旅のすきま|イスタンブール
きょうは旅の途中で出会ったいろいろをランダムに紹介してみます。
今回利用したトルコのLCC「Ajet」、機内サービスは希望者のみで有料。
お弁当的なものはソフトドリンクつきで18€(カード払いの場合)。見るだけで注文はしない。
空港を出て地下鉄に乗りホテルの最寄り駅まで、とにかくこの広告が連なっていた。最初はクレンザーなどの洗浄剤関係かな、と思ったが、ペンキだった。
今年は日本とトルコ外交関係樹立100周年。
12月には秋篠宮皇嗣殿下と紀子妃殿下がトルコを訪問される。
イスタンブールの街にもこういったパネルが多く掲げられていた。
公募で決まったというハート型のロゴは、トルコで愛され国花にもなっているチューリップと、日本の桜が取り合わされていてちょっとジーンときた。
トルコの街角にはとにかくネコさんが多い。「わー♡」とか言ってさまざまなアングルで撮りまくっているのは到着したばかりの観光客で、見慣れてくると「お、またいるな」ぐらいのテンションに落ち着いていく。笑
と言いながらけっこう撮っていた。
こちらはテラスで食事中に窓枠の台に乗ってきたキジトラさん(ていうのかな)。
確固とした信念で訴えかける目力がすごい。
椅子やテーブルに手をかけたりするが、絶対に食べ物やからだには触れてくることはない。
一般的にイスタンブールで出会ったネコさんたちは人慣れしていて一見フレンドリーだが、とてもしたたかだ。うまく距離を保ちつつギブアンドテイクを成立させていくという巧みさは、歴史の中で培われてきたスキルなのだろう。
デキるチーママ、みたいだ。
スルタンアフメト広場の「トトメス3世のオベリスク」。
390年にエジプトからここに持ってこられたものとされるが、元は紀元前1490年にルクソールに建てられたもの。つまり、3500年前にできたものだ。気が遠くなると同時に、この状態のよさに驚く。日本橋高島屋あたりの壁に一部をしらっと紛れ込ませてもわからないだろう。
高さ20mほどだが、実際はこの下にまだ10mあったらしい。
アヤソフィアの中にはこんなシールがたくさん。
3Dレーザースキャナ計測のターゲットとのこと。
トルコも比較的地震の多い国。建物の歪みなどをいち早く知ることは重要だ。
アヤソフィア近くの街灯。背丈ぐらいの低い位置にあって行き交う人たちを照らす。なんだか気に入った。
朝9時半のイスタンブール旧市街のシルケジ駅。
あまり鉄道は利用されないのか、この時間でも閑散としていた。
サッカーファンのみなさま、お待たせしました。
イスタンブールを本拠地とするサッカーチーム「ベシクタシュJK」の本拠地スタジアム。ベシクタシュはガラタサライ(知ってる)、フェネルバフチェ(知らない)と並び、トルコでは強豪に名を連ねるらしい。
トプカプ宮殿の隣、国立考古学博物館前に打ち捨てられたようにある遺物の数々。ネコさんのおうちになっているかもしれない。
印象的だったトプカプ宮殿のテラス。
ボスポラス海峡を渡ってくる風が心地よかった。
夕暮れのイェニ・モスク。
イェニ・モスクは「新しいモスク」という意味だが、完成は1663年。日本の江戸初期にあたる。
最終日の夜に散歩。こちらは中央郵便局。日中の夏の気温も夕方には涼しく。
滞在中はお天気に恵まれ、ほぼ雲を見ることはなかった。
イスタンブールで印象的だったものを一言で、と言われれば「青」と答えるだろう。空の青、海の青、モスクの屋根の青、美しいタイルの青……
また違う季節に訪れたい。