能歯(裂肉歯)」とも呼ばれ、食べ物を噛み切るために大きく発達していることが特徴です。
この機能歯は上下の歯がハサミのように咬み合わさり、食べ物を分断することができます。
動物の種類や主食の違いによって歯の本数や形は様々です。
他の動物たちを観察するときに歯についても見てみると面白いかもしれませんね。
私たちヒトが毎日歯みがきをするように、犬や猫にとってもお口の健康を保つことは大切なことです。
大切な家族である犬や猫たちの歯も、歯みがきをしてお口をキレイにしてあげましょう。
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