ワンちゃんやネコちゃんが顔の近くに寄ってきた時、あくびをした時、甘えて舐めてきた時などに口臭が気になることはありませんか? 今回は「ペットの口臭」をテーマに、口臭と口腔環境との関係などについても解説していきます。 犬・猫のお口のお悩み第1位は「口臭」 ライオン商事株式会社がペットオーナーにペットのお口のお悩みを調査した結果、ワンちゃんもネコちゃんもお悩みの第1位は「口臭」でした。 口臭の原因は? 口臭の原因は、大きく3つに分けられます。 「食べ物や食べかすなどが歯や口の中
皆さん、お外で暮らす猫ちゃんたちが、排泄しているところを見たことはありますか? 最近ではお外で暮らす猫ちゃんもだいぶ減ってきており、そのような光景を目にする機会も減ってきているかとは思いますが、屋外でいきいきと砂かきをしながら排泄する猫ちゃんの様子は、なんとも言えず愛らしいですよね。 しかしながら、最近の飼い猫ちゃんたちの中では砂かきをしない子たちが増えているとか…それはいったいなぜなのでしょう? 私たちのトイレが和式から洋式に移行しているように、猫の排泄行動も変化していると
大正12年9月1日に関東大震災が発生しました。その大惨事を忘れないために、また、夏~秋の時期は台風の被害が多い時期であることから、9月1日を「防災の日」とすることが制定され、9月は「防災月間」となっています。 皆さんの中にも、「防災の日」をきっかけに家族で防災について話し合いをしたり、地域の避難場所を確認したり、非常食としてストックしている飲料・食料品の賞味期限を確認した方もいらっしゃるのではないでしょうか? ライオン商事は「いつも清潔に、ずっと健康に、そして快適に。」を
唾液(だえき)とは”つば”のことです。実際に食べ物を食べていないときでも、美味しい食べものを想像したときや、梅干しなどすっぱいものを想像したときなどにも口の中に出てきますよね。 この唾液はどこで作られ、どんな役割があるのでしょうか? 実は、私たちの健康を保つために大切な役割があるのです。 ■唾液が作られる場所唾液は、唾液腺(だえきせん)と呼ばれる場所で作られます。 犬と猫には大きな唾液腺が身体に4つあり、それぞれ名前がついています。 ①頬骨線(きょうこつせん):ほほ骨の下の
子犬、子猫の乳歯は、永久歯よりもするどくとがっています。 この形をしているのは、子犬子猫同士でじゃれあって遊んでいる際に、 「噛んだら相手が痛がった」「噛まれたら痛かった」という経験をすることで、上手な遊び方や力加減を学び、社会に適応していくためと言われています。 ■犬と猫も歯が生え変わる乳歯は、犬では生後約3週間で、猫では生後2週間で切歯、臼歯、犬歯の順番で生え始め、生後約2か月で全ての乳歯が生えそろいます。乳歯の数は永久歯よりも少なく、ヒトが20本であるのに対し、犬では
令和3年6月4日~10日は『歯と口の健康週間』です。 厚生労働省、文部科学省、日本歯科医師会、日本学校歯科医師会が実施しています。 みなさんは、犬と猫の歯がどんな構造をしているかご存知でしょうか? ヒトの歯は平たい臼状の形をしていますが、犬と猫の歯は鋭くとがった形をしています。しかし、歯の形は違っていても歯の内部や歯を支える組織の構造は同じなのです。詳しくみていきましょう。 ■歯の構造歯はエナメル質、象牙質(ぞうげしつ)、歯髄(しずい)から構成され、その周囲を囲む歯周組織
2月はバレンタインシーズンですね。 近年では、自分用にチョコレートを用意する「ご褒美チョコ」も話題になっています。 1年で最もチョコレートが身近になるこの時期に特に注意したいことは、犬や猫のチョコレート中毒です。 犬や猫にチョコレートを与えてはいけない理由や、中毒症状、誤まって食べてしまったときの対処法についてご紹介します。 ■チョコレートなどに含まれる「テオブロミン」チョコレートの中には、カフェインとよく似た物質のテオブロミンという成分が入っています。テオブロミンは、チ
12月も後半に入り、クリスマスや年末年始などのイベントが続きますね。 その中でも気をつけたいのが犬や猫が「が食べてはいけないもの」を誤って食べてしまう「誤飲・誤食事故」です。 ヒトの食べ物や、部屋にある観葉植物の中には犬や猫に中毒症状を引き起こすものもあります。 どんなものに注意が必要かを知っておきましょう。 ■誤飲誤食は年末に多い!?ペット保険会社の調査によると、誤飲・誤食事故 は12月~3月頃まで多く発生する傾向が見られました。クリスマスやお正月などで来客が増えること
