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#5ビール市場について

別の投稿でクラフトビールフェスに行ってきた流れから、今回は、日本のビール業界についてご紹介させていただきます。

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ビール業界の市場規模

2021-2022年のデータによると、日本のビール業界の市場規模は約2.9兆円です。この数字には、ビール、発泡酒、新ジャンルなどのビール類が含まれています。

近年は少子高齢化や若者のビール離れが進み、国内市場は縮小傾向にあります。特に2020年度のビール課税数量は前年比22.5%減少し、出荷量も大幅に落ち込んでいます。

市場の縮小が進む一方で、ビールメーカーは家飲み需要やReady To Drink(RTD)市場拡大を背景に、新たな需要喚起を狙っています。

市場シェア率

日本のビール市場は、4つの大手企業、アサヒビール(36.5%)、キリンビール(35.7%)、サントリービール(16.2%)、サッポロビール(11.6%)が市場の99%を占めています。

クラフトビール市場

クラフトビール市場は、近年、消費者の嗜好の多様化に伴い、人気が高まっています。クラフトビールとは、小規模な醸造所で伝統的な製法を守りながら製造されるビールを指します。

キリンやアサヒといった大手ビールメーカーもクラフトビール市場に注力しており、特にキリンはアメリカの大手クラフトビールメーカーを買収するなど、積極的に市場シェアを拡大しています。

  • 2022年度の売上金額: 360億6500万円

  • 国内出荷数量: 4万3745キロリットル(2019年度比24%増)

  • ビール系飲料全体に占めるシェア: 0.95%(2019年度比0.26ポイント増)

ビール市場の動向

新型コロナウイルスの影響により、外食産業向けのビール消費は大きく減少しましたが、家庭向けビールやRTD製品の需要は増加しました。

また、2026年に予定されている酒税一本化により、ビール、発泡酒、新ジャンルの税金が統一される見通しです。


消費者の嗜好

近年、消費者の嗜好は変化しており、特に若者や女性の間でビール離れが進んでいます。代わりにチューハイやハイボールなど、低アルコール飲料の人気が高まっています。

また、健康志向の高まりにより、糖質オフやノンアルコールビールの需要も増加しています。ビールメーカーはこうした消費者ニーズに対応した商品開発を進めています。


税制による今後の影響

2026年に予定されている酒税一本化はビール市場に大きな影響を与えると予測されています。

ビールの税金は引き下げられる一方、新ジャンルの税金は引き上げられるため、価格差が縮まり、消費者の選好が変わる可能性があります。

この税制改正は、ビール業界全体にとって新たな戦略を模索する重要な転機となるでしょう。


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