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ふたつの元旦

冬のあいだはどんより曇った日の多いドイツだが、元日はよいお天気に恵まれた。

年末には20℃まで上がるという記録的な暖かさとなり、元旦も日の出前でも8℃。

これは初日の出を見に行くしかない。

少し出発が遅く、山道に差しかかる前に明るくなってきた。

本当はこのぐらいのころから山頂にいたいところ


このあたりはドイツ有数のワインの産地で、麓は一面のぶどう畑となっている。
帰りに寄って少し散歩した。

雨の多かった年末。ところどころに水たまりが


穏やかな元旦。
まだまだ不穏な気配が消えない世界。目を背けることなく、しかしこういうひと時も心にとめながら、一日一日を過ごしていきたいと思う。


実は3年前、2020年の元旦にも同じ場所を訪れていた。

その年も晴れ間が出る予報となっていたが、気温はマイナス8℃。そんな日は決まって濃い霧が出る。

その時の様子がこちら。

こんな具合だから山頂まで行くのは諦めてぶどう畑に車を停めた。


2020年元旦



足元からの冷気ですぐに冷えきってしまう


同じ場所で対象的な元旦を過ごした。
どちらも思い出深い。

どんな日も特別な一日。そんな思いも新たにした。

改めまして、みなさまの2023年が彩り豊かなよき一年になりますように!
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

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