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新人賞
皆様、おはようございます。
私は銀行員3年目に住宅ローンの新人賞で2位になりました。
今日は、その時の事をお伝えします。
先ず私は同期よりも少し早いタイミングで得意先係(外回り)となりました。1つ上の得意先の先輩が12月末で異動となり、1年目の1月から営業となりました。
私の担当した地域は、法人が極めて少なく、個人の住宅地がほとんどで、西に進めば、隣の支店のエリアでした。
担当先の法人先のほとんどに融資を借りて頂いたので、3年目の下期には融資案件の見込みがありませんでした。
営業であれば、融資の営業成績を求められるので、これには困りましたが、ほとんどの担当先が売上高1億円未満の企業がほとんどなので、融資を頻繁に借りる事は逆に業績不振に繋がりかねません。
なので考えた末に、「住宅ローンの借り換え」を目標とする事に自分で決めました。
エリア内に住宅分譲地が多くあるので、「住宅ローンを借りている家も沢山あるはず!」と考え、「2か月で結果を出すので、住宅ローンをやらせて欲しい」と上司に直談判しました。
自分でも結構思い切った事を言ったなと今でも思いますが、この時の経験というのは、その後の営業の経験に非常に生きています。
(営業ノウハウについては、別の記事でご紹介予定です)
この時は徹底的に個人宅を開拓しました。
徹底的に個人宅を回った事で、家を見たら築年数が何となく分かる様になりました。
お家の方と会う為に、時間帯を変えて何度か訪問し、朝、昼、夜と3度同じ家に訪問する事もありました。
とにかくお家の方と会う事を最優先にし、お会い出来たら、自己紹介から雑談で会話を行い「3分間」話をする事を心掛けました。
3分間というのは自分で定めた設定時間で、「3分間会話が続かない方とは、住宅ローンの様な家計に関わる深い話はできない」と考えて、割り切っていました。
人間合う合わない人はいますし、合わない者同士が初対面で打ち解けるのは非常に難しい。
短期間で多数の人と会った事で、「自分に合う人」を見極める感覚を養う事が出来ました。
また、この経験は今となっても有益な成功体験になっています。
名刺とチラシを片手に、朝昼晩と分譲地を靴底をすり減らして開拓し、次第に案件も増えていきました。
一つ一つの案件を積み上げて、最終的に新人部門で2位の成績をおさめる事が出来ました。
この成功体験は、後々の社会人人生において、心を支える拠り所となりました。