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西美濃八十八人衆ピアノコンサート ごきげんバンドで出演しました!

とにかく、摩訶不思議なコンサートに出たんです

2024年11月1日、西美濃八十八人衆ピアノコンサートに出演してきました。
4月のある日、出演依頼を受けたときには「ゲーム音楽のピアノコンサート」で、行ったことのある会場だから出てみようかな、くらいの認識だったのだけど、出演してみてとにかく驚いたのでnoteに書いておくことにしました。
このコンサートの配信は2024年11月30日までなので、それまでにnoteを書き終えているか微妙なのですが、とりあえず書き始めます。
ちょっと長いけれど、写真もいっぱいあるからお楽しみください。

そこには、私の知らない別世界が広がっていたのです。

西美濃八十八人衆って、なに?

まず、オファーを受けた時点で私が理解していた情報はとても少ない。
連絡があったのはイベント制作会社のプロデューサーさんからのメールで、礼儀正しくきちんとした内容で感じがいい。
ただ「西美濃八十八人衆ピアノコンサート」というタイトルの意味がわからず、webのコンサートの案内を見てもその内容がつかめない。
とにかく私が音楽を担当したゲーム「俺の屍を越えてゆけ」の音楽を何曲か演奏してほしいということで、他にもピアニストが出演する、ということだけはわかりました。

「西美濃」というのは岐阜県西部。そこに、88人の何かのグループ、組織が存在しているのかしら? ゲーム好きな方だけ? まさか。

これをお読みの皆さんは「西美濃八十八人衆」をご存知の方が多いと思うのですが(というより大ファン!ですよね)、私の周りには知っている人が皆無だったので、とりあえずググってみました。
ん? YouTubeで男の方達が何かお喋りしている? 膨大なリストだ〜!
ちょっと聞いてみたけれど、私の知らない分野のことで内容を把握できない。
ただ、優しげな声で話し方も感じがいい。変な集まりではなさそう。
(すみません!そのときはそう思った!)

とは言え、なぜこのコンサートに出演依頼があったのかは相変わらず不明。
リクエストいただいた4曲を演奏するのはやぶさかではないし、打ち合わせの進め方もしっかりしていたので、とりあえず出演してみよう! と思ったのです。
理由は、コロナ禍が続いてコンサートに招かれて出演する形は久しぶりだったことと、そしていつもの自分のフィールド以外で仕事をすることに興味が湧いたから。
「西美濃八十八人衆」の正体も知りたいし。

具体的な打ち合わせに入る

いただいたメールには、ゲーム「俺屍」の楽曲から次の4曲を演奏してほしいとありました。

京の春 (穏やかなマップの曲)
対決  (戦闘シーン)
決戦  (戦闘シーン)
   (ゲームタイトル曲 歌)

自分で作曲した曲だけど、「花」以外はタイトルから曲が思い出せない。
これはゲーム音楽を作曲するときのあるあるだと思うのだけど、Aのつもりで書いてもBのシーンで使われたりすることがあって、最終的なタイトルと音楽の内容が作曲者の中では一致しないことが多いのです(私だけ?)。
そこで、サントラCDを聞いてみました。
ああ、この曲ね!

「京の春」はピアノだけで弾けそうだけれど、戦闘シーンの2曲はピアノソロより連弾の方がいいかもしれない。
「花」は元々ボーカル曲だけれど、ピアノソロがご希望なのかしら?
もし歌うのなら、オリジナルの音源を録音した「ごきげんバンド」とできたら最高じゃない?

などと、聴きながら思いついた内容をメールで投げかけてみた。
「花」はバンドで可能なら是非そうしてほしいとのこと。
それなら戦闘シーンもバンドで演奏した方が感じが出るかも!

そういうことなら、編曲は樹原孝之介に。
現役バリバリのゲーム音楽作家なんだし、隣の部屋で仕事してるから打ち合わせもすぐできる。
何しろ、私が作った「ピアノランド」で育ち、リンダ3と俺屍でゲームを覚え、気がついたら就職もせずいつの間にか作曲家になっていた。
ミュージカルやオペラを書き、ゲームでは「俺屍2」や「桃鉄ワールド」の音楽を担当している。
ただ、問題は彼がすごく忙しいこと。
半年先の本番とは言え、その前にミュージカル初演、ゲームやら広告関係、ピアノランドフェスティバルとピアノ曲のオーケストラ伴奏編曲(これは私関係の仕事)など作編曲と本番で埋まっている。
「10月末の直前になるけど、そこで編曲する時間を取る」とのこと。

