樹木希林

なんとなく樹木希林

「なんとなく今日はカレーを食べたい気分だな」って日が誰にでもあると思うんですよ。でも、「今日は樹木希林の日だな」って日は滅多にないと思うんですね。でも、土曜日に偶然、奇跡的に樹木希林の本を読んだり、映画を観たりしたい欲求が私の胸に到来したので、このチャンスを逃すまいと思って本屋で樹木希林の本を買いました。(16日のめざましテレビで知ったんですが、書籍人気ランキング3位なんですね、樹木希林さんの本)

私は樹木希林さんについては、全くと言って良いほど詳しくありません。ロック歌手兼旦那さんでもある内田裕也さんと肋骨にヒビが入るほどの大ゲンカした、という情報ぐらいしか知りません。(重箱の隅をつつくような情報を覚えるのは得意なんですが、プロフィールだとか受賞歴だとか、王道の情報覚えるのは苦手なんです)


本の内容は、樹木希林さんがお亡くなりになるまでの間に語った言葉のいくつかがまとめられています。どの言葉にもユーモアと少しの毒があって、それが興味をそそられる。「人生は「哀しき」で終わる」という言葉が出て来たかと思えば、「おごらず、他人(ひと)と比べず、面白がって、平気に生きればいい」というフレーズが出てきたり。いい意味で、樹木希林さんの言葉に緩やかに振り回される感じがあって、読んでいて心地よい感覚になれる本だと思います。


樹木希林さんの本を読んだら、次はやはり映画だろうかと思って、色々と調べました。そうしたら、現在、東京都杉並区阿佐ヶ谷にある「ユジク阿佐ヶ谷」にて”樹木希林さんから教わったこと”というテーマで『万引き家族』『モリのいる場所』『日日是好日』などの映画が放映されています。(これから放映予定のものもあります。やったね)

もしかしたら、ユジク阿佐ヶ谷の方も「今日は樹木希林の日だな」となったのかもしれません。いえ、冗談です。きっと樹木希林さんが亡くなられたので、特集を組まれているのだろうと思います。

お時間に余裕のある方も、そうでない方も、もしよければ映画館にて樹木希林さんにお会いしてみてはいかがでしょうか?

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