人においては、歯周病の初期は痛みなどの症状が少ないため、気づいたときにはかなり進行してしまう場合があるので注意が必要とされています。 今回は、歯周病がどのように進行してしまうのかをみていきましょう。 犬と猫の歯周病に気づくためのチェックシートもご紹介します。 ■歯周病のメカニズム歯周病は、歯肉(歯ぐき)でおこる炎症を総称しており、初期の歯肉炎にはじまり歯周炎へと進行していく病気です。 歯周病でおきるこれらの炎症は、主に歯と歯肉の間にたまった歯垢の中にいる細菌(特に歯周病
歯周病①では、歯周病がどんな病気なのかを取り上げました。 今回は、歯周病の原因となる歯垢(しこう)と歯石(しせき)についてのお話です。 ■歯垢って?歯垢は、食べかすなどをエサにして増えた細菌のかたまりです。 この菌の中に、歯周病の原因となる歯周病菌がいます。 歯垢はプラークとも呼ばれます。 歯垢の形成のはじめには、まず唾液中成分の糖タンパク質が歯に付着し、ぺリクルという層を形成します。この粘着性のある糖タンパク質に、口の中の細菌が集まってきて増えていきます。 その結果、
11月8日は「いい歯の日」です。 私たちのお口のトラブルの代表といえばむし歯と歯周病ですが… 実は犬と猫はむし歯にはなりにくく、歯周病がとっても多いんです。 テレビのCMや歯みがき用品のパッケージでもよく目にする”歯周病”って、どんな病気かご存知ですか? 犬と猫の歯周病について、全3回にわたって解説していきます。 ■歯周病とは歯周病とは、歯の周囲にたまった歯垢の中で歯周病菌が増え、歯周病菌が出す毒素などによって歯の周りの歯周組織(歯肉・歯根膜・歯槽骨・セメント質)に炎症
犬や猫と一緒に暮らしてみて気がつくことが多い、年に2回の恒例行事。 夏毛から冬毛へ、冬毛から夏毛へと1ヶ月程度をかけ毎日大量の毛が抜けて新しい毛に生え変わる換毛期は、いわばペットたちの『衣替え』です。 ペットたちにとって夏は涼しく、冬は暖かく過ごすためには、一気に毛が生え変わる必要がありますが、飼い主にとってはお手入れや毛の処理が悩みの種です。 ■換毛期のメカニズム換毛期は気温と日照時間に影響されます。 春になり気温が上がって日照時間が増えてくると、毛皮のコートを脱ぐよう
犬や猫の被毛はみな同じように見えますが、抜け毛が多かったり、少なかったり、あるいは季節によって抜け毛が目立ったりと、いっしょに生活しているとその違いに気がつくことがあります。この違いを理解するためには、犬や猫の被毛には大きく分けて「シングルコート」と「ダブルコート」という2種類に分けられることを知っている必要があります。 みなさんの愛犬・愛猫はどちらでしょうか? ■一次毛と二次毛ヒトでは、1つの毛穴からは1~3本の毛が生えていますが、犬や猫などの動物たちの体毛は1つの毛穴に
人だけでなく犬や猫を含めて、ほとんどの哺乳動物は身体に毛が生えています。動物のからだの表面をおおっている毛のことを被毛(ひもう)と言います。動物種によって長い毛、短い毛、ふわふわな毛、ツンツンと固い毛…など毛の種類はさまざまですし、毛の量も豊富なものから、ほとんどないものまで多種多様です。 みなさんのペットはどんな被毛をしていますか? ■毛とは毛は、皮膚の表面が角質化してできた皮膚の付属器官です。 動物達の毛は全身のほとんどをおおっていて、皮膚の保護、保温、防水などのからだ
みなさんは、犬と猫の歯が何本あるのかをご存知ですか? ■ヒトの歯との違い犬の歯は、乳歯が28本生えた後に生後4ヵ月~7ヵ月頃に乳歯から永久歯に生え変わります。成犬の永久歯は、全部で42本です。 猫の歯は、乳歯が26本生えた後に生後3ヵ月~6ヵ月頃に乳歯から永久歯に生え変わります。成猫の永久歯は、全部で30本です。 歯の形はするどくとがっており、獲物の肉を切り裂いて食べるために適した形をしています。 私たちヒトの永久歯は、全部で32本です。 歯の形は、犬や猫のようにとがっ
災害時にペットを守れるのは飼い主さんだけです。 いつ起こるかわからない災害に備えて、ヒトだけでなくペットのための防災グッズや避難方法についても見直しておきましょう。 この記事は、環境省の『災害、あなたとペットは大丈夫?人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>』を参考引用して作成しています。 出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/) ■備えておきたいペットの防災グッズ一般的に3日~5日以上の避難生活に備えることが求められていますので、