よかった、何とか編曲のスケジュールが取れるなら出演できそう。

「では、ごきげんバンドのメンバーにスケジュールが空いているか聞いてみましょう!」ということになりました。

コロナ禍の中、「ごきげんバンド」としての活動はずっと休止していましたが、彼らそれぞれにいろんな場所での演奏活動は続けていたから、もしかしたら再開できるかもしれないという期待を胸に、みんなにメールを書きました。

最後にみんなと演奏したのは、2018年のクリスマスコンサート「樹原涼子のモードなクリスマス」でした。
懐かしすぎる。
樹原孝之介のバンド「くりーむぱんだ」が前座で出演、熊本地震の復興支援ソング「虹」を演奏してくれた回。
この年はジャズ界でそれぞれ活躍しているごきげんバンドのメンバーならではのプログラムで、「モード(教会旋法)」をテーマにした特別なクリスマスコンサートだったなぁ。

いろんな思いがよぎる中、3人から嬉しい返事が次々に送られてきた!
いよいよ、あの感動的なコンサートへの旅が始まることになった。

ごきげんバンド、5年ぶりのコンサート出演が決まる!

3人とも、11月1日(金)が空いていた! めでたい。

宮野弘紀 ギター
高尾幸宏 ベース
海沼正利 パーカッション
樹原孝之介 編曲 ピアノ


まずは、みんなのスケジュールを押さえて一安心したのだけど、そこから先が本当に大変だった。
8月の初めに、11/1のリハーサル日を決めようと皆のスケジュールを照らし合わせると、誰かの本番やらツアーがあってリハーサル可能日がほぼない!ということが判明したのです。
初めての曲が3曲もあるので、当日のゲネプロのみの合わせでは厳しい。
全員のスケジュールが合うのは、なんと本番の前日一日のみ……。
海沼さんがツアーに出ていて戻ってくるのが10/30で、31がリハーサルで11/1が本番2ステージ。
それぞれが自宅で練習する時間はほぼない、ということ。
中々怖いスケジュールです。

まぁ、でもメンバーは手練です。
その素晴らしい腕前を信じて、後は編曲を待つ。
その間、私は声の調子を戻せるようゆっくりと頑張ろう。

そう思っていたのだけれど、昨年から企画していた音楽会や審査の間にちょっと無理して入れた西美濃コンサートに続いて、どうしても断れない自分の新刊お披露目コンサートが入ってしまった。
出版時期が明確になってから、楽器店ホールと私のスケジュールを合わせたらここしかなかったのだ。
私は、無事にこの週を乗り切れるだろうか。
しかもその前の週も毎日レッスンや研修がびっしりだ。

西美濃コンサート前後が、超過密スケジュールになってしまったが……

10/27(日) 門下生による楽しい音楽会 主催
10/29(火)絵本作家五味太郎と樹原涼子が贈る素敵な世界
    『おんがくえほん こっけん』お披露目セミナー
10/31(木)西美濃ピアノコンサートリハーサル
11/1(金)   西美濃ピアノコンサート 昼夜2公演
11/3(土)  三重県津市ピティナ審査員 ミニコンサート付き
11/4(日)  公開レッスン

どれも私自身の楽曲を演奏したり解説したり審査したりするわけで、そもそも自分が始めたことから派生した仕事ばかりだ。
一つ一つ丁寧に、その日を全力で生きることしかない。

なんとか、「楽しい音楽会」も新刊お披露目セミナーも無事に終えることができた! でも、ホッとしている暇はない。

そして、リハーサル!

初めは渋谷の、1月のライブの会場でリハーサルを予定していたのですが、なんとその日はハロウィン当日で、渋谷界隈で車で楽器を搬入するのが難しいかもしれないことが判明しました。
代わりの会場をスタッフが探したところ、偶然にも、西美濃コンサートの会場である大田区民ホールのリハーサル室が空いていたので(!!)、前日はそこでリハーサルをすることに。
幸い、翌日のコンサートの仕込みもあって、スタッフの方々も見学と打ち合わせに来てくれました。
音響の打ち合わせは、現場で見て、聴いていただくのが一番。

心配していた孝之介の編曲も予定通り前日にできたので、当日みんなに譜面を渡して、いざリハーサル。
メンバーには元々のゲームの音源も渡しておいたのだけど、「こういうのはやってみないとわかんないから」と、宮野さんと高尾さんはやっぱりスルーしてて(笑)パーカッションの海沼さんだけしっかり聴いてくれていました。
いつも頼りになる海沼さん!

