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二代目社長から学ぶ!ベテラン社員との軋轢解消法

実は私の実家は、代々続く材木商を営んでいました。
代々といってもわずか二代(笑)
私が三代目の予定でした。
↑↑↑↑↑
代々という言葉を使ってみたかっただけです・・・


知らないうちに実家が廃業・・・

祖父が創業して、父が後を継ぎました。
祖父は、材木の卸業と製材所をやっていました。
毎日、製材機が動いており、木箱を製造していました。
社員も何人かいました。
ですが、木箱の需要なくなり、段ボール箱の時代になりました。
結果、製材はやめて材木卸に特化しました。
毎日、大工が作業小屋で仕事をしていました。
木くずに囲まれて少年時代を過ごしたわけですが・・・

私がまったく材木業に興味を持つことができず、何を間違ったのか、、、
13歳の時、エンターティメント業で生きていこうと決心したのです。
一心不乱にギターばかり弾いて上京して音楽活動を始めました。
早い話、それが原因で長谷川材木店は、後継者不在のまま廃業・・・
しかも、廃業して数年経ってから、私は廃業の事実を知りました。
そんなことで、後継者になり損ねて創業者になったという変な経歴の私です。
ですが、経営コンサルタントをやっていると、社長(父)と後継者(息子)の軋轢や後継者の苦しみを見てきました。
そこで今回は、一番印象的な後継者の話を紹介します。


二代目社長、四面楚歌・・・

その後継者は、社員20人程の建設会社を経営する父親の長男です。
修行という名目で都会の建設会社に数年勤務して、生まれ故郷にUターンしました。
もちろん、社長になるためにです!
だけど、社長なんて名ばかりで、

「ベテラン社員との軋轢・・・」
「社員が言うことをきかない・・・」
「何か言うと反発される・・・」


こんな毎日だったそうです。
ベテラン社員にしてみれば、二代目社長のことを鼻たれ小僧の頃から知っているわけです。
現場のことなどよくわからないくせに、やたらと指示命令をする若造程度にしか思っていません。
職人系の会社では、ありがちなケースです。
先代社長が採用した社員ばかりのうえ、マネジメントなんて大嫌いですから・・・
若社長の味方がいないわけです。

「先代社長の言うことは聞けるが、若社長のことは聞きたくない!」

このような状況が、しばらく続いたのですが、この後、見事に和解したのです。


二代目社著の秘策とは?

若社長は、原因は自分にあるのではないか?と自問自答しました。

「社長だから何でも知っていなくてはいけない!」
「社員のお手本に ならなくてはいけない!」
「社員に質問されて もすぐに答えられなければいけない!」


こんな感じで肩肘張って、理想の社長を目指して孤軍奮闘していたのです。
このような姿勢が、社員の反発を招いたのでしょう。

そこで、ベテラン社員にこんなことを言ったのです。

「社長になってしばらく経ったけど、よくわからないことばかりで正直なところ困ってるんだ。わからないことがあったら皆さんに聞くので教えてほしい」
と頭を下げたのです。

このことがきっかけになり、ベテラン社員との人間関係は非常にスムーズになったという話です。
これは、なかなかできませんよ。

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