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峠の小さなヒュッテで

仕事の日程がすべて終了して解放された夫。
翌日はアルプバッハの裏手の山へ行ってみた。

こちらのコースの左半分を歩いた。(コース中央の白い線のギザギザで下山)

komoot.deのページ より


ちょうどジグザグの上りに入るあたり
これを撮っている背中側が山になっている


カメラ目線の方が…



ゆっくり登って30分ちょっと、ギザギザの半分あたり(地図でぐちゃっと線が込み入っているところ)に軽く食事のできるヒュッテがあった。

これは寄りたい!と思うでしょう?
でもここには寄らずにさらに少し登る


山小屋のそばにいた親子
八千草薫さんのような可憐でエレガントな雰囲気のお母さんに励まされる


カーブをいくつか登ったところにベンチがあった。ここでひと休み。

まわりにはかなりの量の牛のフン
踏まないように…


軽く昼食にする
チロル名物の燻製生ハム「シュペック」とアルプバッハ産の胡椒入りチーズ


こういうのも山の楽しみのひとつ。風が吹き抜け、汗もすっと引いた。
「ヒュッテで食べるの夢だったのに」とか文句を言いかけたのも忘れる。


ここで戻ってもいいかな、と思っていたものの、食べたら元気が出た。笑
さらに登ってみる。

「牛小屋バー」らしい
営業している様子はなかった
ここは「そり」で有名らしいので冬に開くのかも


坂道慣れしたのか、最後はそれほどきつくなく峠に到着。
ここにも小さなヒュッテがある。かなり傷んだ家屋で、裏手の(たぶん)トイレは使いものにならない。

ビショファー・ヨッホ


近くまで行ってみる


ところが!
中は予想外の設いに!

むむ、これは!



意外とちゃんとしたセルフサービスのコーヒーマシンではないですか!

軽く場違い感……
でも世界一幸運なマシーンかも
コーヒー、カプチーノ、マキアートなどすべて1€


外のベンチに座って、向かいの山を眺めながらコーヒータイム。

1€コインがひとつしかなく、一杯だけ
ふたりで分けて飲んだ


さて、帰り。
横道で下りてみることになった。(そう言うと思ったよ…)

ここにも牛のフン



そしてこうなり……



ぶつぶつ文句を言いながらも、村へ下りる道に出た。


あとはジグザグ下るだけ。



思いがけず「峠のコーヒー」も飲め、楽しいハイクになった。釜飯があったらもっとよかったけど。

旅の後半に移った貸アパートに帰って、冷えた辛口のムスカテラーで乾杯。

特にこの地方のものではないものの、前回グラーツ🇦🇹の丘で飲んだムスカテラーが気に入ったので…


もう少し山の話題が続きます。
よろしければまた。

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