「京の春」「対決」「決戦」どれも、元は自分で書いているとは言え、編曲されたものを演奏するのは割と難しい。
効果音的な半音階とかめちゃめちゃ速い重音とか、数日練習すれば脳と手を繋ぐシナプスが出来上がって朝飯前なフレーズも、いきなりだと弾きにくいよね……という音型ばかりが登場している。
しかも、指揮者なしで、全員がしっかり数えながら弾かないと落ちてしまいそうな曲ばかり。(一体誰が書いたんだ!と思うけど、元は自分だから仕方ない……)
久しぶりにアドレナリンが出てくる。

数回演奏して慣れてくると、「ああ、明日行けるかも!」という感じになってきてよかった〜。
アンサンブルの中での自分のやるべきことをそれぞれが理解すれば、後は、お互いを信じて突き進むだけ。
なんか、空中ブランコみたいに、命を預ける感じに近い。

同じ時間と空間を、ごきげんバンドプラス孝之介の5人で共有するスリル満点のリハーサル。本番はもっとスリリングになるのかも。
最後は、長年演奏してきた「花」だから皆すぐに思い出して、いつものごきげんバンドのリハーサルの雰囲気にやっとなってきた。

さ、明日があるから、終わったら即解散!

西美濃八十八人衆ピアノコンサート

朝10時に楽屋に入る。
衣装のてるみさんも一緒で、いつものライブの雰囲気がしてきた。

11:15 サウンドチェックに続いてゲネプロ(通し)をするので、慌ただしい。
お互いの音さえステージ上でちゃんと聴こえていたらいい演奏ができるから、モニターの音量バランスがとても大事で、そこをしっかりチェックする。
これは、音響の人が頼りなんだけど、凄い偶然!
二日前の「楽しい音楽会」で音響を担当してくれた方が今回もブースに!!!
きっと大丈夫、と安心感が広がる。

当日のゲネプロを終えて
宮野さんのデビューアルバムにサインをもらった海沼さん!
3人とも、実は凄いミュージシャンなのだ


この日は孝之介が音楽を担当した「俺屍2」のファイルに楽譜を入れてきた。
他の書類に紛れないようにするため(これさえあれば本番を無事終えられる)。

楽屋ではいつも
あっという間に時間が経つ


すごく素敵なプログラム!


いざ、本番! 昼の部


出演してよかった〜! 大正解!
と思ったのは、ステージに登場したときです。
特に昼の部で登場した際の熱い拍手は、未だかつて経験したことがない熱狂を帯びていて、心から感激しました。
これは普通のゲームファンとは違う人達ね!
PRESS  STARTのときとは全く異なる雰囲気だ。
東京芸術劇場大ホールでオーケストラと「花」を歌ったときの観客と全然違う。
でも、何が違うんだろう。

「西美濃」っていったい何者? 再び疑問が湧いてくる。
目の前にいる皆さんはどうして私を知っているの?
この、温かくて和やかで、初めから何もかも受け入れてくれる雰囲気は?

私たちの出演はシークレットで友人にも話せなかったので、ちょっと寂しい気持ちを抱えて出演していたのだけど、その寂しさが一瞬で吹き飛んでいきました。
演奏前に、ちょっとだけ気持ちがほぐれてた。

関係者の皆さんには箝口令がしかれていたので、お客様は「俺の屍を越えてゆけ」を誰が演奏するのかをご存知ない状態です。
元々ピアノコンサートなので、5人もゾロゾロとステージに出て行ってどうやらバンドで演奏するらしい、誰が来たんだろう、と思われたのでは。

「こんにちは! ここに私をご存知の方は、いらっしゃるのでしょうか?」と質問したところ、熱烈な拍手をいただき、本当にびっくりしました。
ご存知ない方も、もしかして?と思ってくださったかもしれません。
「俺の屍を越えてゆけの音楽を担当した樹原涼子です」
会場の皆さんの笑顔がはじけて、なんだか凄い感じになってきました。

皆さんにご挨拶



そして、ごきげんバンドのメンバー紹介、編曲した樹原孝之介の紹介(ここでは、「俺屍2」と「桃鉄」の音楽を担当していることを紹介)して、インスト3曲の演奏を始めました。
バンドは流石、昨日初めて知った曲を何年も弾いてきたかのように演奏しているのを見ながら、珍しく、ちょっと緊張している私。

「京の春」「対戦」「決戦」と静かな曲から段々と盛り上がっていく。
演奏に聴き入る皆さんの集中力が増していくのがわかります。
もしかして、泣いている人もいる?


