クリスマスクッキー、はじめました
ドイツでは、クリスマスを待つこの時期に家庭でWeihnachtsplätzchen(ヴァイナハツプレツヒェン)と呼ばれるいろいろな種類のクッキーが焼かれます。
こどもたちの通った小学校では、放課後に保護者も一緒に学校に集まってクッキーを焼く会が開催されていました。そういうときはおばあさまたちも大活躍!
クッキーを焼く会なのに、どーんと大きなケーキも持参という力の入れよう。笑
小学校を卒業してギムナジウムに上がっても、それぞれの家から持ち寄ってクラスでちょっとしたパーティを開いたり、生徒会がチャリティー販売したり、どこに行ってもこの時期はクッキーだらけという印象でした。(ここ2年は自粛という話も聞きます。寂しいものです)
そんなわけで 否応なく 自然と私も作るようになり、レシピも増えていきました。
最近はイタリアやフランスのレシピも加えたりして自由に楽しんでいます。
さて、私がこの習慣を知ったのはフランスにいたとき。
すぐ近所のお宅にオペアの制度を利用して来ていたドイツ人留学生がせっせと焼いていたのでした。
語学学校に通っていた彼女。フランス語のレベルがほぼ同じだったこともあり、私たちはこどもの学校の送り迎えのときによく話をするようになっていました。
そのチョコレートが半分かかった型抜きクッキーがおいしくて、レシピをもらって作ったのが最初です。
このときはまだ、このあとドイツに住むことになろうとは思っていなかったのですが(笑)、来てみて「なるほど」と納得したのでした。
というわけで、今年もまわりからだいぶ遅れてはおりますが、やっと始めました。
まずはVanillekipferl(ヴァニレキプフェル)から。
バニラがふんわり香る三日月クッキーです。
幸運を呼ぶという「馬蹄形」にすることも多いですかね。
卵は卵黄のみを使用し、アーモンドパウダーもたっぷり入るのでほろほろ食感。
寝かせると少ししっとり感が加わる真ん中のぷっくりした部分と、さくさくな両端のコントラストが楽しいクッキーです。
これから作る(たぶん…)他の種類も「つぶやき」でお伝えしていこうと思いますので、また覗きに来てくださいね。では!