vol.8 【My Daily Life with "stojo"】
My Daily Life with "stojo"
「コーヒー買ってきます!」
仕事がある程度片付いて、ちょっとひと息つきたい気分だ。外は快晴、自転車に乗ってあの街角のカフェまで行こう。
金沢の人気カフェ&ロースタリー「Townsfolk」は、街の"止まり木"のような存在だと思う。浅煎りの美味しいコーヒーと静かで心地よい空間が、身体を休め心まで癒してくれる。
お店に入り、バッグから「stojo」を取り出した。折りたたんでいつも持ち歩いている、お気に入りのマイタンブラー。かさばらなくて便利だし、グリーンの混じったニュアンスカラーはこなれた雰囲気を演出できる、ような気がする。
しかも、Townsfolkさんはマイタンブラーでテイクアウトすると、ちょっとお得な特典があるんだって。
「お待たせしました!」と言って、ホットカフェラテと一枚のカードを手渡してくれた。(ちなみにstojoはスリーブ付きだから、ホットでも持ちやすいのが嬉しい)
「5REDUCE ¥100DISCOUNT」と書かれた紙に、今回オーダーした「Cafe Latte」の文字が追加されている。このお店で5回のリデュース(使い捨て容器削減)をすると、次回100円割り引きしてくれるそうだ。
次の仕事の打ち合わせまでまだ余裕があったので、ラテをテイクアウトして近くの玉川公園で休憩していくことにした。公園の端っこに自転車を止めた。
日差しのぽかぽかを背中で感じるが、風はまだすずしく乾いている。木々のあいだを歩く足取りは軽い。これだから春って素晴らしい。
桜の木の、根元の窪みに、落ちたツバキがたくさん集められて赤い小山ができていた。明らかに人為的な集まり方をしていたが、それは美しい感性だと思った。ラテを啜る。エスプレッソの深い苦味をミルクが包み込む。
玉川図書館のレンガに腰掛けて、ラテ片手に気取ってノートを広げてみたけれど、特に何を書くわけでもなかった。でもそのノートには、高校時代の政治経済の先生が、卒業の時に渡してくれたメッセージ付きの小さいメモが挟まっている。
「卒業おめでとう。恋はきっとかなう。かなうために愛すること。
政経 Mより」
メモの端は少しやぶれ、滲んでいてもう読めない文字もある。それでも繰り返しこのメモを見るたび、その言葉の意味を考えたりする。
先生は、一人の教え子が、何の気なしに書いて渡したそのメモを未だに持っているなんて知ったら驚くだろうか。ラテを飲み終える頃には、心までほっこり満たされていた。
よし、もうひと頑張りするぞ。
マイタンブラーを、ぎゅぎゅっと畳んでバッグに仕舞い、公園を後にした。
Original Stojo
【金沢市内】環境配慮に取り組むカフェ
LINNAS Kanazawaの近くにも、サステイナブルなアクションを地域に意識付けるため、「マイタンブラーの持参でディスカウント」など、地球にもお財布にも優しい取り組みをしてくださってるカフェは多くあります。
「ひとりひとりの消費と無駄を無くすこと。」それがいつか必ず当たり前になり、今よりも豊かな未来が実現しますように。
ゴミの削減に取り組む、街なかの素敵なカフェをご紹介いたします!
GOOD4LIFE 36CAFE
駅西のカフェ。
芸術的なラテアートが大人気!
・マイタンブラー持参で30円引き
・Stojo持参で50円引き
Pessoa Coffee Roasters ペソアコーヒー
自家焙煎コーヒー専門店。
金沢市新竪町商店街にて営業。
・マイタンブラー持参で50円引き
・アイスコーヒーのボトルリフィルでボトル代オフ
Townsfolk coffee
※マイタンブラーを使用することで、SDGsの「目標12 つくる責任 つかう責任」「目標13 気候変動に具体的な対策を」「目標14 海の豊かさを守ろう」「目標15 陸の豊かさも守ろう」の4つを実現できます。
まだマイタンブラーをお持ちでない皆さん、ぜひお気に入りのタンブラーを手に入れて、心地よいライフスタイルを。
Text.CHICHI