ごきげんバンドとのステージ
樹原孝之介 & 樹原涼子


連弾


ごきげんバンド
左から 高尾幸宏 宮野弘紀 海沼正利


3曲の演奏が終わりました。
孝之介がハケて、いよいよごきげんバンドと俺屍主題歌の「花」を歌います。
5年ぶりのバンドとの「花」。
昼の部、夜の部でも、このコンサートがきっかけでバンドとの活動を再開したことを話しました。
そう、オファーがなかったら、そのままずっと再開できなかったかも。
こんなにあったかいお客さまの前で、私たち、復帰できてよかったなぁと心から思いました。


「花」の歌詞は、自分でも本当に好き


「花」を歌うと、そこが私の庭のような気がする


「西美濃八十八人衆」との ご対面〜!


昼の部と夜の部の長い休憩の間に、西美濃さんがご挨拶に来てくださるとのこと。
いよいよ謎が解けるのかしら?

稲葉百万鉄さん(強そうなお名前!)と、がみさん(カワイイお名前!)。
「西美濃八十八人衆」はお二人のユニットですって!
お顔は出さないで声だけで出演されているそうですが、私達はお顔も拝見。

私が音楽を担当した「俺の屍を越えてゆけ」というゲームの実況をYouTubeでされていたご縁で出演のオファーがあったこと、私達の出演を大層喜んでくださっていることがわかって、私もとても嬉しくなりました。
「ゲーム実況」というジャンルがあることは聞き及んでいたけれど、まさか、その方達のファンがこんなに沢山いらして(だって、500人のホールが昼夜とも満席でしかも大変な抽選だったそうで、配信でも多くの方が聴いてくださっているとのこと)、お二人の実況を通じて俺屍や私の音楽を好きになってくださったのですね。

それで、あの独特のあったかい、親しみのある空気感が会場中に満たされているのか。みんなに愛されているのは、この西美濃のお二人だった!
いったいいつ頃からどんなお話をされてきたのでしょう。

何も知らないまま、演奏して申し訳ない!
そんな気持ちと、
こういう不思議な出会いがあるんだなぁと感慨深いものが込み上げてきて、
ごきげんバンドと私にとって忘れられない一日となりました。

お二人は、とても素敵な方でした。
そして、礼儀正しくて魅力的な声の持ち主。
サントラ盤と色紙をそれぞれお持ちになって、バンド全員でサインをさせていただきました。
ごきげんバンドのみんなも、「そうだったのかぁ」と言いながら謎だらけだった「西美濃八十八人衆」とご対面。
そして、プログラムの表紙の裏に隠された私たちシークレットゲストのプロフィールを感慨深く眺めて、まるで本みたいに豪華で凝った作りにみんな感動してる。


休憩時間に記念撮影


全貌が少しずつ見えてきた

本番が終わってから、やっと、ことの次第が分かりはじめました。
Twitter(Xだけどね……)で #西美濃ピアノコンサート を検索したら、様々な謎が解けていきました。

それから彼らのコンサートの感想の配信を聞いたり、生配信「ピアノコンサート同時視聴配信」に参加したりもして、ようやく分かりかけてきたところです。
俺屍のゲームの中で、「脇下一族」を生み出し奮闘されるところを実況されていたので、マップの音楽である「京の春」は一番よく聴いていらしたとか、だから、あの3曲にまつわる思い出が沢山おありなんだなぁとか。

出演されたピアニスト薮野遥佳さん、瀬戸一王さんとはコンサートで初対面。
彼らのリハーサルも本番も聴けなかったので、アーカイブ配信を見て、その素敵さに初めて触れました。
薮野さんはどういうコンサートか理解して出演されていたようで、どの曲も心から演奏されているのが伝わってきましたし、瀬戸さんとの連弾もとてもよかった!
お二人のステージでは西美濃さんの「元老院」のコメントが演奏に被さる形で途中から入って、微笑みながら演奏されていたのも印象的でした。
でも、元老院って何? まだ理解しきれていない……。

これまでの長きにわたる彼らの動画配信の上に成り立っているコンサートだから、一朝一夕に私が理解できるわけもなかったことも分かりました。
何も知らずに出演して、他の方の演奏を客席で聴くこともできなかったので、何があったのか、どういうイベントだったのか、輪郭だけでもわかってきて嬉しい。

そう、例えばクラシックファンでなければ知らないことが沢山あるように、西美濃ファンでなければわからないことが沢山あって、それを共有している仲間があんなにいるって素敵なことだなぁ。
みんなザリT(ザリガニって描いてあるTシャツ)を持ってたり、ザリせん(エビ味)食べてたりするんですね(勝手な想像です)。

ピアノランドファンの皆さんが当たり前のようにピアノランドシリーズ全巻を持っていて全曲を隅々まで知っていて、ピアノランドでピアノを教え、どの曲も伴奏できて、mp3の伴奏音源を使ってピアノを教えているのが当たり前のように、それぞれの世界に通じた人だけがわかることがあるのでしょう。

このご縁を通じて、私はこんなに多くの人に愛されている西美濃さんの魅力に触れて、もっと知りたいと思うようになりました。
こんな機会をいただき、世界を見る目をぐ〜んと広げてくださったことに、心から感謝したいと思います。

おかげで復活 樹原涼子とごきげんバンド

来年の1月26日に 樹原涼子 と ごきげんバンド “復活の歌”を開催することになったのは、このコンサートのオファーをいただいたおかげです。
せっかく皆で再び演奏する機会があるのなら、私たちのライブも再スタートしよう!と言う流れになり、バンドも喜んでくれたことがとても嬉しい。

小さな会場でのライブなのでもう満席ですが、noteを読んでくださった皆さんも、ぜひ配信でお聴きください。
稲葉さんとがみさんも、私たちの復活ライブを楽しんでくださるそうで本当に嬉しい!

そうそう、俺屍のゲームデザイナーである桝田省治さんは夜の部に来てくださっていました。来年のライブでは会場でお会いできるのが楽しみ。

1/26はせっかくの機会なので、今回演奏した「京の春」「対決」「決戦」をさらに磨いてお届けします。「花」はもちろん、演奏します。
そして、私が音楽を担当したもう一つのゲーム「リンダキューブ」の主題歌も久しぶりに歌います。
これも桝田さんのゲーム。本当に、ゲーム音楽との出会いをくれた桝田さんにも感謝の気持ちでいっぱいです。

2000年の、ごきげんバンドだ!

資料を整理していたらなんと、2000年のクリスマスコンサートのパネルが発掘されました。

日本橋公会堂でのクリスマスコンサートのパネル

写真を拡大してみた。

2000年のごきげんバンド


こちらは来年1月26日のリーフレット。

2025年の復活ライブ

そして、裏面は復活コメントとみんなのプロフィール。
25年前には参加していなかったコーラスのくーこさんは、今ではなくてはならない存在です。
そして、25年前には坊やだった孝之介もしっかり助けてくれていて、時の魔法を感じます。

西美濃コンサートのプログラムのために
みんなからもらったプロフィールを使いました


こうして、風が吹けば桶屋が儲かるみたいな流れで、西美濃八十八人衆のおかげで活動を再開したので、みんなで頑張ってみようと思います。
西美濃ファンの皆さんも、応援していただけたら幸いです。
どうぞよろしくお願いします!


カーテンコール

カーテンコールで、出演者全員集合。

会場からの眺め、こんな感じだったのですね!


左から、瀬戸一王さん 高尾幸宏さん 樹原孝之介


樹原涼子 宮野弘紀さん 海沼正利さん 薮野遥佳さん


あれから過労で風邪をひいてしまいnoteをなかなか仕上げられず、とうとう配信最終日目前に公開することになってしまいましたが、終わってからでなくてまだよかった。
コンサートのアーカイブは、11/30までとのことです。

最後に、稲葉さん、がみさん、素敵な経験をさせていただき、どうもありがとうございました。
御礼に私の最新刊、五味太郎さんとの共著『おんがくえほん こっけん』をお送りしたので、楽しんでいただけたら幸いです。

そして、コンサートに関わってくださった多くのスタッフの皆様、ありがとうございました。
西美濃ファンの皆様にも沢山の声援をいただき、感謝の言葉もありません。
この思い出は、ずっと大切にします。

         樹原涼子より、愛を込めて

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